武宮直樹

ライター|本名で中小企業診断士|元)メーカー海外営業|1972年生まれ|息子ひとりのお…

武宮直樹

ライター|本名で中小企業診断士|元)メーカー海外営業|1972年生まれ|息子ひとりのお父さん|ゴルフ|サッカー(もっぱら観戦)|囲碁|黒霧島大好き|蕎麦大好き|時間と場所を選ばない働き方を模索中

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    気ままに書いたものです。

最近の記事

【時事抄】 やり過ぎな人たち、過敏反応社会

花粉症の時期、公用で都内某所を訪れた日の朝のこと。その日は特に症状がひどく、朝の早いうちにポケットティッシュを切らしてしまいました。某所駅前にキャバクラらしき店が偶然あり、開店前の店頭にポケットティッシュが置いてあったので、2袋ほどいただいて急場を凌いだことがあります。 開店前の店頭にあった販促品を手にしたことで、その後職を失った女性の話を読んで、今年春先の自身の出来事を思い出した次第です。 今朝の日本経済新聞に掲載された記事のことです。 <要約> 銀行で副店長を務めて

    • 【時事抄】 上司も部下も外国人

      数ヶ月前のこと、自宅近くの古びた民家の解体工事が行われていました。重機を操作する人、廃材を運送車両に積み上げる人、いずれも外国人の方でした。東南アジア系とアラブっぽい顔立ちの、多様な国籍と思われる4〜5人の男性でしたが、目に止まったのが現場監督とみられる指示役で、恰幅の良い中年女性!でしたが、こちらも東南アジア系でした。 都内の閑静な住宅地で行われた解体作業に従事する作業員が全て外国人という風景。彼ら彼女らは何語で会話しているのだろう?という疑問とともに、これが日本の現実と

      • 【時事抄】 仮想通貨の闇取引、投機というたしなみ

        ビットコインが息を吹き返しており、底を売ったとみられる2022年末から、今年になって約5倍に急上昇しました。新NISA導入を機に、特に若者の間に投資熱が広がっていますが、再び盛り上がる仮想通貨の闇売買に手を出し、知らぬ間に犯罪に巻き込まれているといったケースもあるようです。 日本経済新聞に掲載された記事を見てみます。 <要約> 暗号資産(仮想通貨)の違法売買が横行している。個人がSNS上で電子マネーとの交換を持ちかけるケースが多く、警視庁が3月に摘発した男子高校生は手数料

        • 【時事抄】 あと半年で米大統領選挙

          今年11月5日に控える米大統領選挙まで残り6ヶ月となりました。コロナ対応に失敗して世論の支持を失い退場を迫られたトランプ氏が、コロナ禍が終息した今再び、超大国を率いるリーダーに復権するのか。老齢のバイデン氏がさらに4年の任期を耐えるのか。2024年は時代の節目となるでしょう。 贔屓にする秋田浩之氏の手による、米大統領選に関する記事が日本経済新聞に掲載されてましたので見てみます。 <要約> 米大統領選挙は、米世論調査だけ見ればトランプ前大統領が明らかに優勢だ。だが、現職バイ

        【時事抄】 やり過ぎな人たち、過敏反応社会

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          2本

        記事

          【時事抄】 苦しい花粉症にもメリット

          5月GWを迎え、例年どおり関東地方周辺では花粉の飛散がほぼ無くなりました。新緑に包まれた街並みを眺めながら、花粉症から解放された嬉しさと、暖かく乾いた空気の気持ちよさと、ともに感じています。梅雨が始まるまでのこの数週間が、1年の中で最も好きな時期のひとつですね。 そんな毎年恒例の「苦行」ともいうべき花粉症ですが、発症者は「がん」に罹りにくいというメリットがあることが報じられていました。面白い記事だったので取り上げてみます。 日本経済新聞の記事を見てみましょう。 <要約>

