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《情報》ミールキットにおいてチルド・冷凍は何が違うのか?

チルドと冷凍の違いになります。
大きな特徴として比較されるのはフレッシュ感と保存性です。

まずフレッシュ感。
主に野菜に対しての判断材料となります。チルドは普段スーパーに並ぶような生野菜をカットしたもので構成されているのに対し、冷凍は冷凍野菜で構成します。炒め物にしろ、サラダにしろ、フレッシュ感のある野菜はポイントが高いです。レタス等、現在は物理的に冷凍できないものや冷凍することによるクオリティ低下が大きいものを使用する場合は注意です。

では冷凍は食えたもんじゃないのか?
答えはNO、おいしくいただけます。チルド=うまい、冷凍=まずい、この時代は終わったと考えています。冷凍技術は年々進歩しており、我々が普段食べている多くのものは冷凍野菜が使われています。冷凍によりクオリティが落ちるもの、あまり変わらないものを把握することも重要です。焼くのか煮るのか揚げるのか、このあたりでも違います。キットメーカーはこの差が生命線となるのでよく研究しています。

次に保存性。
チルドは製造からよくて2-3日、というところです。ものによりますがカットしている都合上、徐々に劣化してしまいますので製造から2-3日以内に店舗に届け、調理して店頭に出す必要があります。逆に冷凍の場合は長期保存が可能であるため長いものは1年ほど保管可能。取り回しが非常に楽です。これはロスという問題にも大きく影響します。

ミールキットの主流はチルドから冷凍へシフトしている傾向があります。
いかにロス問題を管理していくかが課題のひとつとなっています。また物流コストも連動しており、チルド=日持ちしない=細かい納品が必要という部分から発生する段取りの難しさがあります。一般的に冷凍便の方がコストは高いですが好きなタイミングで運べること、店舗で一時保管が可能であること、組合せによる拡張性の高さ等、メリットがデメリットを凌駕します。

冷凍はメーカーが一括製造し、問屋が在庫し、店舗が必要なタイミングで使っていく運用が可能となるため合理的といえます。製造ロットについても一括製造が可能な分、毎日作って運ぶチルドキットより少なく運用できます。

フレッシュでしかできないものも存在するためどちらがよいかは一概に決めることはできません。それぞれの特徴をよく把握し、自社にあった運用をしていくことが一番大事だと思います。

弊社は冷凍ミールキットメーカーです。
チルドキットに負けないクオリティを確保することで冷凍キットを使わない理由はなくなります。

全力で対応させていただきます。


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製造担当
佐藤