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73年_男石塚ゴリの純情活躍編★三作品(3/3) 刑事の直感で行き着いた先は見知らぬ街。定年退職前の老刑事とゴリの温まっていく人間同士の絆。

★これは名作に近いストーリーです★
第42話「知らない街で…」

放映日:1973.05.04
脚本:小川英,旧筆名:中野顕彰(あきら)

現在は中野圭一郎(なかのけいいちろう)

早稲田高等学校卒。筆名・中野顕彰(あきら)として
日活映画のシナリオを執筆。
『スパルタ教育』(原作・石原慎太郎、主演・石原裕次郎)』。
テレビでは『大江戸捜査網シリーズ』と
『あばれ八州御用旅シリーズ』、アニメ『未来少年コナン』などがある。
のち中野圭一郎と改名し、小説を書いた。

↑Wikipedia

監督:土屋統吾郎

岐阜県瑞浪市出身。
明治大学文学部英米文科卒業。

大学卒業後新東宝に入社。千葉泰樹に師事する。
フリーランスになってからはテレビドラマを中心に活躍し、
東宝・大映テレビ作品の全盛期の屋台骨を支えた。
特にフジテレビ水曜20時台の大映ドラマの多くは、
土屋統吾郎が監督や演出を務めた作品である。

2001年3月24日、急性腎不全のため
東京都渋谷区広尾の日本赤十字社医療センターで逝去。65歳。
↑Wikipedia

知らない街で001

5-4「ふと出会った見知らぬ者同士の親頼(親愛)の絆」
34.「有名俳優ゲスト、または友情出演」

次回予告
NA小林恭治の名調子↓
「プロの殺し屋を尾行して、知らない街に
 迷い込んでしまった石塚は、そこで
 地元の大暴力団が警察を弱体にして、逆に
 警察を支配しようとの企みを感じ取った。
 定年退職を明日に控えた老刑事を助け、
 石塚の怒りは爆発して止まるところを
 知らずに暴れ狂うのだが。」

※ 知らない街とは、
 東京都狛江市小田急線狛江駅近くを設定して
 いるのではないか? 架空の街「北和泉」に
 ある北和泉署を舞台として設定している。
※殿下曰く「随分遠くまで出張していますね」
 がヒント。殿下はそのエリアを知っている?
※ゴリと西が乗車した駅も、当時210円区間で
 行ける手前の駅と言えるだろう。
※関東近辺にお住まいの方は、調べてみて下さい。

 

■ストーリーダイジェスト

張り込み 001

井上堯之バンド♫「怒りのテーマ」
から、物語はスタート。

このテーマは尾行シーン、追跡シーンと合わさり
奏でられる。これもマカロニ時代の名曲。

いずれ昭和53年に各刑事のテーマ曲が作曲され、同時に
「怒りのテーマII」    がリリースされる。

物語の中でも登場する。
「II」は、ロック調でノリが良い。曲長が長い。


山手線沿線脇の集合住宅地。
昨晩から夜通し張り込みしていたゴリはあの男を、
さらに追い続ける。
所持しているのはアタッシュケース。
中には小型ライフル、もしくは拳銃か?
通行者とぶつかり文句を言われても、
あの男を見逃さないゴリ。

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「必ずこいつは何かをやる筈だ!」
犯罪の臭いをゴリの刑事の鼻が嗅ぎつけた。
小田急線210円の切符を買い、改札を過ぎた。


偶然にも駅にいた殿下はゴリを目撃し、
挨拶する間もなく、ゴリは「誰かを追っていた
ようだった」と一係でシンコや皆に話す。

✅ゴリが落とした餡パンが、袋が破られ
マカロニ机の上に放りだされている。
裸のまま。これは非衛生的?
これはおかしな撮影? そんな事するかいな?

