25年前の3月20日…

この日、私は中学の卒業式でした。良いお天気だったことをよく覚えています。4月から高校生か!友達できるかなー?そんなことを考えながら中学最後の下校をしていました。

帰宅して私服に着替え、テレビを付けると特別番組が放送されていました。

地下鉄で毒ガスの様な物が撒かれる事件発生…


そうです…あの地下鉄サリン事件です。東京の地下鉄でサリンという猛毒が撒かれ、大勢の方が被害に遭われた無差別テロ事件…。

テレビに映し出された映像を観て、怖さで震えました…。横たわる人の多さ、何台もの救急車や消防車、ぐったりして担架で運ばれる方…。私はもう卒業式のことも高校生活のことも一切忘れて、テレビ画面から目を離すことが出来ませんでした。

今、現実に起きている事なの…?


ずっとそんな事を思っていました。なんでこんな酷いことをするの?乗客の皆さんが何か悪いことでもしたの?何も悪いことしてないじゃん…。怖さがだんだんと怒りに変わっていました。

亡くなった方が一人二人と増え、負傷者は6000人を超えていました。四半世紀が経ち、今も後遺症で苦しんでいる方が大勢いらっしゃると思うと、この事件に憤りを感じずにいられません。

今日で25年となる地下鉄サリン事件。この事件を風化させてはいけないと強く思います。そして、二度とこの様な事件が起きてはいけない、起こしてはいけない…。



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