転職活動における職務経歴書の書き方

私は以前に約3年間、人材紹介会社にてCAをしていました。私自身2度の転職を経験しており、その時に考えていた内容をいくつかに分けてこちらに残します。第1弾は、職務経歴書の書き方についてです。一般的な職務経歴書の書き方については、あらゆる本やネットの情報にお任せします。ここでは私が思うことを思いつくままに書き残します。記憶に残っているもの、無意識に行っていたことを意識下に持ってきながら記したいと思います。

キーワードは「一気通貫」です。職務経歴書に限らず、転職動機、面接対策、転職先決定判断軸、転職先入社後すべてに対する「一気通貫」です。

次回以降の投稿では、(職務経歴書)⇒面接対策(一次面接)⇒面接対策(最終面接)⇒内定獲得後、といった内容が残せたらと思います。

【転職活動における職務経歴書】

私が思うことは特に「自己PR」欄についてです。自己PRは下記のように書くべきと感じています。

◆~~~タイトル~~~

目的:タイトルに掲げた成果またはプロジェクトを実施する目的

課題:タイトルに掲げたプロジェクトを実施するに至った背景・課題

施策:プロジェクトにおける具体的な施策とその狙い

仮説:取り組み以前に、施策によりどのような効果が得られると想定したか

効果:実際の具体的結果

いくら声高に「具体的に」書きましょうと人材会社から言われても、その具体性が分からないという人もいると思います。もしくは人材会社も数を回すことに焦点を合わせて、書類添削をしない場合もあります(候補者に対しては「何も問題ありません!こちらでいきましょう!」と言っておしまい)。上記書き方で記載をすると、いわゆるポータブルスキルも明確になり、ある程度の論理性も担保され、中身次第では専門性もPRをすることができます。

自己PRが企業の求めているものでないとアンマッチ、もしくは分量が適当でないとこの書類だけでは合否判断がつかないためお見送り、という判断になります。どの業界・職種に応募するか決めずに職務経歴書を記載する場合は、ご自身の経歴の棚卸しとして書き残したい/自分がPRしたい(しんどかった、達成感があった、表彰を受けた、ドヤりたい)エピソードを記載すれば良いと思います。しかし、職種での親和性を活かすにしろ、業界親和性を活かす転職活動にしろ、何らか「自身と企業との接点」を意識して記載をする必要がありますので、そうした観点でエピソードを探す時も、上記の書き方は有効になってくると思います。

この考え方、書き方を当たり前に思う方もいるかもしれませんが、求人票を見て、必須要件、歓迎要件から自分のスキルを当てはめる(数あるエピソードやスキルという引き出しを開ける)ことができる転職は強いと思います。

昨今の市況感では、企業側も即戦力層の獲得への向きが強まってきているのではと感じています。以前は「転職○歳限界説」があったと思いますが、むしろ今は追い風となって30代以上のミドル層の転職は優位ではないか、というのが持論です。もちろん相応のスキルや専門性が身についていることが前提ですが。

全くのキャリアチェンジをする場合に関しては、適切なタイミングを見極めましょう、しか私は言えません(笑)私自身もキャリアチェンジや業界チェンジの転職をしてきた身なので気持ちは分かりますが、キャリアチェンジでもこれまでの経験がゼロになる、全く活かせない…ということは無いだろうと思っています。しっかりと自分の経験を棚卸しして、別の角度から捉えてみて、活かせる考え方やスキルがあると思えた時にアクセル全開で転職を検討してみてはいかがでしょうか。

P.S.かくいう私、直近の転職活動では非常に辛酸をなめたので大きなことは言えません。ご参考までに。

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