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【大槌町地域おこし協力隊|川原田】活動報告_2024年8月

8月は不安定な天気が続きました。どうか大きな被害が出ないよう祈るばかりです。
写真は私がときおり参考にしている尹雄大さんの書籍です。コミュニケーションの本質とはなにかを、いつも考えさせられます。

活動報告1.チェンソー講座参加

●日時:8月10日(土)
●場所:盛岡市川目の山林
●内容:刈払機・チェンソーの使用法、伐倒など
●所感:
8月10日(土)はいわて森林再生会主催のチェンソー講座に参加していました。
午前は刈払機の使い方を学び、午後はスギの伐倒を行いました。
刈払機も定期的にグリスを注入したり掃除したりしましょうとのことでした。たしかに、それらを怠ると故障の原因にもなりますね。
最近は地域住民の高齢化も相まって、草刈りが間に合わなくなるくらい雑草が繁茂してしまうことが多々あり、草刈り作業にも需要はありそうです。ただ、その作業に見合うほどの対価が受け取れるかどうかが課題なような気もします。
草刈りも楽しく安全に、持続的にやっていこうと思います💪

道具のメンテは大事ですね!

活動報告2.日替わりシェフレストラン「でんパラ」のお手伝い

●日時:8月11日(日)
●場所:日替わりシェフレストラン「でんパラ」
●内容:ワンデイシェフ運営のお手伝い
●所感:
8月11日(日)は遠野にある日替わりシェフレストラン「でんパラ」に行き、この日のワンデイシェフである中村恭香さんのお手伝いとして参加しました。
こちらは遠野山・里・暮らしネットワークが管理されるレストランで、外部から来られたシェフさんが日替わりで調理担当をされる取り組みとなっています。
今回は、中村さんチョイスのこだわり素材で、ラタトゥユやジャガイモのビシソワーズなどなどを提供されました😋天候は台風前でやや悪かったものの、家族連れのお客さんなども来られて盛況となりました🌟正直、中村さんの手間や材料費を考えるとほとんど利益という利益はないはずですが、地域コミュニティのために尽力される中村さんには頭が下がります🙇‍♂️中村さんのお料理はとても美味しいので皆さんもぜひお越しください!
この度はお誘いくださいましてありがとうございました♪

中村さん、お疲れ様でした!

活動報告3.大特免許の教習

●日時:8月22日(木)
●場所:陸前高田ドライビングスクール
●内容:大型特殊免許の教習申し込み
●所感:
8月22日(木)は陸前高田ドライビングスクールに行き、大型特殊免許を取得するための入校手続きを行いました。今後、トラクターなどを動かすのに(私道であればなくても問題ありませんが)、何かと便利かと思い通うこととしました🚗
なんとか最短で取れるよう頑張ります💪

免許取得がんばります(^^♪

活動報告4.炭体験イベントのデモンストレーション

●日時:8月23日(金)
●場所:遠野市米通地区
●内容:炭体験のデモンストレーション
●所感:
8月23日(金)は『遠野山・里・暮らしネットワーク』主催で、遠野市は米通にて炭体験イベントのデモを地元の方々を交えて行いました☀️
山里ネット・桑畑さんより「おめぇも炭焼きの講師だが〜稼いでもらわねばよ‼️」と無茶振りされまして😂、大して役に立たないのですがスタッフ要員?として参加しました。
みんなで炭焼きの紹介、火おこし、炭火の調理、花炭製作などなどの段取りをワイワイ議論しながら作業を行いました。本番では上手くいくことを祈ります🙏
炭体験本番は9月28日(土)からだそうです!
詳細は追って山里ネットさんからご案内あるかと思いますので、ご興味の方はぜひお越しくださいませ!

果たして本番は上手くいくのでしょうか!?

