TaishiNobukuni

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記事一覧

トラウザーズにおけるアイロン仕事について

トラウザーズのアイロンによるシェイピングには様々な考え方があります。 上皇陛下御用達のH大先生には、カーブの外周を伸ばすと教わりましたが、それだとどうにも限界があ…

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第五世代戦争形態

ツイッターアカウントが復活したロバート·マローン博士が、この流行り病い騒動は、認知戦という第五次の戦争形態だったと引用する写真の書。 以下に要点を自動翻訳しまし…

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ロックミシンでロックしたい

最近Tシャツのプロジェクト(ご注文頂いた方々、しばしお待ちを!)に向けて、シルクスクリーンやロックミシンによる縫製とカットソーのパターンを研究していてドキドキしてい…

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357マグナム8.5インチ

初七日が過ぎました。 畳み込まれるように進む事後処理に、小林秀雄の言葉ではありませんが、哀しみが追いつきません。 この事件はケネディ暗殺以上に日航機事件のような不…

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ヴィガーノ大司教へのインタビュー

デスクトップ版 スティーブ・バノンの戦争部屋 パンデミック 家庭への攻撃 独占インタビュー:スティーブ・バノン、英雄的大司教ヴィガノに聞く WarRoom.org by EDITO…

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くる日もくる日も

NHKプロフェッショナルで普通の定番日本料理だけで勝負する元祖板前割烹浜作三代目、森川裕之さんの回を観ました。 自分のような毎日同じような物を同じように作っている人…

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ウォーターゲート事件

ウォーターゲート事件から50年だそう。 機密書類が解除されて、どうもかなりCIAが工作した罠だったと明らかになってきている様子。 尊敬する馬渕元ウクライナ大使はロンド…

3

ビート文学にはビートを感じない

今日は休日で読書三昧。 MAAJIDのオールドヒップホップのミックスを聴きながら彼の自伝を読んでいます。 僕は文学とは同時代性から生まれるビートだと思っていますが、反面…

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男を作る

僕の師匠がビクトリアアルバートミュージアムのMasculinity展に招待されたところ、そのまた師匠のトミー=ナッター氏へのトリビュートがあったようで珍しくインスタのストー…

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CULTURE and POLITICS Maajid Nawazについて

20年近く前ヨガを始めて激烈な内的体験をしながらちょっと浮き世離れしてしまい、そんな事知らなきゃ良かったと後悔しました。 この数年は政治的な真実を知り発言しだして…

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テーラーとしてのDNA

僕が仕立て屋としての血脈の源流だと勝手に尊敬しているトミーナッターのカッターだったエドワード·セクストン氏が上の元来のスタイルと別にイタリアに寄ったパッドがなく…

5

GONZO 正直であるということ。

独立系ジャーナリストの偏向がないウクライナ報と同時にジョニー·デップの元妻アンバーへの名誉毀損裁判を観ています。 後者を観るのは悪趣味かもですが、リアルな法廷劇…

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イングリッシュドレープについて僕が知ってる2,3の事柄その5

普通のモダンなカットの型紙をイングリッシュドレープ仕様にするにはネックポイントを起こして胸巾を広げます。 するとどうでしょう。それは日本的な古いジャケットの形に…

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イングリッシュ·ドレープについて僕が知っている2,3の事柄 その4|TaishiNobukuni #note

脇前面がイングリッシュ·ドレープと呼ばれるのに対し、後ろには後ろのドレープがあり、日本ではだき皺と呼ばれたりします。 サムネイル写真はChittleborough & Morganで頂…

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イングリッシュ·ドレープについて僕が知っている2,3の事柄 その3

写真はフレデリック·ショルテによるウィンザー公爵のモーニング。 トラウザーズはブレイシーズ(サスペンダー)対応のいわゆる英国式なトラウザーズが公爵はお嫌いで、ベル…

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イングリッシュドレープについて僕が知っている2~3の事柄。

REZAによるスティーブン·ヒッチコック氏のインタビューに大いに学んでいます。 そして裁断に思いを巡らせ、モダンでクリーンなカットの型紙を、イングリッシュドレープの…

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トラウザーズにおけるアイロン仕事について

トラウザーズにおけるアイロン仕事について

トラウザーズのアイロンによるシェイピングには様々な考え方があります。
上皇陛下御用達のH大先生には、カーブの外周を伸ばすと教わりましたが、それだとどうにも限界があると感じてきました。
僕は以前FBフレンドである 家具デザイナーの井上先生 Noboru Inoue 氏 に椅子のデザインを学んでいたことがあります。そこで教わったのは、写真のように木を真円に曲げるかのハンスJウェグナーのデザインを具現化