アンパン001

✅ここで、筆者はマカロニ時代から気付くが、
山村と野崎の席が、逆である。
ボスに背を向け無線機に近い方が、
野崎席になっている。

ラストシーン001

ゴリは、売店で朝食の為に買ったパンを
落とした。牛乳は口から零しながら追うゴリ。

ゴリ牛乳001

パンがない001

あっちゃ001


しかし、車内で食べようとすると
パンがない。落としたのだ。大切な朝食がお預け。
パンは殿下が拾っていた。

ゴリさん001


殿下は出署してみると、やはり、
ゴリはまだ来ていない。
ボスも「昨夜ゴリから電話をもらったきり」だと
いう。そこで、皆に昨夜の事情説明をボスがする。

「ゴリは昨夜に勤務終わり、スナックで食事を
 していた。一人でスパゲッティを食っている。
 -後から素性が判る--西二郎(松本伊佐武)と
 いう男の挙動。その不審な目と態度に、
 刑事の直感は閃く。
 必ずこいつは何かを起こす」と。

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ボスも素性は知らないが、ゴリもこの男が誰かは
知らない。しかし部下の直感を信じた藤堂は
「気の済むまでやってみろ」と言ったと、皆に。


昨夜のうちにボスに連絡。
「徹夜で張り込み、尾行します」と。
翌朝、西は京王線の電車に乗り込んだが、
ゴリも同じ電車に乗り、
見知らぬ街まで尾行を続ける。

✅電車を降りてのホーム、階段でゴリはタバコを
 吸っている。この時代は吸って良かった。

井上堯之バンド♫「サスペンスM1」

石塚と西を尾行し、降車して北和泉を歩いていた
が、北和泉署の係長である新谷(あらや)
(久富惟晴)と宮本両刑事に尾行されていた。

※七曲署一係ボスと同じ職責の新谷。

ゴリは西を尾行し、スナックに入ったが、、。
店の前には、
赤い二世代目トヨタスプリンタークーペ
(車両型式E-KE25-BS)が
駐車している。あと二回登場します。

スプリンタークーペ

「今満員だ!俺が満員だと言ったら満員だ!」

井上堯之バンド♫「アクション乱闘」

店内にいた多数のチンピラたちと格闘になった。
新谷刑事と宮本刑事が駆けつけ、石塚と
このチンピラたちを傷害の現行犯で連行した。

新谷とごり

「七曲署の石塚誠です」
「失礼し、しました!」と宮本刑事。

新谷

新谷はゴリに、
「七曲署員が何故ここに?」
「街で見かけた怪しい男を尾行してきたら、
 ここに着いたんです」と。

「私は何も連絡を受けてないが?」
「連絡をする時間なんて無かった」

新谷は、
「七曲署ではいつもこんな山勘捜査をやっている
 のか」と批判した。

新谷の説明では、
「あの男は新宿のバーのマスターでどうって
 いうことはない」
「冴子(戸部夕子)という女は、
 黒岩興業のボスである黒岩の情婦である」
ことを説明した。

黒岩と彩子001

「もしかすると、そのボスがあの男を
 呼んだのかも?」とゴリ。

机を叩いて怒鳴る新谷。
「西を逮捕するのは北和泉署であり君ではない」だから
即七曲署に帰るようにと。


42話小栗一也

二人の隣で、デスクの上で足の爪を切っていた、
老刑事の古山喜平(小栗一也)は
係長の新谷に唐突に「人を拳銃で撃ったことがあるか」と尋ねた。
「無いよ!しかし、、」
新谷は自慢げに、「警察大学での射撃成績は
トップだったうえに、どんな凶悪犯でも
急所を外して一撃で倒す」と答えた。

第42話久富惟晴001

古山は新谷について、
「こういう人ですよ、石塚さん」
「計算通りに何事も物事が進むと思っている」

平成、令和時代の今も、こんなやり方を部下に
押し付けている上司がいますね。(筆者)

