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ついつい観なおしてしまうアニメには共通点があるのか。

怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。
フリードリヒ・ニーチェ『善悪の彼岸』より

新しいものを迎え入れるときは、注意しなければなりません。スマホもそう、Amazonもそう。新しくて便利なものを生活に取り入れると、それは急速に自らの生活に侵食し、やがてなくてはならないものとなっていきます。

それがもたらすものが、良い影響だけなら問題はありません。しかし大抵は、なんらかの困った影響も一緒に連れてきます。

コロナの影響から、リモートワークが大きく推進されました。ボクもしばらく、リモートで働くこととなりました。

そんなときに、ついつい取り入れてしまったもの。我が生活に迎え入れてしまったもの。まさかこんなことになろうとは...。

やりやがったな!
dアニメストアめ!!

ハイキューの最新シーズンがどうしても見たくて、dアニメストアを登録してしまったんです。だって、初月無料だから。1ヶ月あれば余裕でハイキュー観れるから。

いざ登録してみると、その作品数に驚きます。「この作品好きだったな〜」とか、「これ観てた!懐かしい!」とか、「このアニメはどんな内容だったっけな〜」とか。

1ヶ月で300話くらい観てるんだけど!!
時間にして125時間、日にち換算だと5日間オーバーなんだけど!!!

これは恐ろしい...。なんでこんなことになってしまったんだ、作業のおともにアニメを流していたら、ここまでボクの生活を侵食してきていたなんて...。

先に言い訳をしておきましょう。あくまで作業のお共とし観ていたので、決して!決してアニメだけひたすら観続けて5日間というわけではございません。

せいぜい、ジョジョやその仲間たちがスタンドを出した瞬間手が止まったり、OPが始まったら部屋で一緒に熱唱していた程度でございます。

でも大事なのは、dアニメストアという史上最大級に極悪な犯罪者によって奪われた時間を、どれだけ有意義なものにできるかということ。「過去は変えられないけれど、その過去の意味を変えることはできる」」というようなことを、キンコン西野さんもおっしゃっておりました。

125時間費やしたこの時間を意味あるものにし、なんらかの形で皆様に学びや気付きをお届けすることができれば、dアニメストアを単なる泥棒ではなく、鼠小僧のような義賊とすることができるのです。

前置きが長くなりましたが、せっかくなので、ボクがついつい観てしまったアニメにどんな共通点があったのかや、そこから思い浮かんだ大事なこととかについて書いてみようと思います。

■ 5月に一気に観ちゃったアニメ一覧

まず早速、dアニメストアを登録してから1ヶ月で観た、一気に観てしまったアニメ一覧です。合計19タイトルも観てました。

異世界ものや超能力、異能力系が多い印象です。ここからさらに、何か共通点はあるのか考えてみたところ、色々と面白いとに気づいたので、それをまとめていこうと思います。

■ 放送年が2012年〜2013年のタイトルが多い

19タイトルのうちのほぼ半数、9タイトルが、2012年〜2013年に放送されていた作品でした。これがどういう年かというと、ボクが大学1年、2年のとき。ボクが人生史上最もアニメを観まくっていた時期に一致します。

ちなみにボクが大学生であった2012年〜2015年に放送されていたものに範囲を広げると、19タイトル中15タイトルにも。

今になって観なおしたということは、この作品が特に印象に残っていたということだと思うのですが、その要因として大学生活中に観ていたというのは大きいと思います。

なにぶん理系大学で、ボクの周りには同じようにアニメ好きが多かったです。それはそれは、新しいクールが始まれば、ひとまず放送開始した作品をほぼ全部チェックするほどに。

サークルの仲間と、「今期はこのアニメが面白いよね!」とか「これめっちゃ好き!」と語らいあっていた作品がとても多いです。特に『DOG DAYS』なんて、ぶっとんだ設定やギャグが過ぎる展開について、「くだらね〜〜」と友達と語らいあっていました。

きっと制作陣の思惑にまんまとハマっています。

■ OP/EDの曲が好きだった作品が多いタイトルが多い

『ばらかもん』はOPもEDも大好きでした。OPの『らしさ』は歌詞のまっすぐさと暖かさに心をギュッとつかまれ、カラオケで歌いまくってました。歌っているSUPER BEAVERのファンになったきっかけの曲でもあります。EDの『Innocence』も、作品の雰囲気に合っていて好きでした。

『京騒戯画』のOPの『ココ」に、EDの『疾走銀河』も大好きで、カラオケでアニメ映像付きになったときはテンション上がりまくってました。

カラオケ、行き過ぎですね。

考えてみると、放送終了後も定期的に関連するコンテンツに触れて、アニメのことを思い出すきっかけがあった作品が多かったです。曲を聞いていたり、OP映像をYouTubeで観たり。

曲が好きで、アニメも久しぶりに観なおしたい。でもAmazonプライムにアップされていない。そんな作品がdアニメストアにアップされていることに気づいてしまい、観たい気持ちが溢れ出したといったところでしょうか。

■ どうしても観たい1話があったタイトルが多い

実際に観たことある人だけわかるところになってしまいますが、『ヨルムンガンド』は2期のワイリがメインの回が、『血界戦線 & BEYOND』はスティーブンがホームパーティを開催する回がどうしても観たかったんです。

あと、『落第騎士の英雄譚』は主人公の一輝が桐原との戦いに勝つシーンをもう一回ちゃんと観たかったんです。

どうしても観たい1話があって、その1話を観た結果、どうせなら他の話数も、というか最初から観なおしたくなってしまった。これぞ泥沼です。

■ まとめ

大まかに、ついつい観なおしてしまったポイントをまとめて観ると、こんな感じなのかなと思います。

① そもそも好きな作品だった
② 感想などを誰かと共有していた
③ OPやEDなど、何かしら関連コンテンツに触れていた
④ 特に印象深いエピソードがあった

これを言うとおしまいの気もしますが、やっぱり一番大切なのは①ですかね。面白くて、好きな作品だったから、また観なおしたくなった。偉大な製作陣の方々に感謝です。

それではボクは、刀語の再視聴に戻ろうと思います。

それからというもの、その街で彼を見かけることはなくなったという。

やりやがったな!
dアニメストアめ!!

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