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第五世代戦争形態

第五世代戦争形態

ツイッターアカウントが復活したロバート·マローン博士が、この流行り病い騒動は、認知戦という第五次の戦争形態だったと引用する写真の書。
以下に要点を自動翻訳しました。

戦争の構図が変わりつつある。従来の戦争技術は衰退し、情報戦、非対称戦、メディア・プロパガンダ戦、ハイブリッド戦など、より新しい戦争戦術やツールがその隙間を埋めつつあり、結果的に戦闘員と非戦闘員、戦時と平時の境界線を曖昧にしているので

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ロックミシンでロックしたい

ロックミシンでロックしたい

最近Tシャツのプロジェクト(ご注文頂いた方々、しばしお待ちを!)に向けて、シルクスクリーンやロックミシンによる縫製とカットソーのパターンを研究していてドキドキしています。
僕がロンドンに住んでてパリに遊びに行ったりしてた頃の90年代中盤のズーリー·ベト(映画アンジップドでフォレス·ウィタカーが演じてた役のモデル)やジャンコロナといったロックミシンでチープな素材をセクシーに縫い合わせてたデザイナー達

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357マグナム8.5インチ

357マグナム8.5インチ

初七日が過ぎました。
畳み込まれるように進む事後処理に、小林秀雄の言葉ではありませんが、哀しみが追いつきません。
この事件はケネディ暗殺以上に日航機事件のような不気味な霧に包まれています。確実に、解明されることはないだろうし、あれこれ言っても仕方ないし今後言いませんが、どうしてもイッセー尾形さんが再現ドラマの犯人役を演じた警視長官狙撃事件の印象が深く思い出されます。
その武器はコルトパイソン357

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ヴィガーノ大司教へのインタビュー

デスクトップ版

スティーブ・バノンの戦争部屋 パンデミック

家庭への攻撃

独占インタビュー:スティーブ・バノン、英雄的大司教ヴィガノに聞く

WarRoom.org

by EDITOR 2022年6月30日

A

閣下、サイコ・パンデミックに続き、今度はロシア・ウクライナ危機が発生しましたね。私たちは、一つのプロジェクトの「第二段階」にいるのでしょうか、それとも、コビド茶番劇は終わったと

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くる日もくる日も

くる日もくる日も

NHKプロフェッショナルで普通の定番日本料理だけで勝負する元祖板前割烹浜作三代目、森川裕之さんの回を観ました。
自分のような毎日同じような物を同じように作っている人間には勇気を頂ける内容でした。
御本人も同じように悩むなかで歌舞伎の中村吉右衛門氏やクラシック音楽の指揮者の仕事に鼓舞されたそうです。
氏は鱧を皮までうっすら切って柔かくすることに成功しました。僕はテーラー大先生に百着作らないと解らない

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ウォーターゲート事件

ウォーターゲート事件

ウォーターゲート事件から50年だそう。
機密書類が解除されて、どうもかなりCIAが工作した罠だったと明らかになってきている様子。
尊敬する馬渕元ウクライナ大使はロンドンシティの国際金融資本によりニクソンは引き摺り下ろされたと仰っている。
そんな難しい話抜きにしても、それを題材としたこの映画におけるレッドフォードとホフマンの新聞記者のスタイルのタイドアップにカジュアルパンツな着崩し感が好きなのです。

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ビート文学にはビートを感じない

ビート文学にはビートを感じない

今日は休日で読書三昧。
MAAJIDのオールドヒップホップのミックスを聴きながら彼の自伝を読んでいます。
僕は文学とは同時代性から生まれるビートだと思っていますが、反面ビート文学にビートを感じたことがありません。
本当のビートがある文学の最初は長距離ランナーの孤独だと思ってて、"ライ麦畑でつかまえて"は誰かが主語を僕ではなく俺として翻訳すべきだとずっと感じています。
映画がこけてあまり注目されなか

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男を作る

男を作る

僕の師匠がビクトリアアルバートミュージアムのMasculinity展に招待されたところ、そのまた師匠のトミー=ナッター氏へのトリビュートがあったようで珍しくインスタのストーリーにアップされてました。
土曜日からの拙者の1INCH LOWER RIGHT SHOULDER展にはナッター氏の71年のジャケットも展示しますが、この数年、氏にさんざんインスパイアされて服を作ってきたあげくトミーさんと全く逆

