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世界で一番エッチでセクシーなボーカリスト

ノートパソコンのハードディスクがお亡くなりになり、買い換えか修理か悩んでいた。

Windows11は僕のようなトーシロには時期尚早。かといって今さら「薄い機械」を新品で買うのもなあとぐじぐじ考えていたところだった。

結局買ったお店で長期保証の保険に加入していたことを思い出し、ハードディスクの交換をしてもらった。

さて、新HDD搭載で生まれ変わったノーパソにitunesアプリを再度DLし、十代のころから買い集めたCDアルバムを、再びせっせと読み込ませている。

今夜の作業は稀代のヴォーカリスト、ロバート・パーマーのアルバムたちだ。

ロバートパーマーは1949年英国に生まれ、1972年にバンド「ヴィネガー・ジョー」のボーカルとしてデビュー。三枚のアルバムを発表した。ソウルフルな彼の歌声は評価が高く、1974年にアルバム「スニーキン・サリー・スルー・ジ・アリー」でソロデビュー。以降精力的にアルバムを発表し続けた。

玄人好みの渋いブルーアイドソウルシンガーで高名なミュージシャンにもファンが多い。

1985年、彼の大ファンであるデュラン・デュランのギタリスト、アンディ・テイラーの熱烈なラブコールに応え、バンド「ザ・パワーステーション」にボーカルとして参加。アルバム「ザ・パワーステーション」は全世界で大ヒットとなった。

(彼はレコーディングとテレビ出演のみでバンドを脱退し、ライブツアーにはマイケル・デ・バレスがボーカルとして参加。この編成で「特捜刑事マイアミバイス」に出演し「Get it on」を披露している。パーマーとは一味違うパワフルなボーカルは聴きどころだ。)

この人気を追い風に制作されたアルバム「リップタイド」からシングルカットされた「恋に溺れて」は全米No.1ヒットとなり、グラミー賞の最優秀男性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞した。

僕が彼を知ったのはこの頃。無表情でセクシーなお姉さんたちをバックに、スーツをビシッとキメたパーマーが歌うPV。これがMTVやベストヒットUSAで盛んに放映されて、この今でいう「イケオジ」ぶりにノックアウトされてしまったのだ。

女性を大勢侍らせてもスケベにならず、かっこよいオヤジは少ない。ロバート・パーマーはその筆頭といってもいい。こういうオヤジになりたいものよと、憧れているのである。

以降、ニューアルバムが出るたびに買い集め、聴いてきた。平行して「ザ・パワーステーション」以前のアルバムも集めた。

パワステ以前のアルバムは、ジャケットがもう下心全開で、なんて女好きなんだこの人はと呆気に取られるばかり。しかし不思議とやらしくないし、パーマーおじさんなら仕方ないかなと思ってしまうのである。それでいて歌はもうブラックでファンクで、ソウルなのだから、もうなんとしたことか。

世界一エッチでセクシーなボーカリスト、ロバート・パーマー。改めて聴いてみると、男性ボーカルの良さを改めて思い知るのである。

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