質問力の伸ばし方
ここ2ヶ月。色々な人と会いました。
仲良くなった人もいれば、あーこれは1回きりだなって人もいます。
まさに十人十色、同じ人はいません、全人類の中でその人に会えた確率は…とかいう話は好きじゃないのでしませんが、とにかく人と会う事は良いことです。
自分と相手が知っている知識の範囲が全く同じ事なんて無いのだから。
数学的に当てはめると、積集合の部分なんて和集合の内の何割なんでしょうか。
いくら嫌いな人だって、学ぶ事はあります。こういう事をすると相手は嫌がるんだな、ということを自身で体験できるのだから。反面教師にして成長すればいい。
まぁここまでは前置きでして、人に会う事は良いこと。というのを端的に説明させて頂きました。
ここからは発展、というか本筋の質問力の向上についてお話します。
確かに人と会う事は大事です、ですがそこで話術が無いと引き出せる物も引き出せないのです。
先日現フランス大統領である、マクロン大統領と2人で食事をした事がある方とお話する機会がありました。
その食事の時期はマクロンがまだ大統領ではなく、20代後半の時のことだったのですが、凄く話を引き出すのが上手で、話していて気持ち良かったと言います。
果たして話していて気持ちいい会話とはなんでしょうか?勿論討論的に100対100で話すのもいいでしょう、ですがここでは1歩引いて相手から引き出す事を重点とします。
人は話していて、相手が自分の話を聞いているか判断する時に、相手から自分の話について具体的な質問をされると『あ、この人よく聞いてくれてるな』と感じます。
そう感じると気持ち良くなって色々なことを話してしまうものです。
そう、大事なのは質問力なんです。
しかし質問をするのが苦手な人は多数存在します、例えばインプットの時間があって、情報提供者が一通り話を終えた時、『なにかここまでで質問がある方はいますか?』と言うのが常套句ですよね。
しかし日本ではそこでシーンとなるのがよく見かけられます。多人数の中だから…というのは無視します。
そういう人は話を聞いていて『へー、そうなんだ。』、『なるほどなあ』で、思考がストップしているんです。それじゃあ小学生の感想と一緒です。
大人『〜という事例がとても凄いと感じました。』
小学生『〜して楽しかったです!』
一緒です。
皆さん読書感想文書いたことありますよね?それと同じです。読書感想文はアウトプットの時に『自分なら〜』『私も同じ様な事が〜』というのを書く。というのを習いませんでしたか?
聞きながら考えるのです、『あー、自分ならこうしてみたいな』『あんな前例があるから組み合わせたら面白いのではないか』
話を聞きながら考える事が苦手な方はTEDなどで慣れましょう。話の節目で動画を止めてその時点での自分の考えを紙に書くだけで意味が有ります。
そうすると段々質問が浮かぶようになってきます。
もし自分が話す機会があって、相手に
『先程仰っていた〇〇と、△△を組み合わせたら面白いのではないでしょうか?』と言われたら、あ、この人話し良く聞いてるな、とか。あ、この人頭いいな。とか思いませんか?
勿論自分の知識量は必要ですが、それも人と話す事で補填されていきます。最初は下手でもいいんです、人と話し、考えて、質問する事を心がけましょう。
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