鯛のホットアイマスク購入作戦 〜第二話 鯛の異常な執着。アイマスク選びのコツ〜

ホットアイマスク。
その名の通り、アイマスク内に仕込まれた装置によって、目の周りの筋肉を温めてコリを取る健康グッズである。
大抵のホットアイマスクは、数段階の温度調整が可能でUSBケーブルによる給電方式が採用されている。
値段はピンキリだ。
使い捨ての十二枚入りなら900円。
シンプルな機能のみなら2500円から5000円前後。
スピーカーやマッサージ機能を内蔵した多機能モデルは10000円。
そして、最上級の水蒸気を利用したモデルは驚異の25000円である。
選択の余地が生まれるくらいには、ホットアイマスクにもバリエーションがあるというわけだ。
そうなると、どの商品を手にとれば良いのか分からなくなりそうだが、当然、ホットアイマスクにも選び方のコツというものがある。
ホットアイマスク使用歴8年。乗り換えること4回の俺が見出した2つのポイントをここに記そう。

ポイント1 「シンプルな機能だけあればいい」


まずはこれ。一番最初にこれを伝えたかった。
理由は単純明快。シンプルであるほど値段は安く、壊れにくいからだ。
俺の買った2台目のアイマスクがそうだった。
マッサージ機能付き、スピーカー機能ありという触れ込みの8000円のモデルだったのだが、これはもう酷い出来だった。
マッサージ機能は、ツボを絶妙にはずすし、
スピーカー機能は本当に内蔵されたスピーカーから音楽を垂れ流すだけの無駄機能。
それらの装置のせいで本体重量が増したせいで首が痛くなり、挙句の果てにはよく分からないネバネバした液体が漏れ出す始末であった。
ハッキリ言おう。クソだ。
本当にテストをしたのかと言いたくなるほどの酷い出来だった。
このように、スピーカーやマッサージ機能といったものは本来の機能を阻害し、その上ホットアイマスクそのものの寿命を縮めてしまうのである。
音楽を聴きたいなら、イヤホンをすればいい。
マッサージは、自分の指でツボを押せばいいのだ。
値段で騙されてはいけない。
余計な機能で値段を水増ししたホットアイマスクに、買う価値はない。

ポイントその2「中国産に気をつけろ」 


某ネット通販サイトなどを利用してホットアイマスクを買う場合にありがちなパターンである。(俺は2回ハメられた)
見た目やデザインを気に入って購入し、いざ商品が届いた段階で、それが中国産だと気付かされる。
グーグル翻訳に頼ったのであろうふざけた日本語で書かれた取扱説明書を見つけた時にはもう手遅れというわけである。
この手の商品は安いのだが、とにかく消費者への配慮に欠けている印象が強い。
本当にテストをしたのかというほど調整がずさんなのだ。
具体的には、装置の出力が高すぎて、このままドライアイになるんじゃないかと危惧するレベルで、とても使えたものではなかった。
安物買いの銭失いとはまさにこのことである。
では、どのように対策すればいいのか。
答えは簡単。
通販サイトで買う時は、商品説明欄を端から端まで熟読して、少しでも日本語の怪しい部分があったらその商品を買うのを諦めること。
もしくは、通販サイトに頼らず自らの足で家電量販店に足を運び、自らの目で選び抜くことだ。
後者はアナログで時間のかかるやり方ではあるが、偽物を掴まされてバカを見るよりはマシだ。店員に頼ることで偽物をつかまされる確率をより下げることもできる。
大切な目を守るためのホットアイマスクだ。
時間をかけて丁寧に選ぶことは悪いことではないはずだ。

以上の2ポイントがホットアイマスクを選ぶ際のポイントである。
シンプルなものを自分の目で選ぶ。
これを、これだけ覚えておいてくれれば、俺のようにバカを見ることはないだろうb
ホットアイマスクを買うかどうか迷っているなら、まずは使い捨てタイプで試すのもアリだ。
大切な目を守るために、できることを一つでもやってみないか?

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