映画録【TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ】3本目

THE 宮藤官九郎!という映画でした。
伏線回収、繰り返しの面白さ、濃くて味のあるキャスト陣、鮮やかな色使い、惹かれる楽曲。
クスリと小さく笑ったり大爆笑したりと楽しい125分でした。

宮藤官九郎さんの舞台は何度か観に行った事がありますが、世界観に引きずり込まれて自分もその物語の中にいるような感覚になります。
それがこの映画でも感じることができました。

クドカン映画の醍醐味のひとつは濃くて味のあるキャストではないでしょうか。
「あ!あの人出てる!」とか
「えwちょwまさかのあの人!?」とか
驚かされたり、「どうだ、やってやったぞ」と言わんばかりに登場して笑わされるのが大好きです。
今回もたくさん驚いて、たくさん笑いました。

大人になった神木隆之介さんを初めて観たかもしれない?と思って調べてみたら、「桐島、部活やめるってよ」で観ておりました。
とはいえ今回の神木さんは振り切っているので、初めての神木隆之介という印象です。
神木さんの出演している作品をさして観てないのに何を偉そうにという感じですが(笑)

神木さんの演じる高校生が、若さゆえの無鉄砲さや自分本位な考え方をしていて、「あーわかるー。」と懐かしいような微笑ましいような気持ちになります。
それと正反対と言ってもいいような長瀬智也さん演じる迫力のある鬼!
2人の掛け合わせが最高におもしろかったです。

そんな神木さん、NHK 2023年度前期 連続テレビ小説「らんまん」出演決定だそうです。
日本植物学の父・牧野富太郎を主人公のモデルとしたフィクション作品とのことで、絶対観ようと思います。
牧野富太郎の記念館が練馬にあったはず。
朝ドラが始まる前に行ってこよう。

映画の話に戻ります。
こちらの作品はドタバタコメディで笑わせてくれるのにもかかわらず、
「今こうして生きていることは当たり前じゃないんだな。この命、大切に生きよう。」
と気づかせてくれるのもこの映画の凄いところです。

耳障りのいいメロディの主題歌をつい歌っている自分がいます。
噛めば噛むほど味の出る映画だと思うので、とりあえず明日また観ようと思います。

公開 2016年
上映時間 125分
監督 宮藤官九郎
主演 長瀬智也
   神木隆之介

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