グレート-O-カーン様が掲げる"地方再生"について感じる事
昨日の新日本の会見によって、3.31浜松で行われるKOPWのルール提案が行われた。
現保持者のオーカーン様は『地方再生マッチ』と銘打ったルールを提案。
挑戦者のタンガ・ロア選手は『KING OF 怪獣 MATCH』というルールを代理の邪道さんが提案した。
その中で今回私が取り上げたいのはオーカーン様の掲げた"地方再生"という言葉だ。
このKOPWを獲得した時からずっと言っていた事だが、防衛戦を行うにあたって再びこのワードを全面に出してきた。
素晴らしい事だと私は思う。
何故ならば、私も地方に住む人間だから。
昨日にXでポストもしたのだが、この大会は生中継がなく後日配信となる。
この事に対して色々と『生配信がないなら意味がない』といった内容のポストも見受けられた。
正直言って贅沢な意見だな〜と思うし、少々ガッカリする気持ちもある事は事実だ。
新日本プロレスは大手の団体という事もあり、1年間を通して日本全国を巡業して我々ファンを楽しませてくれる。
その中で私が住む山形県では基本的に年2、3回の興行が行われる。
昨年は2回の開催だった。
しかし昨年は例年と少し異なる内容で、夏のG1と11月に開催された山形ビッグウイング大会両方がWORLD生中継のある大会だった。
後者に関してはその日のメインがKOPW(金丸義信レフェリーマッチ)があった為だ。
しかし、例年この同会場で行われる試合は1つの地方巡業であって当然中継などない。
その会場に行かなければ味わえない空気感。
先に述べた様に山形では年に2回か3回くらいの大会数(新日本)。
対戦カードなど知る前にチケットを取るのが私は当たり前。
「山形に新日本が来るぞ!」となったら「チケット発売日はいつかな…」と詳細チェックをし、発売当日にPCからチケット予約をする。
これがいつものルーティン。
これは私の勝手な想像だが、都会の方(特に東京近辺の方)はカードの大小や内容によって会場に行くか行かないを決める事が可能だと思う。
でも、それが地方の人間はできない。
そして地方の人間は目の前でタイトルマッチを観るという機会が少ない。
その為、昨年の11月に私が行った大会で行われたKOPW、そして当日決定したNEVER6人タッグと2つのタイトルマッチが観られたのは心から嬉しい経験だった。
正直タイトルは何でも良いと思う。
目の前で「タイトルマッチ」が行われるという事実が大切ではなかろうか。
その先陣を切って行くのがKOPWであり、オーカーン様の掲げる意義と中身なのかもしれない。
"地方再生"という言葉は恐らく日本の様々な地方に住むプロレスファンに刺さる言葉だと思う。
年に数回、もしかしたら一度きりの地域もあるだろう。
その地方でKOPWのバラエティに富んだタイトルマッチが観られると本当に思い出深く残る。
だから、こういった経験を色んな地方の方にして欲しいし、それをオーカーン様に実現して欲しいと思う。
生中継がない大会がダメではなく、生中継が無いからこそ、その場で味わえる空気感をリアルタイムで味わうのがファンの至福の時。
会場まで車で30分の方でも『WORLDで配信があるなら会場行かなくてもいいか…』となって欲しくない。
やっぱり現地で味わって欲しい。
だから、今回の様な生中継はない。でも後日配信はしますよという形態が増えても悪くないと思う。
地方の大会だと余計にその思いは強い。
もちろん会場へ行けない方もいらっしゃるし、全く離れた地域に住むファンはリアルタイムでは空気感を味わえない。
でも、それは地元の方々の特権だと理解して後日配信を楽しむのが筋だと思う。
地方の大会が盛り上がる=団体の繁栄に繋がると私は思っているので、これからKOPWやWORLD王座は是非とも地方大会でも行って欲しい。
そして、いつの日か色んな地方会場で大きな大会やタイトルマッチが出来る様にプロレスの繁栄と団体の更なる発展を願いたいと思う。
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