結局何がしたいの?と言われたおれの20年間と夢
僕は今、田舎町である新潟の大学付近のアパートの一室に住んでいる。
部屋の広さは7畳あるかないか。家賃は2万ちょっと。隣には居酒屋。
下校中にはカエルの鳴き声や酔っ払った大学生たちの雄叫びも聴こえる。
そんな社会の片隅から、世界を目指す熱い想いを持った男がいる。
それが山口大樹という男だ。
このnoteでは僕のこれまでの人生の転機、そこで生じた想い、これからの志を綴っていく。
第1章「世界は広く、残酷である」
小4の頃から大好きな趣味である映画。
これまで数々の作品(1000作ほど)を観てきたが、中2の頃に観た1つの映画が僕の人生を変えた。
映画の名前は、「それでも夜は明ける」
当時、映画好きといってもハリーポッターやスターウォーズなどの娯楽作品しか観てなかった幼い僕は、かなりの衝撃を受けた。
奴隷という名の理不尽な制度。人種差別。性差別。
この映画には残酷な現実と少しの希望しか映ってない。
幼いながらに理解したことがある。
この時、14歳という未熟者ではあるが、
この熱い想いを胸に持った。
以降7年間ずっとこの想いが行動の軸にある。
第2章「情報がありふれたこの世界で唯一信頼できる情報源」
みんなが信頼してる情報って何?
僕は先ほど書いた熱い想いを軸に、まずは情報収集を始めた。
そのツールは様々で、身近にいる大人、本、映画、インターネット、著名な人の講演など。
そこで1つわかったことがある。
「みんな違うことを言っている。」
映画や本、インターネットは便利で情報収集に時間がかからない。しかも、色んな人の人生を垣間見れて、自分自身の人生を豊かにしてくれる。
でも、どこか大事なものが欠けている、物足りなさも感じてしまう自分がいる。
このモヤモヤは何なんだろう…
何年間かの葛藤を経て辿り着いた答えがある。
この時(高1ぐらい)から僕は、モノゴトを色眼鏡で見ないように経験を重視した生き方にしようと心に誓う。
全くした事のないラグビーの世界に飛び込んだり、みんなバスで通学するところをバスより早く着いてやると走ったり、本気の恋もした。NHKで5分間の僕と親友の特集を作ってもらったり、ペットと暮らしたり、後輩と北海道一周したり、去年は4ヶ月ほど日本を旅した。
本当に些細な事ではあるが、経験を重視しようとシフトチェンジした時から自然とポジティブになり、自信がついていた。
そこで去年、大きな決断をする。
「来年世界一周をしよう。」
中学生の頃からずっと持ち続けた夢である世界一周。
いつかいつかと言ってきたが今しかないと思い、大好きなスポーツも辞め、沢山の冒険家や旅人と話し、休学して行こうと決めた。
世界一周航空券の貰えるプレゼンコンテストにも挑戦した。
そんな矢先のコロナ。
今年は休学をせず世界一周は卒業後に延期する事にしたが、やるせない気持ちが僕の胸には残っていた。
第3章「正解ではなく挑戦を」
この言葉は僕の学校の校長であり、心の底から尊敬している人でTEDにも登壇している、中村雅人さんの言葉だ。
学校の校長??
大学とか高校のような学校ではなくて、世界一周学校の校長せんせい。
雅人さんと出会ったのは大学2年になりたての春。
Zoomでの講演を聴いた時だ。
「何だこの人!社会のレールにも縛られて無ければ、常識や普通が通用しない!本当の意味で自由な人だ!」
今まで学歴や肩書き、そんなものが無ければ自信の持てなかった僕が惨めに思えた。
雅人さんからは本当に色々なことを教えてもらった。
教えの中で1番の救いになった言葉がある。
誰かのチャレンジで出来上がったこの世の正解より、自分が見える可能性へと足を止めずに進んでいきたい。
今までの経験やチャレンジ重視の生き方は間違っていなかったんだ。
この言葉をもらいとても自信がついた。
そう心に誓った。
第4章「この世で1番尊敬する人」
この世で1番尊敬する人って誰?
こんな質問を友達に投げかけても大体、まだいないかな〜って返答。
尊敬する人が自分の中にいるってだけで幸せなのかも知れない。
僕は尊敬する人がいる。
母だ。
僕が小学校に進学するときに離婚して僕と妹のことを育ててくれた。
離婚してからすぐの4年間、僕らの世話と両立しながら、今の大学生と同じように、いやそれ以上に必死に勉強し看護師になった。
今は看護学校の先生もやっている。
そんな毎日忙しそうな母を見て育ち、今の夢の1つがある。
そしてもう1つ。
第5章「結局何がしたいの?」
ここまで僕自身のいろんな想いや経験、考えを伝えてきた。
友達などにも今まで書いたことを話すが、やりたい事もなりたいものも多過ぎて結局何がしたいの?って聞いてくる人が多い。
ここで人生の夢と目標を書き記しておく。
僕は夢や目標は1つに絞らなくていいと思ってる。
だから夢は叶えきれないってみんなが思うぐらいある。
更に言うと、全部叶えるつもりだ。
その答えは見つかるものではなく、追い続けるものなのかも知れない。
きっと追い続けていることこそが生きていることなのだろう。
だから毎日死に物狂いで必死に生にしがみつく。
まだ埋まっていない世界の余白を楽しみながら。
これが山口大樹という人間だ。
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