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分断された人間性
渋谷WOMBで開催された06Sというドラムンベースのパーティーに行ってきました。半年ぶりのパーティーでしたが、踊り狂って楽しかったです。
しかし途中で泣きそうになりました。
Yellockさんが「Isolated humanism」をかけたからです。
コロナ禍でご多聞に漏れずクラブイベントも中止になるなか、日本のトップドラムンベースDJのAKiさんとYellockさんがコラボしたこの楽曲は、非常に思い出深い楽曲です。
人々が出会うことすらままならぬ風潮のなか、一縷の望みとして私を支えてくれたのは、この楽曲です。
繰り返される「Isolated humanism」というフレーズは非常に重たいものがありますが、ドラムンベース独特の疾走感は私を勇気づけてくれました。
この曲に勇気づけられる形で、私は盟友タキザワユキヒト氏とのコラボ楽曲「KARMA」をリリースしました。この楽曲はダブステップですが、お互いのスキルを持ち寄って作った作品として、今でも私の中で良い記憶として残っています。
なぜ私がパーティーの途中で泣きそうになったかというと、リアルな現場で多くの人とこの曲を楽しめる世の中が戻ってきたことに感動したからです。ひょっとしたら二度と会えないかもしれない。そんなことを思っていたのにようやく会えて、時間と空間を共有できたことに喜びを感じました。「Isolated humanism」が「United Humanisim」になったと感じた瞬間です。
私にとって音楽とは、単なる気晴らし以上のものがあります。音楽によって勇気づけられ、今日だけは耐えようという力を与えてくれる存在です。コロナ禍はおさまっていませんが、3年前のことを思えば力を合わせれば乗り切れると思わせてくれる言わば精神安定剤です。
珍しくトップの画像に意味を持たせてみました。閉じられたドアは開かないかもしれません。しかし新聞受けには新聞が挟まっています。扉の先からのメッセージなのか、それともこちら側からのメッセージなのかは分かりませんが、閉ざされているように見えるドアからも、しっかりと連続した想いが続いていると私は感じました。
人間は力を合わせれば難しい時代を生きられる
これを忘れずにこれからも生きていこうと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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