惨敗からの取り組み方
皆様方お久しぶりです、初めましての方は初めまして大河です。
初めましての方に簡単に自己紹介させていただきます。
普段は関西のレガシーコミュニティで遊びながら、「カードショップくじから」というショップのYouTubeチャンネルのお手伝いをさせていただいております。マグマ坂本って名前であれこれ出たりお世話になってます。
先日、晴れる屋TC大阪店でようやく開催された「The Last Sun 2020」のTOP8に入る事が出来ました。結果としてはSE1で負けてしまい一没だったのですが、個人的な最低限の目標としていた「TOP8に残る」が達成できて嬉しい限りです。
なんで記事を書いてみようと思い立ったかと言いますと、今大会の前に開催された「エターナルパーティ2020」での圧倒的惨敗と自分の中にあった大会への取り組み方の甘さを痛感したり。周りの友人が数々のタイトルを取って行く中で「このままでは皆に置いていかれる」と本気で感じ、少ない日数でしたが取り組んだ事を残したいなと思い書いてみる事にしました。拙い文章ですがよろしくお願いします。
デッキの準備と心構え
エターナルパーティーの翌日、「The Last Sun 2020」へ向けて先ず始めたのが自己分析です。ここで言う自己分析とは今回の大会の特殊なフォーマットが多いに関係する部分でした。パイオニア、レガシーとフォーマットの間が大きい二種フォーマットそれぞれ必要がありました。
ことレガシーに措いてはエターナルパーティーで惨敗したものの「URデルバー」が最大勢力なのは間違い無い。どれだけメタられようがデッキの強さは本物です。勝てるレベルなのかはさておき、レガシーを始めてからずっとデルバー一筋で遊んできた自分を信じてみよう。と同型対策を多少増やしたリストの原型を作り放置を決定。
パイオニアラウンドの勝敗が大会での結果に大きく影響をもたらすと考えましたのでパイオニアに集中しようと考えての放置です。
パイオニアに関してはイニストラード真夜中の狩りが出る前から「イゼットフェニックス」を使おうと決めてはいました。そのうえで「考慮」を獲得したこのアーキタイプがトップメタとなりました。その時点で僕が普段遊ばないフォーマットをする時に決めている「出来るだけティアーの高いデッキを選択する」に合致しデッキ選択は終了しました。
アーキタイプは決まった。次にやる事はリストを決めて出来るだけ遊び、各マッチの戦略、サイドプラン、パイオニアというフォーマットに慣れるをこなす必要がある。そして一番必要で大事だったのが「勝ち癖」をつけるという意識でした。
競技性の高い大会でTOP8に入った経験が無く。よく周りの友人たちからもトーナメントにおける「勝ち癖」が無いと指摘される事が多かったので、本番までの間に出れる大会は全て出て、「連勝を重ねる」「連敗はしない」を意識して出ようと決めました。
デッキの準備と心構えはここまで次は
本番当日までのルーティーンを作る
当たり前のようですが、改めて考えると今までは大会前日、当日の朝にちょっと特別な事をほんの少しやってたぐらいで気持ちを整えていました。それを本番までのほぼ2週間弱の間毎日取り組んでみよう。テスト前日にバタバタする感じを無くそうと考えてみました。
決めた事
・夜お風呂に入る時に少しでも疲れを残さない為に、湯船にしっかり湯を張り、入浴剤も使いしっかり寝る。
・朝も早く起きて時間があれば湯船に浸かり、朝ごはんもしっかり食べる。
・大会中に気持ちを切り替えるため、考えを纏める行為として手を執拗に洗う。
この3つがMFやエターナルパーティーの時によくやっていたなと思い、普段からのルーティーンとして慣れようと心掛けて実践しました。
なんとなくでやっていた事を、改めて書き出して少ない日数ながら普段のルーティーンとして自然にこなせるようにと考えました。実際にこなしていると考えを自分なりに纏めやすく、しっかりと纏めて風呂上りにメモに纏めたり相談相手に意見をすんなり提出出来たりと良いこと尽くめでした。
手を洗うといった行為もこういうご時世なので色んな意味で良かったです。これが一番おススメです。手は常に清潔に保ち得。
相談相手はフラットな目線を持つ人にしよう
僕は大きい大会の度に色んな人の話や記事を漁ったり、相談を持ち掛けるタイプでした。ただ、Aの意見を基に調整をして、直前に見た聞いたBの意見にも惹かれて結果ぐちゃぐちゃになる。といった事が多いな?とふと気付きました。なので今回はレガシーは自分で出来るだけフラットな視点を持つ事にし、パイオニアは僕が一番フラットな視点を持っていると思った元関西帝王のKくんに相談、調整のお手伝いをお願いしました。
結果的にはこれが一番良かった。
パイオニアだけでなく今までやってきた「調整」は「調整」と称してただこなしていただけだったとすら感じるレベルのモノでした。
フラットな視点を持つ人の意見は、自分と相手の両方の視点から考えて、その中から出てくる意見だと考えており、後で検証のために大会で驚くほどピタッとハマる感覚を初めて味わいました。
元々僕のプレイスタイルや考え方をある程度理解してくれていたのもあると思いますが、本当にKくんとの話し合いがなんとなくで理解した気になっていた所を形にしてくれました。本当にありがとうございました。
目標を口に出して自分を追い込む
話はエターナルパーティーの時点に戻りますが、ここ数年一番一緒にMTGを遊んでいる「カードショップくじから」の店長こと、「ローマの人」が優勝しその日の内に行なった祝勝会での事です。
本当に親友と呼んで差し支えないローマの人(普段はげんさんと呼んでいるので、ここからはげんさんと呼称します)が優勝した嬉しさと、なんでおんなじ舞台に立てないんだろう。という何様や!!!と言われるレベルの驕りから来ていたのであろう悔しさが無性にこみ上げてきました。
嘘偽りなく心からげんさんを祝福する半面、「このままでは置いていかれる」といった気持ちも同時に湧いて来ており。その場でげんさんに「ラストサンは俺が勝つ!!最低でもTOP8に入って少しでも追いつくから待ってろ!!」と酒の力もありましたが宣言しました。
僕はMTGはメンタルスポーツだと思っているので、その気を作るためにラストサンの話になると「俺が勝つんで見ててください」と言って自分を追い込む、その気に自分がならないと誰がするんだといった感じで本当にありとあらゆる所で言いまくりました。それくらい本気だったって事です。
負ける負けた時の事を考えるより、勝つために何が出来るかだけを考えるそういった意識だけでも高めれたのが良かったのかな?と思います。
自分の気持ちを鼓舞出来るのは、自分しか出来ないので奮い立たす意味でも良かった。そう今は思えます。
結論として
何が言いたい、伝えたいねんなんですが、結果としては一没でしたが、ええ歳のおっさんが今更本気で遊びの為に努力してみた記録だと思ってもらえたら幸いです。
でも自分なりに「ここまでやらないと自分より遥かに上手くて、強い人たちには敵わない」とやり切った気持ちを残したくて書いてみました。
調整や大会への臨み方は人それぞれだと思います。それでも何かしら参考になったとかちょっとでも影響を残せたら嬉しいです。
大会中も色々やらかしましたが、目標を達成出来たのは自分の自信になりましたし、「少しは皆に追いつくことが出来た」とほっとしています。
「追い付くから待ってろ」と言われる為にも今後も頑張ろうと思っています。
たかが遊び、されど遊び本気で遊んでみた事に目標としてた結果が伴うとこんなに嬉しいものだと改めて思い知りました。
次はそのうち行われるであろう、「関西帝王戦」に向けて準備をしていきたいと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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