見出し画像

令和4年度 助成金と絆づくりとハートプラン

大正地区社会福祉協議会 
会長 萩谷 邦昭

 助成金の財源は? 大正地区の町内会自治会に加入している会員の皆様から1世帯68円の会費と毎年行われている「共同募金」で集められた金額に応じた額が、戸塚区社会福協議会から助成金として支給される制度で成り立っています。

 令和3年度は21団体に810,000円の助成金をお渡しすることが出来ました。こども~高齢者まで、戸塚区のハートプラン基本理念「誰もが安心して心豊かに暮らすことのできる地域社会の実現」に向けて、地域ごとの特性に応じた目標を掲げ取り組んでいます。

 その目標達成に向けて、最先端の現場で活動している団体への支援に使われています。令和3年度までは申請や相談に期限を設けていましたが、本年度からは何時でも何処ででも受け付けることに致しました。気軽に声をかけてくださることを願っています。
 もう目の前は、課題だらけの世界が口を開けて待っています。猶予は許されません。

 令和3年9月28日(火)読売新聞朝刊 「めぐみ在宅クリニック」院長 小沢竹俊さんの記事を紹介します。

多死社会 地域で支え合う 幸福な最後へ 苦しむ人の理解者に
《高齢者の進展で、死亡数はこれからも増え続ける。「多死社会の」の到来だ》《医療機関と言う「公助」はゆらぎつつある。だが、高齢者の支え手となるべき家族の存在も心もとない。少子化に歯止めがかからず、生涯未婚率も上昇の一途だ。身寄りがなく、誰も頼りにできず、経済的にも困窮する人がますます増えると危惧される》《地球を支えながら、自らも理想の最後について考えていくことが大切だと説く》

メモ:厚生労働省の「人口動態統計」によると、2020年の年間死亡数は約137万人。国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口」(2017年推計)によれば、死亡数は今後も増え続け、31年以降は年間160万人台に突入する見通しだ。

 この2年半余りのコロナ禍の中、簡素化されつつあった葬儀も一気に加速され、家族葬が一般化してきたようです。「村八分」の例えで、どんなに疎外された存在でも、火事の際の消火活動と葬式は別物として扱い、絆を切らないが日本人の知恵だったようです。最後まで絆を切らさなかった葬式も、頼りにならなくなった現在と将来の絆づくりは?

 第4期ハートプラン達成に向けての実践を通じて、再構築しようではありませんか!!それは子供や孫世代に対して、現役世代の務めであり、義務だと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?