2019年 天の川撮影月間カレンダー(北海道)
2019年の天の川撮影 月間カレンダーの北海道バージョンになります。
掲載してるのは北海道で観測できる2月〜10月
(画像の転載、譲渡等はお断りしております)
(以下説明共通)
同じ日本でも地域によって天の川の見え方が異なり、北海道では濃い部分が地平線に近くなり見える時間が短めに、沖縄では濃い部分が地平線から高く上がり見える時間が長めになっています。北緯の影響を受けるようです。
なので今回は「北海道」「九州〜関東」「沖縄県」の3バージョンを作成しました。
九州〜関東は兵庫県を測点にしています。
・月間カレンダーのチェック方法をご説明します。
まず日にち毎にある下半分の青いマスは、天の川の最も濃い部分(グレートスタークラウド)が上がる方角を表しています。
基本、天の川の濃い部分は2月や3月にかけては夜明け前に南東の方角、その後4月5月になると徐々に観測できる時間が増えて、南東から南西の方へと見える方角は移動していきます。
なのでマスに注目してカレンダーを見ていただければ、天の川は時期によって見える方角が変わっていくのがわかるかと思います。
また、見える方角によって天の川の見え方も変わり、南東に見える時期は地平線に沿う(横)天の川が現れ、南西になるほど地平に対して垂直(縦)の天の川になっていきます。
・主な見え方は
南東 ・・・ 10度から20度の地平線沿いの天の川
南南東 ・・・30度から40度あたりの少し上空にある天の川
南 ・・・60度から70度のかなり高い位置にある天の川
南南西 ・・・ 90度に近くなり地平線に対して垂直に立つ天の川
南西 ・・・ ほぼ垂直、もしくは垂直よりやや倒れた形の天の川
(沖縄のみ"東南東"と"西南西"まであります)
上半分の黄色いマスは月齢を表しています。
黄色が全て埋まっていれば満月、また全て空欄であれば新月になります。
・天の川撮影の条件に関しては
「新月期、最も最適」は天の川が観測出来る間、新月と同等の条件で撮影出来る事を指します。
「撮影時に月の影響無し」は天の川が観測出来る間、月の出が無いことを指します。
「月の出を避ければ撮影が可能」は問題なく撮影出来ますが、月の出により撮影が出来ない時間がある事を指します。
「撮影は可能だけど条件はシビア」は天の川を撮影出来ても、時間が短い、光害または月明かりの影響を受ける可能性がある条件を指します。
カメラ設定は
「f2.8 ss15秒 iso1600」で撮影した場合を基準にしています。
それでは良きシャッターチャンスに恵まれる事を祈念しております。
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