「暴力団対策にしても、頭から押さえ付けても
 駄目だといくら言っても決して受け付けない」
「そんな事は暴力団に飼い慣らされている犬の
 様に思ってる」

「こんな儂の愚痴が聞けるのも明日限りだ」

「定年退職って言うやつでな、心残りだが
 仕方がない。」
明日に定年退職になる予定であることを
古山は、ゴリに伝えた。

ゴリ挨拶001

「兎に角、此れは預かって下さい」と
拳銃と警察手帳は、新谷に預けて
個人行動をとると明言したゴリであった。

「うーむ、やりよる!」
ゴリの猪突猛進、無手勝流さに
感銘を受けた古山であった。
今迄、こんな刑事には出逢った事が無かった
のであろう。


石塚は一係室に電話。
「北和泉?、えらく遠い所にご出張ですね」
と殿下。
「臭いと感じた奴の尻尾を掴むまで」署には
帰らないことを、殿下に
「ボスにそう言っといてくれ!」

井上堯之バンド♫「マカロニのテーマ
マカロニのテーマギターヴァージョンⅡ」


街で、ゴリはさっき見かけた
あの赤いスプリンタークーペを発見。

スナックバーで、黒岩(神田隆)と冴子と
あの西が秘密の相談。
「あんたにやって欲しいのはあの男だ」

BGMは ♪春を愛する人は心、、、四季の歌

しかし、黒岩は用心棒4名に囲まれ悪巧み相談。
ゴリは、このバーで黒岩に愛想笑い。

黒岩に頼む001

『ゴリの無手勝流捜査の第一段階。
 仲間に気に入られ、そして懐に飛び込む』

黒岩にチンピラヤクザと間違えられ、
「こいつらと、トバッチリで挙げられたらしいなお前」
「前回の賠償代わりにステーキでも」と、
ご馳走になった。

単独捜査001

丁度そこに、新谷と古山の娘も店に来て
やたら楽しく会話中。

娘を演ずるは京春上(きょうはるえ)

娘とゴリ001

ゴリは西が新谷にばかり鋭い視線を向けるのを
気にしていた。「何故だ?新谷係長を
見ているあの目」

さらに冴子は古山と新谷が実は、犬猿の仲で、
新谷が古山の娘である洋子と
仲睦まじいことを話した。

「お前は。仕事は何をしてる?」と、
ゴリは「自分が元ガードマンで、この街に来たら
職に在り付けるとし、黒岩興業に入れるように」
頼んだのだ。

『相手はまずは信じ始めた』、、、ゴリ

ここからゴリの単独捜査が開始される。
長崎での単独捜査の再現か?
「第26話みんな死んでしまった」
たった独りでの誰も応援しない単独行動。

さっそく、ゴリは黒岩たちと共に、
黒岩興業に帰還した。
外車のドアを開けるゴリが見える。
社長室に行くと、あの古山が待っていた。

「奴さん雇ったのか?」と古山。
石塚をダンスホールの用心棒くらいには、
使えそうだとして雇ったと古山に伝え、
黒岩と古山は20年来の付き合いであったが、
「お前、俺に何か隠していないか?」

古山は黒岩を疑っている。
黒岩に西のことを尋ねた。
西は冴子の同業者で、商売の相談で来たと。

「いいか。儂が署に在籍している時には
 騒ぎを起こすな」

古山は石塚に対して、
「おい新入?お前の向こう見ずな所が
 気に入った。今日一杯付き合え」

気に行った

ゴリを飲みに誘い、状況を探ろうとしたのだ。
屋台でゴリのこれまでの捜査報告を受け、
「石塚君、明日になれば、
 この街を出ていくように」と。


ゴリは、「古山さんの在職中さえ
何も起きなければそれでいいのか」
「何をいうか?!この若造が!」

(小栗一也)は酔いながらの台詞が上手い。
本当に酔い潰れる寸前の演技を、
竜雷太の前で見せる。本当に上手い演技。
本当に酔っているみたい。

令和時代で、こんな演技が出来る俳優は
いないだろう?