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CULTURE and POLITICS Maajid Nawazについて

CULTURE and POLITICS Maajid Nawazについて

20年近く前ヨガを始めて激烈な内的体験をしながらちょっと浮き世離れしてしまい、そんな事知らなきゃ良かったと後悔しました。
この数年は政治的な真実を知り発言しだして友達を失い葛藤しました。
あらゆる議題に全く共感する、この自叙伝通りRADICALな視点を持つ元イスラム原理主義者マジド=ナワズをジョン·ローガンの番組で観てジュード·ローに似たイギリス訛りに妙な共感を覚え好きになりました。
昨日も憂鬱な

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テーラーとしてのDNA

テーラーとしてのDNA

僕が仕立て屋としての血脈の源流だと勝手に尊敬しているトミーナッターのカッターだったエドワード·セクストン氏が上の元来のスタイルと別にイタリアに寄ったパッドがなく裾がラウンドな下のスタイルも始めた模様。
うーん、なんだか去勢されたように感じます。
しかし10年ばかりやってきての最終結論は、日本人は怒り肩だという事。だからスクエアなシルエットは似合う人が限定されるのも事実。それとサピルロウの名店で仕立

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GONZO 正直であるということ。

GONZO 正直であるということ。

独立系ジャーナリストの偏向がないウクライナ報と同時にジョニー·デップの元妻アンバーへの名誉毀損裁判を観ています。
後者を観るのは悪趣味かもですが、リアルな法廷劇ってあまり観る機会がないので。ベットの自分が寝る位置に人糞があった、ペット犬のだ、そうじゃないといったやりとりから、次第に元妻による暴力があきらかに。役者だしってのもありますが、ジョニデとはいえ苦悩を抱えた一人の繊細な人間であることが伝わり

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イングリッシュドレープについて僕が知ってる2,3の事柄その5

イングリッシュドレープについて僕が知ってる2,3の事柄その5

普通のモダンなカットの型紙をイングリッシュドレープ仕様にするにはネックポイントを起こして胸巾を広げます。
するとどうでしょう。それは日本的な古いジャケットの形に近くなるのです。
戦前からの日本のテーラーはアンダーソンシェパードやキルガーフレンチの型紙をコピーしてたのかもしれません。しかし何故ドレープしないかというと芯の地の目がストレートで硬く、単に張ってる胸になっていたのですね。
僕がサビルロウ1

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イングリッシュ·ドレープについて僕が知っている2,3の事柄 その4|TaishiNobukuni #note

イングリッシュ·ドレープについて僕が知っている2,3の事柄 その4|TaishiNobukuni #note

脇前面がイングリッシュ·ドレープと呼ばれるのに対し、後ろには後ろのドレープがあり、日本ではだき皺と呼ばれたりします。
サムネイル写真はChittleborough & Morganで頂いた後ろ脇用パッド、通称angel padです。angelは肩甲骨をangel's bone と呼ぶことからそう呼ばれ、肩パッドも然りですがそれらは肩甲骨の高さにより生じる空間を埋める感覚があります。このパッドはバサ

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イングリッシュ·ドレープについて僕が知っている2,3の事柄 その3

イングリッシュ·ドレープについて僕が知っている2,3の事柄 その3

写真はフレデリック·ショルテによるウィンザー公爵のモーニング。
トラウザーズはブレイシーズ(サスペンダー)対応のいわゆる英国式なトラウザーズが公爵はお嫌いで、ベルト対応のものをFoster's and Sonで別に仕立てたそうです。
ジャケットの胸の脇にはいわゆるドレープがわかりやすく見受けられます。
左右でボリュームが違うのは胸筋の発達具合の差かもしれません。
それにしてもドレープを探る旅は、そ

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イングリッシュドレープについて僕が知っている2~3の事柄。

イングリッシュドレープについて僕が知っている2~3の事柄。

REZAによるスティーブン·ヒッチコック氏のインタビューに大いに学んでいます。
そして裁断に思いを巡らせ、モダンでクリーンなカットの型紙を、イングリッシュドレープのための型紙に展開していくと……
あろうことか、日本的な古臭い型紙になっていきます。
では何が違うのかというと芯の地の目と袖山です。
もしくは当時の型紙はAnderson Shepherdなどの型紙がスタンダードとして参照されたけど、芯が

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