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石川慎吾の超絶アンチの僕が石川慎吾について語る

僕のTwitter(@Taiga____san)を見ていただければ分かると思うのですが僕は石川慎吾のアンチです。今年も戦力外を回避したことに納得してませんし来年も見ないといけないのか〜と思うと鬱になる。

とは言え彼もプロ野球選手であり所属チームは僕の贔屓球団。一軍で試合に出る以上、重要な場面では打つことを願わないといけない。多くの人は
チームの勝利>個人の活躍 
のスタンスで野球を見ていると思います。無論、僕もそうです。だからアンチでも彼が打てば褒め称えるし次の日も打席に立てば昨日の再現を期待する。

勝負強さが光っていた頃の石川慎吾(2019年)

さて、とりあえず僕が語りたいのは

石川慎吾はチームに必要なのか否か


結論から言えば必要です。僕の個人的感情で戦力外候補に毎年上げてますが、チームの戦力を見た時、また彼のバッティングスタイルなどを見るとチームに必要な存在であるのは間違いないです。

今年の読売の試合を見ていた人は序盤から終盤までとにかく点が入らない様子を見せつけられてきました。いや、点が入らないどころかランナーが出ない。防御率1点台の一流投手の前なら無理もないが、現実は4点台の投手にも余裕で抑え込まれている。唯一マクガフだけボコボコにしてましたが。

特に控えの数字は酷い。今年の代打1番手は中島宏之。広島戦でのサヨナラ打や印象的な一打など、ここぞの場面で頼れる男……のはずですが、OPSは.649であり出塁率に至っては.315。酷い。

で、読売の控え。特に右打者となると現状の評価としては中島かそれ以外かみたいな状態です。まだ増田陸が少ない打席ながら頑張ってると言った感じ。
OPS.649ば良い数字とは言えないですし、ナカジより若い連中が揃いも揃ってナカジより酷い成績を叩き出してるのは酷いと言わざるを得ない。特に終盤となれば守備固めや代走などでメンバーが大きく変わっていますからね。

そもそもそれに関してはスーパーサブ的な存在をベンチに4.5人置いてるのが全部悪いんですが。内外野全ポジ守れるのが2人いればそれでいいだろと思ってしまいます。

さて、そんな中で我らが石川慎吾の成績です。

打率.276(29-8) 2打点 二塁打3 四死球3

出塁率.344 長打率.379 OPS.723

酷くないどころか控えとしてなら十分と言えるのではないでしょうか。彼の二軍成績を見ると長打力に関しては物足りなさを感じますが。

とりあえず石川慎吾は少ない打席ながらも結果を残したと言えるかもしれません。事実、これ以上の成績を残した選手は読売の控えには皆無な訳です。松原昇格と同時に二軍に落ちましたが、その松原の今季成績を見るとこの二軍降格は意味不明でした。

バンテリンドーム・ナゴヤで無様な三球三振をした時点で首脳陣からの信頼という面では0どころかマイナスだったのかもしれません。それでも52番のユニフォームを着た一般人よりマシですが。
ただ今年の石川慎吾、回の先頭ではよく出塁している場面が見られました。塁にさえ出てくれれば走らない代走こと増田大輝読売のMarGo(僕しか言ってない)こと若林晃弘さんなど足を使えるメンバーがベンチにいる訳です。

UTの究極体であるMarGo(Marwin Gonzalez)

指標面も見てみるとwRC+(平均的な打者から何%ほど攻撃面でプラスを生み出したかの指標)で石川慎吾は94。つまり平均的な打者の94%ほどのパフォーマンスを発揮しているわけです。指標では平均以下の打者となるわけですが、そもそも読売には-20とか-31とかいうバグみたいな数字を叩き出した選手がいるので指標上は平均以下でも十分チームに貢献していると言えます。

wRC+が-20の人(年俸1億)
-31

ただ彼の1番の弱点として、まぁこれは毎年毎年言われてるとは思いますが守備が酷い。本当に酷い。

そもそも読売全体の守備もまぁ酷いですけどね。ポランコやウォーカーばかりが言われがちですが外野は全員がUZRがマイナス。つかウォーカーが一番マシで-9.9。丸とポランコに至っては-10を下回るとかいう見事なまでなファイヤーフォーメーション。

この外野陣なら多少打てればレギュラー取れるんじゃない?

と思った方、オープン戦で見せたグロ守備を思い出してください。彼も大して変わりません。まともなのが本当に誰もいない。誰とは言いませんが-31が守備につけばマシになるんですけどね。

まぁ彼の打撃成績は酷くない。けど守らせるわけにもいかない……という状況なら、やはり代打に専念する方がいいのかなと。年齢的に成長も望めないのも、そう思ってしまう理由の一つです。

まとめ

僕は石川慎吾のアンチですが、こうして冷静になって考えてみると、彼はそれなりに結果を残しましたしチームにとって必要な存在であることが分かります。
毎年のことですが、読売の控えというのは弱いです。左の代打の1番手がYoutuberってどういうことだよマジで。

その中で彼が代打の切り札的な存在になることが出来ればチームにとっては確実にプラスです。また、彼自身もそういった役割で満足することなくレギュラーを目指す向上心があることを期待したいです。

もう若くはないですし今の立場を考えると来年が本当にラストチャンスになります。現役ドラフトで放出される可能性もありますが

長野久義がチームに帰ってきます。中島宏之もここぞの場面で輝きを放っています。増田陸も成長著しい。年々影が薄くなってきている中、来年は一軍に定着することが出来るのか。期待です。

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