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自分らしさってなんだろう

今日は、自分の好きな曲について少し書いてみようと思います。

SUPER BEAVERの『らしさ』という曲。『ばらかもん』というアニメのOP主題歌で、初めて聞いたときから大好きな曲です。

今でこそSUPER BEAVERは好きなアーティストの1つなのですが、間違いなくそのきっかけとなった曲。

SUPER BEAVERの曲は、歌詞がめっちゃ良いんです。
『らしさ』もやっぱり歌詞が良い。

曲全体を通して大好きなのですが、この部分がとくに印象に残ってます。

個性を出さなきゃいけない そういう流行の無個性で
悟ったように 一歩引いた 匿名希望の傍観者
ちょっと待ってよ 星空は 変わらずあの日と同じだよ
理解されずとも宝物は 今でも宝物のはずでしょう

かれこれ二十数年生きているわけですが、その中で少なからず、自分らしさってなんだ?と考える機会はありました。

人とは違うところ、独自性、唯一無二なところ、自分らしさってなんだろうと。

今までを振り返ってみると、小学生のときはわりと最強でした。
勉強はできる方だったし、野球を始めてからは運動もできるようになったし、陸上部の部長とか、生徒会長とか、色々と任せてもらっていたし、自分でいうのもあれですが、優秀な方だったと思うんです。

そこから、歳を重ねるごとに状況が変わってきます。

中学生のときはまだよかった。ただ、高校生になったから、ガラッと変わってきました。

自分より勉強ができる人なんて、たくさんいる。
自分より運動できる人なんて、たくさんいる。
自分より足が早い人なんて、たくさんいる。
自分よりおもしろい人なんて、たくさんいる。

硬式野球部では、ついぞ一度も公式戦に出ることができませんでした。
このあたりで明らかに、自分に対する自信をいうものがポッキリとへし折られていたんだと思います。

特別でありたい。でも特別なんかじゃない。
人と違ったことがしたい。でも空回り。

唯一無二に憧れて、他の人には無い、自分だけが持っている特別を求めて、でもそれが何なのかはどうしてもわからなくて。


社会人も5年目を迎えた今、たくさんの人との出会いがあり、色々と考える機会もあり、少しずつ自分らしく生きらるようになっていると思います。

「自分らしさ」=「自分を認めてあげること」ってことに気づけたのが大きいかもしれません。

「ちょっと待ってよ 星空は 変わらずあの日と同じだよ
 理解されずとも宝物は 今でも宝物のはずでしょう」

この歌詞の意味が、ストンとふに落ちた気がしました。

千葉の田舎で過ごしてきた。
地元は街灯も少なくて、夜は星空がとても綺麗に見えた。

あの頃はセカイがまだ狭かった。

高校、大学と進学する中で、より多くの人と接するようになる。
優秀な人に囲まれていると、自分がどんどん埋もれていく気がする。

都会は街灯がたくさんあって、夜も明るくて、星が見えにくくなるように、周りの人と比べて、自分を見失ってしまう。

でも、見上げた先に星があるのは間違いなくて、星空の綺麗さっていうのは、周りがどんなに明るくても変わらない。

つい周りと比べてしまうけれど、比較とかじゃなくて、自分自身がどうありたいかに目を向けるのが大切なんだと、この曲はそういうことを伝えてくれているのかなと。

ボクは君じゃないし、君はボクじゃないから
変えられない大切があるから
変わりゆく生活が正しい

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