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くる日もくる日も

NHKプロフェッショナルで普通の定番日本料理だけで勝負する元祖板前割烹浜作三代目、森川裕之さんの回を観ました。
自分のような毎日同じような物を同じように作っている人間には勇気を頂ける内容でした。
御本人も同じように悩むなかで歌舞伎の中村吉右衛門氏やクラシック音楽の指揮者の仕事に鼓舞されたそうです。
氏は鱧を皮までうっすら切って柔かくすることに成功しました。僕はテーラー大先生に百着作らないと解らないと言われましたが、最近そんな大先生のやり方の決定的な間違いに気づきました。他にも最近、古典的な手法の穴に次々気づいて、塾の生徒にも昨日、一年前はこう教えたけと間違いだった、と訂正しました。僕なりの百着を越えたのかもしれません。
お客さんにも、紺だけ作られては?と提案差し上げたりもします。
物事は狭くするほどに深くなるものですね。
最近は同世代デザイナーのパリコレ動向も気にならなくなりました。


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