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まさかの1年放置

 初めての投稿をしてから進められず気づいたら1年放置してしまいました。
 KALSに通って2年半かけて15回ほど出願してそのほとんどで筆記と面接の2往復をして300万弱使ってやっと合格した私ですが、蓋を開けてみると同期の編入生は私以外皆理系で、ほぼ独学合格の人たちばかりでした。KALSで理系の方達がぶっちぎりの成績で半年・1年で合格しているのを見て戦々恐々としていましたが、そもそも予備校すら使わず楽勝で合格している方たちが日本中にいるようなのです(少なくとも国立大学の理系学部以上のレベルですが)。KALSで過去の富山の合格者だけやけに少なく、試験に関する情報もやたら少なかったのはこの辺の傾向が関わっているのかもしれません。
 2年次から編入した医学部では入学して即解剖実習が始まり、真面目な私は自分が納得するまで毎日予習を怠らず、解剖は本当に体力が必要のため前期はずっとクタクタでした。しかし根っからの勉強好き・知的好奇心の強い私にはこんなに楽しい日々はなかったです。前日までほったらかしにしていた生理学の試験では毎回完徹をして、組織学のスケッチには毎回8時間をかけて、ザ・真面目キャラで勉強まっしぐらに過ごしてしまいました。そんな中、一応文化系の部活に入り、毎日全員が同じ教室で授業を受ける医学科の同級生とも少しずつ打ち解けてどんどん仲間は増えてきています。また、後期の授業はほとんどが座学で、あとは数回実習があるだけで、何もしないでいようと思えばずっと遊んでいられます。もちろん試験がもうすぐあるのでギリギリまで何もしない奴は再試確定です。
 入学後に想定外のことが発覚しました。私は3・4年前にKALSのガイダンスにて、合格者の方が「うちは親が高齢で貧乏なので学費は全額免除です」とおっしゃっていたのを完全に信じきったまま入学しましたが、なんと3年前(2020年度)に制度が変わって、編入生だけが完全に免除の対象外になっていたのです。これにより入学金+授業料×5年で300万円の捻出が必要になりました。私も両親がとっくに定年済みで家計的には本来完全に免除の対象になっていたはずなのです。日本学生支援機構の奨学金を満額借りたとて、日々の家賃・生活費でほぼ全て消えてしまい、とても学費など賄えません。少しでも費用を捻出するためいよいよバイトを始めるところです。
 富山大学の杉谷キャンパスは陸の孤島に近く、最寄りのスーパーまで自転車で30分のため、車なしではとても日常的に買い出しに行くことはできず、学食・コンビニ・コープ宅配の3択でずっと回しています。バイトをするにも遊びに行くにも買い出しに行くにも車がないとここまで何もできないかと、愕然としました。が、大学まで徒歩10分で、授業も疲れていれば寝るし、サボることもあるし、のらりくらりと過ごそうと思えば過ごせるので、去年まで毎日片道80分で通勤していたことを思えばこんなにありがたい環境はないです。大学生(特に医学生)であるというだけでなんとなく社会的に守られている気になるし、生きていて圧倒的に責任を負わなくて済む学生は楽以外の何でもない。
 今月からオンラインのプログラミングスクールでPythonを学び始めました。来年からはプログラミングバイトを始めて、再来年にはうまくいけば時給5000円レベルに到達する予定です。また、来年度から脳科学系の研究室にも入って、プログラミングスキルを役立てながら研究者としての道も模索していきます。

Tack@富山大学医学部学士編入2023年度入学

#学士編入 #合格

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