古山は、新谷にヤクザの使い方を教えたが、
「あいつはそれを無視した。
 チンピラ共が反発するのも、新谷の責任だ!」

「そうとばかりとは言えませんよ」とゴリ。
「あの連中は甘えかしたらキリがないです」
と先輩刑事への後輩からの、たっての希望だと
ゴリは捉えているのだろう。

将棋001

しかし、ゴリの無手勝流を古山刑事に。
「新谷さんとトコトン闘いもしないで、
 古山さん卑怯ですよ」
ゴリの男らしさのゴリ流の提示をした。
★これが青春だ!の台詞風
★マカロニへもこんなやり方を貫くゴリ。

小栗一也1


「卑怯か?!」
石塚君「儂はますます君が気に入った!」
酔い潰れる古山はさらに石塚を、自宅に泊めた。

そこには愛娘が帰りを待っていた。
親子の親愛を見て、立ったまま、微笑むゴリ。

古山は酔いながら、明後日の定年退職後から
黒岩の世話で、北和泉で一番大きな工場の
経理課長になることを伝え、布団に入った。

娘の告白 002


ゴリは、今日、洋子(京春上)に、あのレストランで
新谷と食事をしていたことを話した。
しかし彼女は「隠れて交際するつもりはないが、いまは内緒にしてほしい」
と伝えられた。
古山は隣室で就寝中、それを聞いてしまったのだ。

娘の告白 001

場面はゴーゴー喫茶。
ダンスホールとも言う。
当時は、クラブ、ディスコとかいう呼び名はない。

♪キャロル「ルイジアンナ」


ゴリはダンスホールで冴子と踊りながら、
西を張り込んでいた。
西がいずれ大事件を起こすと伝えたが、
その冴子から「調子に乗ると痛い目にあうよ」
忘れるように言われた。

新谷がダンスホールに来て、石塚を外に。
新谷は石塚の行為を批判し、
直ちに署に帰還するように命じた。

冴子から耳打ちされたヤクザ。
このヤクザが尾行していた西らに報告したために、
石塚が刑事であることが露見してしまった。

♪モップス「たどり着いたらいつも雨ふり」


ゴリは胸ぐらを掴んで、
西から直接聞こうとしたが、
暴力団の思うがままになるとして止めたのだ。
その頃、

黒岩は西に拳銃を渡し、新谷の暗殺を指令した。
「石塚と言う刑事は徹底してあんたをマーク
 するだろう。やるとすれば今だ」

♪チェリッシュ「ひまわりの小径」

西は新谷を尾行し続ける。

井上堯之バンド♫「サスペンス何かが起きる」サスペンス2#2

ゴリは将棋をしている古山に、
新谷が狙われていると、
「そんな事をしている場合じゃない」
「撃たれてからでは遅い」
説得されたが、とうとう狙撃されてしまった。

バー黒猫

路地の「BAR黒猫🐈‍⬛」の前で、
後ろから来たクラウンバンを避けなければ
射殺されていた可能性があった。

新谷は「撃たれた。撃たれた」と吃驚。
初めて撃たれたのだろう。

撃たれた001

ゴリは、新谷に犯人の特徴を尋ねた。
宮本は黒っぽい背広だけだった、という。

本当に、射撃は上手いのか?
上手いのであれば、事前の状況察知も出来る筈だ。

新谷は何かを伝えようとしたが、
古山が、一喝し止めた。
何を言いたかったのだろう。

「刑事として、初めて撃たれた事への弱音を
 弁解したかった」と推測する。
【また気が動転して何も見ていないのだ。
 そうじゃないのか?】

声を出す事で、人間としての弱音、弱さを、
本音を聞いてほしかった?

それは、係長として捜査官の長としては、
古山、宮本の上役としては「情けなさ」を
皆の前で晒す事を、古山は止めたかったのでは
ないだろうか?