          【時事抄】 苦しい花粉症にもメリット

          【時事抄】 SNS投資詐欺の急増、GAFAM一角の衰えを知る

          著名人の顔写真を載せて勧誘に誘うSNS上の偽広告に対して、運営会社の日本法人に集団訴訟を行うことが報じられました。堀江貴文氏や前澤友作氏といった著名人が、問題を放置を続けるFacebook運営元メタ社の企業姿勢を糾弾し、自民党が法規制に向けた勉強会が発足させました。 今年から始まった新NISA制度は多くの人々の関心を集め、堅調な株価にも支えられて、投資ブームが広がっています。お金への不安と儲け話を聞いた羨望とで、投資初心者を狙った詐欺が急増しているようです。 日本経済新聞

          【時事抄】 SNS投資詐欺の急増、GAFAM一角の衰えを知る

          2回目)1次・2次共通:学習計画を立て、学習実績を見える化する 【中小企業診断士試験】

          連載2回目となる今回から、文体を「です・ます」調から「である・だ」調に切り替える。ちょっと上から目線で。お許しを。 ということで、これから「センターピン」を7回にわたったお伝えしていく。 最初のセンターピンは、 ・計画を作りフィードバックを得て見直し続ける ・学習実績を見える化する いわゆる「PDCAを回す」「見える化する」で当たり前すぎて拍子抜けするかもしれない。ビジネスなど実務の世界でお馴染みの道具だが、学習の世界でもこれが地図になる。 実務のノウハウは応用範囲

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          【時事抄】 神田祭り、円相場急変

          4月下旬から5月GW期間にかけて、日銀の金融政策決定会合、米連邦準備理事会(FRB)の米連邦公開市場委員会(FOMC)、米・雇用統計といった注目のイベントが重なるなか、日本は大型連休に突入して市場関係者が職場を離れ、市場の取引量が薄くなるタイミングと重なりました。外国為替市場に嵐が吹き荒れそうだと予感がありましたが、歴史的な1週間になっています。 米国の強い景気を依然として確認できるのか、注目の雇用統計の発表を今晩に控えて、まだまだ為替台風は沈静化しそうにありませんが、この

          【時事抄】 神田祭り、円相場急変

          【時事抄】 歴史をつないだサッカーU23日本代表、五輪出場が決定

          前回カタール戦では人数的に優位な状況にもかかわらず同点に追い付かれ、勢いのまま逆転、五輪出場権をついに逃すかという一戦でした。苦しい試合を乗り越えて、チームは一回り大きくなった気がします。 日本経済新聞の短い記事で振り返ってみます。 <要約> サッカー男子がパリ五輪への出場を決めた。29日、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23(23歳以下)アジア・カップの準決勝で、日本はイラクを2-0で下して決勝進出を果たした。今大会3位までが五輪切符を獲得し、決勝進出を果たした日本と

          【時事抄】 歴史をつないだサッカーU23日本代表、五輪出場が決定

          【随想】 飽きてきたときが伸びるとき

          仕事とは何か。人それぞれに意見があるでしょうが、「他人のために働くこと」という言葉がいちばん違和感を感じません。「他人」というのが、目の前のお客様だったり、最終消費者だったり、直属の上司だったりするわけですが、「他人」が求めている物・事をキチンと提供すること。しかも笑顔で。 感性豊かで聡明なひとりの女性が、西洋文明の服作りに挑み、「他人」に喜ばれる衣装を手がけ、本場パリでも高い評価を得ました。しかし、「他人」のために創った服を、手放しで賞賛する「他人」ばかりではありません。

          【随想】 飽きてきたときが伸びるとき

          【時事抄】 菅首相を思い出させる、岸田首相の不人気

          昨日行われた衆議院3選の選挙結果は、「自民全敗」「立民全勝」と報じられました。衆院東京15区、島根1区、長崎3区の補欠選挙のうち、自民党候補が立候補したのは島根1区のみ、残り2つの不戦敗という結果でした。 「全敗」という言い方が果たして正しいのかどうかと思いますが、唯一の与野党対決だった島根1区を落としたのは自民党にとって痛手でしょう。竹下登元首相ら自民党大物議員を輩出してきた「保守王国」でしたから。 「増税メガネ」と揶揄されて不人気絶頂の岸田首相の指導力が問われている、

