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書籍化作業を一太郎でやってみた

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書籍化作業の一連の流れを公開しながら、一太郎のダイマをします! 新刊のダイマだよ。週2回程度、不定期更新です♪
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書籍化作業を一太郎でやってみた 初稿編②

 初稿編、第2回です。  早速、前回の記事にもご意見いただきました! いろんなやり方の作家さんがいらっしゃいます。  この連載で書くのは、あくまでも、「タイノエさんの場合」です。「絶対こうじゃないとダメ」とは一言も言いませんので、ご了承ください♪  書籍化作業しようにも本文が書けないと、どうにもなりません。当たり前です。内容がないと、本はできあがりませんし、ここは作者ががんばるべき。  自力でなんとかしろ!  でも、ちょっとだけ手伝ってくれたら嬉しい!!  物語は自分

書籍化作業を一太郎でやってみた 改稿編①

 初稿が書き終わったら、改稿ですね!  ここら辺から、書籍化作業っぽくなってまいります。  web版の初稿をお渡ししたら、出版社の担当さんからコメントをいただきます。  ちなみに、「道後温泉 湯築屋」については、ほとんど書き下ろしペースで書いていますが、web連載作なので続きについてプロットの相談をあまりしていません。  フワッと「次は、こういう話にしようと思います」とお伝えして、「問題ないので早く書いてください^^」という感じのやりとりで、次を書きます。 ※たぶん、出版社

書籍化作業を一太郎でやってみた 改稿編②

 改稿編②っだよー!  改稿内容について、軽く。  前回は担当さんの指摘箇所の改稿について書きました。  加えて、web→書籍化する際、「章分けしてください」と言われます。web版は基本的に2000-5000字(諸説あり)を1話として連載しているので、本にするとものすごい細切れになります。   なので、「道後温泉 湯築屋」の場合は全体を4-5章程度で構成し、章の中身も5前後の分割番号をふります。だいたい、web版から3章抽出し、1章分と終章を書き下ろしにしています。また、1

書籍化作業を一太郎でやってみた 改稿編③

 改稿編③ですよ!  このあたりから苦行の推敲作業です。  本稿で例に挙げている『道後温泉 湯築屋』の作業では、改稿のときにある程度の推敲をやっておきます。誤字脱字だけではなく、細かい文章のチェックも行いますね。  このあたりから、一太郎さんの本領発揮です。  前回、表記ゆれの記事でも触れましたが、一太郎には優秀な校正ソフトも同梱されています。優秀なATOKを開発したジャストシステム産のソフトですよ!  わたしは、まず「文章校正」を全体にかけます。Wordでも、軽く緑や赤

書籍化作業を一太郎でやってみた 改稿編④

 改稿編④っす!  もはや、改稿編というより推敲編っすね! ぶっちゃけ、書籍化作業って推敲の時間がめちゃくちゃ長いんだぞ! ハゲる吐く倒れる死ぬ昇天する  今回はわたしがよく使うツールについて紹介するぞ!  一太郎のツールバーは自分の好きなように置き換えてカスタマイズすることができます。わたしのツールバーは、こんな感じ。  よく使う機能をツールバーに表示していますね。ほとんど、校正に関するアイコンです。  一太郎を使用して一番すごいと思ったのが、やはり、校正機能ですね。A

書籍化作業を一太郎でやってみた 校正編

 ちょっと発売日など諸々があり、更新が滞っておりました。  書籍化作業も大詰め、校正編ですね。  なお、こちら。担当さんによって、やり方が全ッ然違うので、あまり鵜呑みにせず、「だいたい、こんな流れか」というニュアンスだけ感じていただければと思います。  改稿した原稿を担当さんにお渡しすると、文庫の様式にデータを落とし込んだものをPDFでもらえます。  さらに、このデータは校正者さんにも渡されており、ここで初めて、作者と担当さん以外の目が入ります(ネットで読まれている分はノ