だから一喝し止めた。「止めなさい!」と。

この事が、古山の過去の因縁の事件を
思いださせる。

ゴリは黒岩興業で黒岩と対面した際に、
黒岩は新谷を撃ったヤクザを身代わりに
自首させたが、古山はそれを見抜き、
明日までに本当の犯人を出頭させるように。と

黒岩は面目が丸潰れであることを理由に、
古山が単独で行くことを条件に、
西の居場所が黒岩興業の倉庫にいることを
教えた。
古山は1時間後に踏み込むことを決意した後、
石塚に黒岩との因縁を話した。

♫「過去の因縁」
※東京バイパス指令の流用曲かも。

 マカロニ時代の初期の挿入BGM
※メインテーマのバリエーション曲か?

20年前、古山が若手刑事だった頃、
凶悪犯に古山が狙撃され、震えが止まらず、
これが元で拳銃を拾えずに
黒岩に助けられていたことを

ありがとう

黒岩は古山の惨めな姿を誰にも言わずに
いてくれた。それどころか、
それ以降頻繁に事件に協力してくれた。
これを恩義に着せて、古山が何も言わない事と
係長を抑え込む事で古山を利用しようと
企んだのだ。
街が巨大になるにつれて黒岩は次第に
本性を剥き出しにし始めていた。