          【時事抄】 菅首相を思い出させる、岸田首相の不人気

          【時事抄】 想定外を想定内に、サイバーテロというテールリスク

          紙の新聞を読むメリットのひとつは、「あなたにお勧め」と過度にスクリーニングされた情報が集まりやすいネットにくらべて、思いもよらないネタに出会う偶然があること。英国ジャーナリストのジリアン・テット女史がフィナンシャル・タイムズに寄稿したコラムの日訳を読み、「これもブラック・スワンだな」、と思った次第です。 日本経済新聞の記事を見てみましょう。 <要約> 友人が米ボストンで予定していた脳外科手術が突然キャンセルされた。米国大手ユナイテッド・ヘルス・グループの一部門がランサムウ

          【時事抄】 想定外を想定内に、サイバーテロというテールリスク

          【時事抄】 植田総裁と日本銀行がめざす金融正常化へのシナリオ

          植田総裁が就任して1年、日銀の金融政策決定会合が益々注目を集めるようになりました。あらゆる食料品や生活用品にまで物価上昇が波及する一方で、円の価値は30年前の水準にまで下落し、日銀の政策変更に関心が集まっています。 4月の会合結果を、26日正午過ぎに「現状を維持する」と公表しました。 現状とは何かを整理すると次の通りです。 政策金利は0~0.1%程度で維持する 国債の買い入れ継続 今朝、日本経済新聞に掲載された興味深い解説記事を見てみます。 <要約> 円安対応を期待

          【時事抄】 植田総裁と日本銀行がめざす金融正常化へのシナリオ

          【時事抄】 上昇する銅価格が意味すること

          銅の英語名はCupper(カッパー)。銅の国際価格は、世界経済の先行きを診察するお医者さん、という意味で「Dr. Cupper」(ドクター・カッパー)の異名があります。銅が建設、機械、運送、といった基幹分野で幅広く使われるからです。いま銅価格が上昇を続けています。 今朝の日本経済新聞に記事が出ていましたので見てみましょう。 <要約> 銅の国内価格が上昇を続けている。指標となるJX金属の銅建値は25日現在、1トン156万円をつけ、年初からの上昇率が25%に達する。国際価格の

          【時事抄】 上昇する銅価格が意味すること

          【時事抄】 世界一有名なネズミ、だけじゃない

          この冬、北海道へ家族旅行へ行きました。スキーとラーメンと海産物を楽しんできましたが、円安が進んで海外旅行に行きにくくなった今、日本国内を再発見するべき時期と割り切ってます。しかし、海外からのインバウンド客を目論んで、ホテル宿泊費が随分高くなったことを実感させられました。 そんな経緯もあり、東京ディズニーリゾートの高級ホテル開業のニュースが目に入ってきました。日本経済新聞の記事を見てみましょう。 <要約> 東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランド(OLC

          【時事抄】 世界一有名なネズミ、だけじゃない

          【時事抄】 2つの局地戦で踏ん張ることこそ

          日経新聞の朝刊で、秋田浩之さんの記事は欠かさず読むようにしています。複雑な海外情勢を整理し、今後の展望を考えるうえで欠かせない知識と視点を提供してくれます。文章も上手でわかりやすい。 今朝の日本経済新聞に掲載された最新コラムを見てみます。 <要約> 中東の戦況が予測できないなか、中東情勢は想像を超える早さで危ない方向に進んでいる。今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない。岸田首相が重ねてきた警告は、いまや「今日の中東は、明日のアジア」という方が正確だ。局地紛争が大戦争

          【時事抄】 2つの局地戦で踏ん張ることこそ