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WMを大解剖(前編)

こんにちは!大正クエストです。

初回の記事で、大正クエストの各部署の事業内容について触れました。

そこで今回は、筆者が所属している「ワイルドライフマネジメント事業部」の業務内容についてご紹介していきたいと思います。

ワイルドライフマネジメントってなに?

事業内容について書く前に、まずは私たちの部署名「ワイルドライフマネジメント」について説明します。

ワイルドライフマネジメントとは、一般的に野生生物の保護管理を指す言葉です。
もう少し詳しくいうと、人間、野生生物、生息環境の3要素の関係を適切に調整し、人間と野生生物との過度な干渉を取り除くことで、共生・共存を図る手法のことです。

首都圏では、ハト、カラスなどの鳥類、ハクビシン、アライグマなどの哺乳類など、様々な野生生物による被害が発生しています。

私たちの部署では、そういった有害野生生物の被害に幅広く対応しています。


ハクビシン


WMの業務を大解剖

さて、ここからは私たちの業務をご紹介していきたいと思います。

・有害鳥類の対策

繁殖期に巣を作って通行人に襲い掛かるカラスや、集団でねぐらを作って大量のフンをするムクドリなど、人間の身近なところで様々な鳥に関する問題が発生していますが、弊社に寄せられる相談や駆除依頼はドバトが多くを占めます。

ドバトは、「カワラバト」という別名にもあるように、河川敷や農耕地などの開けた環境に生息する鳥です。市街地の環境にもよく適応し、近年では都市部での数の増えすぎが社会問題になっています。ドバトの本来の営巣地(巣を作る場所)は、切り立った岸壁のくぼみや岩棚等の、外敵である哺乳類が近づけない場所とされています。そのため、都市部では環境が類似したビルやマンションなどの外敵が近づけない人工物を利用して繁殖しており、人目に付きやすい箇所が大量のフンで汚れ、度々問題になるのです。

ドバト


また、大量のフンを放置することで、寄生虫の発生源となったり、感染症の媒介、金属の腐食など、様々な問題を引き起こします。

ハトによるフン害は、汚損により見た目を損なうだけでなく、人間の生活にまで悪影響を及ぼす可能性もあるのです。


私たちのハト対策は、状況に応じて様々な部材を使い分けています。

照明や看板の上、立体駐車場の梁など、ハトが頻繁に止まる箇所を重点的に対策し、止まらせない・侵入させないことで被害を食い止め、問題を解決しています。



・有害獣類の対策

私たちの部署では鳥の他に、ハクビシンアライグマなどのような哺乳類の対策も行っています。

近年彼らは活動の域を都心近くまでに広げており、テレビやネットニュースなどでもゴミを荒らすアライグマの映像などを頻繁に目にします。


アライグマ

問題となっているアライグマやハクビシンは、主に冬場、暖を取るために建物の屋根裏、倉庫などをねぐらとして利用します。

溜めフンの習性がある彼らが屋根裏で大量のフンをすることで、寄生虫・ダニの発生や、部材に染みができるなどの問題を引き起こしてしまうのです。

ハクビシン・アライグマなどでお困りの場合は、捕獲又は点検をした上で侵入経路を塞いでしまう閉塞などで対応しています。



このように、私たちワイルドライフマネジメント事業部では、ハトなどの鳥類をはじめ、ハクビシン、アライグマなどの野生生物対策を幅広く行っています。

次回は、鳥類対策・獣類対策の2つに分け、施工内容や対策方法、生態についてなどをより掘り下げてご紹介したいと思います。

身近な野生生物の問題でお困りの方必見の情報も書いていきますので、ぜひ次回の記事も読んでいただきますようお願いします!




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