「しかし、もう終わりだ。
 黒岩との決着をつけなければならない。
 ここからは一人で行く」と

万一の時には洋子を頼むと、
好きな男に嫁がせてやって欲しいと。
「例え、儂が嫌いな新谷係長であっても」

「あんたの上司はどんな人かね?
   部下を見れば上司も分かる」
 ボス藤堂俊介の事が気になっている様子だ。

ゴリのもとを古山は去っていく。

ゴリの心で、台詞無しの
「古山さん、必ずあなたを助けます」と。

ゴリは拳銃に1発弾を装填した。
また"そして拳銃に弾を込めた"のであった。

古山は倉庫に駆けつけたが、
黒岩や奴の部下、西たちに包囲された。

黒岩は古山の考えが変わらないとして、
西に古山を射殺させようとしたが、
陰で尾行した名手ゴリの上手い一発に助けられた。

おめでとう2001

おめでとう、古山さん。

古山は黒岩を「殺人教唆罪で逮捕する」ことができた。

そして、ゴリは古山の最後の逮捕に
花を向けて、独り現場から去っていく。

石塚が一係室に帰還。
一係室に古山が訪れていた。

★しかし、殿下、ゴリは着替えていない。

古山は石塚に、無事定年が迎えられたことを感謝した。

藤堂はしかし、石塚を規律無視と連絡不履行で
減俸5日の処分にしていたばかりだった。
「それは厳しい?」と古山

最後あいさつ2 002

何のこと

最後に「君の一発のお陰で、首が繋がった」と。
古山は知っていたのだ。
ゴリの一発が、他人の人生を掬い、
先輩の勇気を奮い立たせる一発であった事を。

いい部下持って


ゴリ照れる

「ゴリ、俺は幸せだよ。いい部下を持って。」

「よし、シンコ皆んなにコーヒー奢ろう!」
「コーヒーですか?」と不服のゴリ

コーヒーh

「ああ。シンコ。一人だけ
 コーヒー止めて天丼だ。しかも大盛だぞ!」

コーヒーですか2

ニコっと笑うゴリと、
注文するシンコと皆んな。

ゴリの拳銃の一発が、一人の見知らぬ大先輩の
 退職の花向けになった心温まる物語です。

古山の過去の事件と、同じ事が
 上司の新谷にも降りかかったのだ。
 この話は、ゴリ主演の意外なる名作です。

✅マカロニは欠場。
 萩原健一もあと二ヶ月で死亡予定。
 後任松田優作も決定し、どのような死に方を
 演ずるか、制作側と協議していた頃。

✅ゴリの単独出張篇。
 「ハマッ子刑事の心意気」は山村と同行だった。
 「みんな死んでしまった」は見合に行くための
  休暇中だから出張とは言えない。

✅小栗氏はあと3回ゴリ編で、出演している。
 第277話「身代り」は山村対決編。
 最後には高校時代のゴリの恩師を演ずる。

✅また、この回にも登場した、
 路地裏のBAR「黒猫」。
 今回の看板は白黒が逆転している。

 北和泉にもあったんか?
 動画をよく見てないと見落としてしまいます。
 黒猫は何処にでもある、太陽にほえろ!には
 犯罪の臭いが漂うBAR。たが、物語進行には
 一切関わりません。
 マカロニ編最終回「マカロニ死す」でも
 またまた登場する。


太陽にほえろ! 第42話「知らない街で…」
CAST

✅小栗一也(おぐりかずや)


第42話「知らない街で…」(1973年) - 古山喜平(北和泉署刑事)
第140話「故郷の父」(1975年) - 多田良造(信濃署少年係刑事)
第197話「ペスト」(1976年) - 大森理事長
第277話「身代り」(1977年) - 墓参りに来た老夫婦(夫)
第350話「高校時代」(1979年) - 石塚の恩師

✅久富惟晴(ひさどみこれはる)本名です


太陽にほえろ!の前身↓
東京バイパス指令 第20話「コール・ガール」(1968年、NTV / 東宝)

俺たちの勲章 第13話「誘拐」(1975年、NTV / 東宝) - 信濃警察捜査課長

太陽にほえろ!は以下
第42話「知らない街で…」(1973年) - 新谷裕二(北和泉署捜査係長)
第197話「ペスト」(1976年) - 北野教授
第263話「罠」(1977年) - 西尾功次
第313話「真夏の悪夢」(1978年) - 大北課長
第341話「同期生」(1979年) - 八坂刑事
第382話「甘ったれ」(1979年) - 沢村祐一
第499話「こわれた時計」(1982年) - 杉下
第671話「野獣」(1985年) - 小松亮二
第710話「殺意との対決・橘警部」(1986年) - 大竹フード専務


✅神田隆(かんだたかし)

東京帝国大学文学部仏文科を卒業。1942年に日本出版文化協会に入った。
上司には杉浦明平がいた。しかし、映画評論家の内田岐三雄に
豪快なマスクと雄弁を注目されて、
松竹大船撮影所に入社した。映画『暖き風』でデビュー

その後は独立プロの映画に出演し、1955年に東映へ移籍。
『警視庁物語』シリーズをはじめ、多くの作品で渋みのあるベテラン刑事
や会社の部長などを演じた。
1970年代に入るとテレビドラマの時代劇や刑事ドラマで
悪役や黒幕役の仕事が増え、次第にそのイメージが定着していった。

政治家の佐藤栄作に顔立ちがよく似ていることから、
映画『金環蝕』、『不毛地帯』では、佐藤がモデルとなっている
政府高官を演じている。

第42話「知らない街で…」(1973年) - 黒岩社長
第90話「非情の一発」(1974年) - 檜垣五郎
第155話「家族」(1975年) - 会長
第279話「愛と怒り」(1977年) - 坂口(星美商事常務)
第418話「ルポライター」(1980年) - 岩田剛造

✅松本伊佐武は、
同じゴリ主演作品の
第249話「嘘」にも主演している。


✅黒岩の情婦冴子(戸部夕子)

美しきチャレンジャー(1971年、TBS) - 堀川敏江役

太陽!では、
第42話「知らない街で…」(1973年) - 冴子(黒岩の愛人)
第171話「暴走」(1975年) - 橋爪家の家政婦
第180話「訣別」(1975年) - 葛西友子


太陽にほえろ! 第42話「知らない街で…」
動画は、上記コピーして検索して下さい。
Rutubeで、小林恭治NA次回予告付きが視聴可能。


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