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僕とデザインの出会い。

今でこそお陰様でデザイン楽しい〜という日々を過ごしていますが、僕がデザインと出会うことになった経緯を今回は書かせていただこうと思います。(丁度春の時期なので)

僕がデザインと初めて出会ったのは大学1年生の春です。それまでは全くデザインというものに興味が無いというか、無縁の生活を送っていました。

幼少期から高校までは野球・アメフト・水泳・カヌー・サッカーなど運動の事しか頭に無かったし、高校の頃にはアメフトで運良く国際大会にも出場させていただいたりと
将来何になるのかなーと思いながらとにかく毎日体育会系の世界に身を投じていました。

そもそもデザインというかこの福井に来るきっかけになったのは

元々高校の時はアメフトで大学に行きたいという気持ちが大きかったので、関西大学さんでどうにかアメフトが出来ないかなと考えていました。しかし高3の最終シーズンで肩に大きなケガをしてしまい、正直このまま続けるのが厳しくなったということと、受験も最後まで粘りましたがあえなく惨敗。

そんななかで高校の時の恩師に
「とりあえず1個は押さえとかなあかんし福井工大いっとき」
の一言でとりあえず福井工大を受験する事に。
元々は理系でしたが小難しい計算などが嫌いだったの事もあり
「とりあえず建築にするか〜」
というかんじで出願しようとしていました。そして最後にパンフレットでも見とくかとそれを見てみると....

「デザイン学科!!!!」

なんかめっちゃオモロそうなんあるやんけ!
って感じでした。
(それと工業大学でもこれなら女の子多そう....)
っていう不純な理由ではありましたがとりあえずこの発見のお陰でデザイン学科に入ることになりました。(笑)

そんなこんなで入ったデザイン学科でしたが、待ち受けていたのは想像を超えるしんどい世界でした。
大学に入ってから、自分は都市・建築・インテリアのデザインを専攻するつもりだったので、当然入ったらそういう専門的な勉強が出来るんやろうとワクワクしていました。

しかし...

うちのデザイン学科はバウハウス式の教育を目指しており、1年生の期間は大半がデッサンや色彩、造形実習など、総合美術的な教育が行われています。
今となってはそれが大きな意味を持っている事に気付かされましたが、入学した当時はバリバリの体育会系だった自分がいきなり鉛筆や絵の具を使って絵を描くなど天地がひっくり返った感覚でした。(笑)
(多分中学生以来絵なんて描いた事ない)

まぁそんな日々が続いてはいたんですが、最初は嫌々ながらも体育会系で培った負けん気と根性と体力でなんとか授業や提出日に食らいついていきました。

そうしているうちに、自分の身の回りや日々の中にデザインというものが沢山存在していることへの気付きや、自分の思考や意匠を作品へと落とし込んで形を作り上げていく楽しさに気付きどんどんデザインの面白さにのめり込んでいくようになりました。
気づけば中学生以来全く絵を描いたことも無いしデザインのデの字も知らなかった自分でも学年で18番に入る事が出来ていてとにかく嬉しくそこからはどんどんとデザインの世界に足を踏み入れていくように。

こうして出会ったデザインですが。
今考えてみると高校の頃の自分には全く想像も出来なかった姿になっていると思います。
高校の頃の自分が今の自分を見たら何というかは分かりませんが、今の自分はこうなっている事にはなんの後悔もないしとにかく1日1日が幸せです。

あんたやったらどんな環境でもやれるし、迷ったら勇気のいる方を選んで進んでいき!」

恩師にこう言われたのは今でも生きているし、自分の与えられた環境でできる最大限のことをこれからも確実に、そして勇気を持って進んでいかないといけないなとこのnoteを書いて思い出さされました。

未来の事はまだ分からないし常に良い意味で流動的で冗長性のある人間になっていきたいです。


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