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車椅子ハンドボール兼車椅子ソフトボール体験会及びウィルチェアーハンドボール大会を終えて② 大会について

今回はウィルチェアーハンドボール大会について書きたいと思います。
まずは、参加していただいた「Tops」「関西unbalance」「APES」「オープン参加チーム」「車椅子スポーツチームAcro」の皆様ありがとうございました。

それでは1試合目から振り返りたいと思います。

第1試合
Tops vs.関西unbalance
結果 9対14 関西unbalanceの勝利

今大会の第1試合となりましたこのゲーム。序盤こそ緊張からか一進一退の攻防を繰り広げました。
徐々にミスが目立ちはじめたのがTops。それでもなんとか食い下がり前半はTops3点差ビハインドで折り返します。
後半は、じわじわと関西unbalanceが点差を広げ、1度も追い付かれることなく9対14で勝利しました。
関西unbalanceは、普段車椅子ソフトボールのチームとして活動しています。車椅子ソフトボールでは12月に行われた東大阪大会で2連覇を飾るなど実力は申し分ありません。車椅子ハンドボールの大会は今大会が初参加で、この1試合目が初陣となりましたが、見事な勝利でした。

第2試合(ここから2日目)
関西unbalance vs.APES
結果 15対16 APESの勝利
2日目の第1試合で、関西unbalanceとしては日を跨いでの連戦となりました。
APESは、コロナ禍以前に開催された車椅子ハンドボール連盟主催の大会で優勝しているチームです。代替わりをしているとはいえ、大阪体育大学ということもあり運動神経抜群の集団です。
試合はまさに一進一退。追いつき追い越し観ていてとても面白い試合でした。
試合は最後まで分からない展開で、試合終了3秒前にAPESがバックパスの反則を取られ、一度なったタイマーの時間を巻き戻します。
関西unbalanceの最後のシュートは、惜しくもキーパーの手に弾かれ試合終了。ナイスシュート、ナイスキーパーそしてまさにナイスゲームでした。
朝イチからすごい試合を観させられました。

第3試合
Acro vs.Tops
結果 17対2  Acroの勝利
Acroは、私が代表を務めるチームですがTopsの卒業生で作られたチームです。試合中は容赦のないAcro。前後半で失点が1点ずつとほぼ完璧なディフェンスを繰り広げてくれました。
またAcroは、この日のチーム参加者を全員出場させることに成功。私の密かな目標でした。
試合終了後は、Acroから後輩のTopsへ試合の振り返りが行われていました。これはもしかしたらTopsの伝統なのかもしれません。

第4試合
オープン参加チームvs.APES
結果 6対19  APESの勝利
オープン参加チームは、大会直前に参加予定だったチームが不参加となり急遽個人で参加を募ったチームです。基本的にTopsの卒業生で構成され一部他チームから助っ人を借りる形での出場となりました。
この試合はさすがのAPESが終始一方的な試合となりました。
APESは、試合中前後半で大きくメンバーが変わりましたがさすがの層の厚さでなんら問題なく、試合を進めていました。

第5試合
オープン参加チームvs.Acro
結果 1対21  Acroの勝利
オープン参加チームは連戦となりました。
オープン参加チームのキーパーは、私達の元チームメイトで絶大な信頼を置いている選手でした。現役からかなり日が経っているため鈍っているかと思いきや、試合序盤はかなり止められました。ですがAcroの対応力と相手キーパーの体力が低下してきたことでどんどん点差が開いていきました。

第6試合
Tops vs.APES
結果 6対16  APESの勝利
大会準備期間中、Topsに所属している運営の人たちが強い希望を出したのがAPESとの試合でした。同年代と試合がしたいという気持ちがあり、お声かけさせていただきました。結果はTopsの完敗。ですが、先ほどの試合後にAcroの先輩方から頂いた助言をなんとか取り入れようとする姿がみれました。

第7試合
関西unbalance vs.オープン参加チーム
結果 13対17  オープン参加チームの勝利
オープン参加チームに、普段車椅子バスケをしている選手が加わり、助っ人としてAcroの選手が入りました。この普段車椅子バスケをしている選手は、元々車椅子ハンドを行っており、当時中学生でTopsの練習や試合に参加していた選手です。その当時から考えると、身体的にも精神的にもかなり成長しており、先輩一同感動していました。
その選手を中心に攻撃を組み立てるオープン参加チームは前半から徐々に点差を広げていきます。
後半から立て直した関西unbalanceですが、一歩及ばず。オープン参加チームの勝利となりました。

第8試合
Acro vs.APES
結果 15対11  Acroの勝利
2試合中2勝のAcroと3試合中3勝のAPESとの対戦となりました。APESとしては勝てば優勝が決まる試合、Acroとしても勝てば優勝がグッと近づく試合でお互いにとって大事な試合となりました。
この試合は、結果としてAcroが1度もリードを譲らない試合運びとなりましたが、まさに紙一重。常に1点差、2点差で進んでいましたが終盤にキーパーの連続セーブと、オフェンスでの連続ゴールが決まり点差を広げ終わってみれば4点差でAcroの勝利となりました。最終点差こそ開いたものの本当にぎりぎりで、試合中Acroの選手から「久々ドキドキする試合やわ」という言葉が印象的でした。

第9試合
オープン参加チームvs.Tops
結果 7対9  Topsの勝利
今大会Topsは最終試合にして初勝利となりました。今大会1度も2桁得点を記録していないTopsが勝利するためにはこのようなロースコアの試合運びが重要になるのかもしれません。
試合はお互いに疲労がみられ、ミスが目立つ試合となりましたが、決めるところをしっかりと決めたTopsが勝利しました。また何よりもこの試合Topsのキーパーがナイスセーブを連発。それが勝利に繋がったのかもしれません。

第10試合
Acro vs.関西unbalance
結果 12対11  Acroの勝利
今大会最終試合となったこのゲーム。前半はAcroが3点差で折り返します。ですが後半開始後ミスの目立つAcroの隙をつき関西unbalanceが1度同点に追い付きます。
その後はお互い一進一退の攻防を繰り広げ、最終的にAcroがたまたま1点多かったので勝利することができました。Acroにとっては2試合目続けて痺れる試合となりました。

最終結果
1位 車椅子スポーツチームAcro
2位 APES
3位 関西unbalance
4位 Tops
5位 オープン参加チーム

車椅子スポーツチームAcroは全勝優勝となりました。APESはAcroに勝利を譲り惜しくも2位となりました。3位の関西unbalanceは1位、2位のチームとどちらも1点差という惜しい展開。
また3位以下は1勝3敗で並び、得失点差での結果となりました。

この大会を通じて運営以外の選手の方々にも審判やオフィシャルをお手伝いいただく形となりました。本来試合以外の時間はフリーの時間となっておりましたが、自ら手伝いを名乗り出ていただき本当にありがとうございました。すごく助かりました。

また全チーム本当に楽しそうに試合をしておられたのでこの大会を開き本当に良かったと心から思いました。

今回初めての運営で拙いところが多かったと思います。大変申し訳ございませんでした。

今後も皆様の笑顔や真剣なプレー姿を観るためにも、また新しい選手が笑顔になり真剣にプレー姿をみるためにも、今後もこのような体験会や大会を企画、開催していきたいと思います。

この度は、ご参加、ご協力いただいた皆様本当にありがとうございました。

最後までお読みいただきありがとうございました。
今後もよろしくお願いします。

Sign post  代表 歴舎敦輝

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