2023重賞記『阪神ジャンプステークス』

土曜阪神は障害重賞の阪神ジャンプステークスが行われた。

僕の大好きなアトラクティーボが出走。
せっかく阪神に登場したのだから見たかったけど、こればかりは叶わず…

そのアトラクティーボは、中団のまま競馬を終えたが、飛越自体はなかなか見事なもんで、まだトップレベルのスピードには及ばずとも、集団から置いていかれることも、抜かれることもなかった。ここは経験で上積みを見込めるのではないだろうか。馬もまだ若く、トップハードラーとしての可能性を否定するような内容ではなかった。

トップレベルのスピードとなると、さすが阪神巧者のホッコーメヴィウスだ。得意というより、馬が好きなんだろうか。ウキウキして走っているように見えた。2着に敗れたが、復調を印象づけた。
そして、そのトップレベルのスピードを悠々と追走して、直線で事もなげにホッコーを捕えたのが、勝ったジューンべロシティだ。
道中走っている姿なんかは、青鹿毛の毛色の凛々しさも手伝って、しなやかで、平地でもやれそうな雰囲気があるけど、飛越も軽快で障害馬らしからぬスピーディーさがある。
なるほど障害の名手、西谷が「王道の競馬を」と自信満々で挑んだはずだ。
負かした相手は障害界の強豪だし、その鞍上が「相手が強かった」と潔く負けを認めたあたり、これは相当な馬が誕生した予感がある。

今後の障害レースから目を離せない。

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