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のどかな町 松田

神奈川県の松田に行くことになった。

理由は仕事だ。取材だ。

仕事がなければ、まず来ることない町の1つである。通過することは多くても、留まることはほぼない。そんな松田町の松田駅に私は初めて降り立った。

松田駅に行くにあたって御殿場線に乗ったが、御殿場線に乗ることも初めてだ。

国府津駅で向かい側に止まっている姿はよく見る。ただ見るだけだ。今回の仕事は目的地に向かうだけでも収穫が大きい。新しい土地に行くだけでネタは多発するからだ。


松田駅の周りは何もない。小田急の新松田駅だとコンビニがあるくらいだ。いかにも田舎駅という雰囲気を醸し出している。

松田駅から酒匂川の方に歩いていくと、徐々に景色が開けてくる。そして酒匂川の上を渡り始める頃には山に囲まれた広々とした光景が目に入る。

富士山も少しだけ見えるけど、ほんと少し。期待しない方がいい。ただ富士山がなくても、十分キレイな風景だ。

山を登っているとき、山がいいと思ったことはほとんどない。しかし山自体や山の頂点から見る景色は感動ものであることはみんなもわかっているだろう。

この山の景色、朝と晩で違う印象を私たちに授けてくれる。朝は清々しさ、晩はしんみりとした雰囲気だ。九州のおばあちゃんの家に近くはこんな感じだったな、と思った。


自然に囲まれのどかなイイ町だが1つだけ怖いところがある。それは車の運転だ。

どの道も人通りは少ない。だから車はガンガンスピード飛ばしてくる。道もどちらかと言うと細い。対向車が来ると歩道に寄せないと通れないくらい。

そのためにも車がかなり至近距離を通過していく。これが心臓に悪い。運転が荒いわけではないが、スピードと距離感が恐怖。

これを除けば、イイ町である。


また来ることは多分無いだろう。魅力云々というわけでなく、直感的に思った。

次御殿場線に乗るときは、南足柄に行くだろう。

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