グルーミリー、鬱々と 奈落の涯にでも心さえ落として来ちゃったんだろ?

人間の心なんてね、

蓋を開けて視れば、パンドラの箱。


喜怒哀楽、酒池肉林と謂う奴なんじゃないかな?


えっ、

流石(さすが)に極端だって?

特に戦国乱世なんてね、


禍々(まがまが)しい程に

人間臭さが噴出するだろ?


世間(せけん)が無いのさ。


人間なんてね、

世間、世評、風評が在ればこその

人間(じんかん)なんだよ。


きっとね。

後は、親類関の恕(じょ)、思い遣りだね。

此処も、激しく縺(もつ)れるけどさ。


秀吉がね、

大きく躓(つまず)き

天下から転がり落ちたのも


恕(じょ)、がね

どっか行っちゃったんだね。

きっと


甥っ子、親類さえ

不信、疑心暗鬼の元に皆殺しだぜ。


後は、誰を信じればいいのか、

皆殺しにした当の秀吉だって


グルーミリー(gloomily)、鬱々と

奈落の涯(はて)にでも心さえ

落として来ちゃったんだろ?

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