活動報告5.『特別トークセッション「異界と場所」森田真生×富川岳_8/24』

●日時:8月24日(土)
●場所:菅原神社、こども本の森 遠野
●内容:森田さんと富川さんによるトークセッション
●所感:
8月24日(土)は『こども本の森 遠野』にて開催された、『特別トークセッション「異界と場所」森田真生×富川岳_8/24』に参加しました。
午前は菅原神社にて例大祭があり、主催者の富川さんご自身もしし踊りを奉納されている様子を拝見しました。また、富川さんから張山ししおどりについての説明を聞くことができました。この例大祭では、いつもお世話になっている千葉さんらも来られており、第一線で活動されている方たちはみんな郷土芸能を踊っておられるのだと改めて思いました。
午後はこども本の森に併設されているいちの蔵で、独立研究家・森田真生さんと富川岳さんとのトークセッションを拝聴しました。
森田さんが執筆された最初の書籍は『数学する身体』という、「身体性」をテーマとして扱われました。そして、「身体」を突きつめるとそれは「生命」であり、さらに現在は「惑星/惑星性」であると考えておられるのだそうです。
近代以降では我々自身を”個人”=それ以上分けられない最小単位;indivisualとして仮定することで、政治や社会、契約関係が成り立っています。
ところが、古代ギリシャでは「心」とは即ち「風」であると考えられておりました。統合されていないバラバラな身体(※ここで言う「身体」とは、おそらく現代人の考える「身体」とは大きく意味が異なるものだと思います)が隙間だらけで、外環境が及ぼす「風」によって喜怒哀楽が運ばれてきたと古人は捉えておりました。
そのような自己認識は、近代以降の人間からすると非科学的・非論理的なものであると退けられていきました。しかしながら、現在の最新科学でさまざまな研究が進んで行った結果、自己完結する「個人」なるものは存在せず、ある個体の思考・行動の起点となるものは身体の内外問わず無数に存在し得るものだ、としか考えられないのだと。(つまり、一周回って、心は「風」だった‼️)
一方で、地球という惑星に注目すると、科学技術の発達により宇宙から「俯瞰的に」、我々が住む青く雲が渦巻き、あたかも生命活動をしているかのような地球を観測し、また地球規模の大気や気候などのシミュレーションをすることができるようになったことで、地球そのものだけでなく、我々自身の自己イメージも変容してしまったと仰っていました。個々の生命体と同じように、地球という全体系もまた炭素循環を行ったり、あるいは新たな生物種を創造したりして、恒常的に温度や大気組成を保ち続けようとする「フィードバック機構」が備わっている。このような仮説を科学者・ジェームズ・ラブロックが、「ガイア理論」と称して提唱されていました。(ARMSというマンガでもありましたね!)
では仮に地球自体に知性とシステムがあるとしたら、これだけ環境汚染を及ぼす「人間」とはなぜ生まれたのか?というのがジェームズ博士の疑問でした。人間史よりも遥かに長い歴史を持つ地球が、何の考えもなしに人間を創造するはずがない、と。人間もまた、地球生態系システムを維持するためのフィードバック機構に寄与し得るのではないかと考えていたそうです。
現在は人間の経済活動によって大量に放出させた二酸化炭素が、驚異的なスピードで気温と海水温度が上昇させている——というのが主流の定説です。そのような時代において、我々はどうすれば良いのか。森田さん曰く、「未来とは”カオス”であり”非線形的世界”であり、何が起こるか全く予想ができない”残酷なもの”である」と述べられました。それでもなお、荒波に揉まれる操舵手のように、右に左にと舵を切りながら進むことはできる、と。原因→結果という一対一の線形思考ではなく(僕ら現代人は、「努力すれば夢は叶う」などというストーリーを信じがちですね。これがまさに線形思考だそうです)、原因も結果も入り乱れ、無数の要素が相互作用し合うカオティックな状況でもなお、それらに対応することはできる、と。何が起こるか分からない残酷な”未来”を受け入れるかどうか。受け入れられる覚悟を決めたら、間に合わせることはできるかもしれない。と、言葉を締められていました。
以上、私のものすごい偏った認識での抜粋となりましたが、3時間のトークセッションはあっという間に終わってしまいました。森田さんと富川さんの、壮大なスケールで以って文化観や生命観を語ることができる知性に心奪われました!
今回は参加できてとても勉強になりました!そして、これからの活動の糧となりました。森田さん、富川さん、運営の宮本拓海さん、この度はありがとうございました。

とても刺激的なトークでした!

活動報告6.チェンソー講座

●日時:8月25日(日)
●場所:盛岡市川目内の山林
●内容:伐木・ロープワークなど
●所感:
8月25日(日)は『いわて森林再生研究会』主催のチェンソー講座に参加しました。
この日は午前・午後で伐木を行いました。
講師としてツリクラでも度々ご一緒していた三浦さんと内藤さんが付いてくださいました。
ずっと木伐りやってきたカワラダさんに教えることなんか何もないよ!と囃し立てられたものの😅、一連の作業を丁寧に確認・指南いただきながら行えました。安全確認時に、目の届かない斜面エリアまでちゃんと視認しておくことや、動滑車を用いたロープワークなどなど、新たに学んだことも多い回でした!(バタフライノットとか失念していました🙃)
三浦順さんはただ単におしゃべり好きなだけのお方ではなく、普段は超バリキャリのサラリーマンであってか、諸作業はとても丁寧&的確です!今はやや遠方から岩手の現場に来られておりますが、これからも一緒に活動できたらと思います。本日もありがとうございましたm(_ _)m

三浦さん、レクチャーありがとうございました!

活動報告8.里山整備の打ち合わせ

●日時:8月26日(月)
●場所:縁日
●内容:今後の里山整備についての打ち合わせ
●所感:
8月26日(月)は一関市の『縁日』へお邪魔し、蜂谷専務と『森結』の石塚さん、そしてこちらの里山の地主さんと今後の里山整備についてミーティングを行いました。
来年度は交付金を申請し、縁日の里山整備をより大規模に行い、生物多様性が高くかつ子どもも大人も様々な形でフィールドを活用できる公共的な空間をつくりたいという、我々の想いを山主さんへお伝えしました。山主さんも前向きに取り組みを捉えてくださり、今後もご協力いただけるとのことでした🙌 
蜂谷さんも石塚さんも、幼少のころは魚釣りや虫取りなどで遊び、自然から学んでいった原体験が今のお二人を支えているというお話を聞きました。
お二人ともに、子どもたちはなるべく大人の介入を受けず、豊かな自然環境の中で自ら学び、育んでいく教育の場が必要だという理念があるのを感じていました。
そうした同じ志を持たれる蜂谷さんと石塚さんのご縁をお繋ぎできたことは、とても誇りに思います🌟
またこの縁日という場所自体がもつ、ご縁を呼びこむポテンシャルにいつも驚かされます。現在は店舗手前のエリアをユンボで平坦に均し、もうひとつの枯れていた溜め池を地元の人のサポートで修繕し、再び水が溜まるように生まれ変わりました。すでにトンボたちがこの溜め池を飛び交い、バチバチと音を立てて闘い合い交わり合い、ほとばしるほどの”生”を愉しんでいるようでした☀️
ヒトもヒトならざるモノたちも、より多様に息づく場所をつくっていきたいですね!蜂谷さん、石塚さん、本日もありがとうございましたm(_ _)m
そして来たる9月7日(土)には、縁日で「秋の里山観察会」を行います!
1、2時間では決して収まりきらない石塚さんの森林トークを聴きながら、この里山内を皆さんで散策しませんか?詳細は下記のリンクをご覧ください↓↓↓

石塚さん×蜂谷さんの出会いによって、この里山はきっとよくなる!

活動報告9.ハラスメント防止研修

●日時:8月28日(水)
●場所:おしゃっち
●内容:ハラスメント・職場上のコミュニケーションなど
●所感:
大坂彰子先生によるハラスメント防止研修がおしゃっちにて行われました。
先生曰く、ハラスメントとは「いじめ」「嫌がらせ」「迷惑行為」「人を死に至らせる危険行為」だそうです。ハラスメントはお互いのコミュニケーションのずれからも生じる問題なため、まずは自身の価値観をきちんと省みることも大事なのだと思いました。

ハラスメントについて改めて学びました


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