5/26(日) 日本ダービー(G1)

こんにちは。
今年もこの季節がやってきました。
3歳馬7,906頭の頂点に輝くウマは。
全頭予想していきます。
※データは過去10年


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①サンライズアース

すみれS勝ち馬。コーナー通過9-9-1-1であり向こう正面で捲ったデムーロの素晴らしい競馬。今回はメンバーレベルが上がるため見送り。

皐月賞での評価

皐月賞13着。神の1枠1番(1,2,1,6)へ入ったが正直強調要素がない。スムーズに先行できればワンチャン。鞍上は最近イマイチ乗れてないIKZE。


②レガレイラ

今年のホープフルSを制した牝馬が参戦。まず2kgの斤量差が大きいのと、出遅れ癖をものともしない豪脚が魅力。なんなら牝馬なのにダービー向きのイメージ。ルメールJのアプローチがなくなった今、馬の地力が試される。関係ありませんが今年の有馬記念でルメールが乗って好走する未来が見えます。○評価。鞍上は先週のアスコリピチェーノに引き続き北村宏J。

皐月賞での評価

皐月賞6着。そしてルメールがレガレイラのもとに帰ってきました。1枠2番は昨年のスキルヴィングと同じ馬番。彼の操縦性をもってすれば先週のチェルヴィニアのように勝ってしまってもおかしくない。内枠で包まれた場合にマイナスというのと、牝馬のダービー馬は1944年以降1頭しかおらず本当に勝てるのか?という感じ。21年のサトノレイナスのように厳しいのではないか。かなり人気するだろうということでオッズ考慮で△評価。相手からは外せない。


③ジューンテイク

京都新聞杯勝ち馬。過去に戦ってきたレベルは低くないが、善戦して掲示板という内容も多い。内枠先行馬の岩田望は面白いが、メンバーレベルが上がるため見送り。


④ビザンチンドリーム

きさらぎ賞勝ち馬。同組は(0,0,1,7)。まだ底が見えておらず末脚も使えるが、出遅れ癖があるため少し割り引きたい。外枠も厳しい。過去2戦のメンバーレベルも疑問視し、今回は無印。

皐月賞での評価

皐月賞13着。出遅れがデフォルトのため内枠の良さを活かせるかがカギ。鞍上はムルザバエフ→西村淳でここが買い時とは言えない。見送り。


⑤ダノンデサイル

京成杯勝ち馬。昨年のソールオリエンスと同じローテだが本馬は前で競馬をするタイプ。外枠で横山典Jなので控えるとみて、差し勝負では分が悪く。先行すればワンチャンだが印回せず。

皐月賞での評価

皐月賞は除外。経験を積めなかったのは痛いが、Cコース替わりで展開が向きそうなのがこの馬。ロスなく先行すれば前残りが狙えるとみて△評価。⑯タバルの出走取消でスローペース濃厚なのも後押し。


⑥コスモキュランダ

弥生賞勝ち馬。こちらもコーナー通過9-7-2-2となっており向こう正面で捲るデムーロの素晴らしい競馬。展開が向いたとはいえシンエンペラーを下しており実力は評価できる。鞍上は先週のG1ジョッキー、ジョアン・モレイラ。今回はメンバーレベルが上がり、展開ひとつで勝てるほど簡単な舞台ではないため、見送り。

皐月賞での評価

皐月賞2着馬。その皐月賞はモレイラJの完璧な騎乗。ここまで8戦を消化しておりあまり上積みが見込めないが、地力の高さは疑いようがない。デムーロへの乗り替わりとなるが弥生賞を制しており問題なし。オッズも皐月賞2着にしては付いており、△評価。


⑦ミスタージーティー

矢作の2頭目。脚質は差し。前走の若葉Sは同厩舎のホウオウプロサンゲの猛追かわし優勝。3連単ありがとうございました。それはさておき3走前のホープフルSはどん詰まり5着、2走前の共同通信杯はスローペースの超瞬発力勝負なのにコーナー通過5-6-7と下げてしまい展開向かず。スムーズに走ればさらに良さが出るとみて△評価。頑張れ藤岡兄。

皐月賞での評価

皐月賞10着。期待していた分かなり負けてしまったなという印象。馬体重がデビュー時より減少しており余り強く推せない。ドゥラメンテ産駒で単勝3桁台は人気しなさすぎだが、ここは見送り。


⑧アーバンシック

京成杯の2着馬。その前走は2着ながらもトップスピードに入ってからの脚力は優秀。そう考えると皐月賞よりダービー向きか。血統面でも優秀で、今回も好位置から差してこれそうなイメージ。期待を込めて△評価。導くは昨年の皐月賞ジョッキー、横山武。

皐月賞での評価

皐月賞4着馬。本馬はトップスピードに優れ、荒々しく末脚を使うタイプ。まさにダービー向きといったところ。気になるのは馬体で、緩めで出てきたらNG。厩舎力もあまり期待できないので単勝1桁台はどうなのか?というイメージ。差し遅れて2,3着まで。▲評価。


⑨ダノンエアズロック

プリンシパルS勝ち馬。ダービーに間に合ったことが本当に嬉しい。堀厩舎のG1×外人は本気の証。弥生賞で増えた馬体重を絞って出てきた前走では、余力を残して勝利。皐月賞以外の路線から唯一印を付けたい。鞍上のマジックにも期待して○評価。


⑩サンライズジパング

前走若駒Sで祖父のような豪快な差し切りを見せた本馬。鞍上は乗り替わりとなりマイナス。開催最終の最内枠で立ち回りが重要となる。今回はメンバーレベルが上がるため見送り。

皐月賞での評価

皐月賞9着馬。強調要素なくここは見送り。


⑪シュガークン

青葉賞勝ち馬。キタサンブラックと同じお母さん(シュガーハート)のドゥラメンテ産駒。2走前の大寒桜賞で逃げを見せているため、今回逃げる可能性がありそう。スローに落ち着かせてしまったら、鞍上のダービー男が黙っちゃいない。が、相手関係が厳しそう。見送り。


⑫シックスペンス

スプリングS勝ち馬。デビューから3連勝でまだ底を見せていない。6枠(緑)のキャロットということで昨年のダービー馬を想起させるが、鞍上はテン乗りの川田。前走スプリングSの2,3着が 皐月賞の15,8着のため低レベル戦と考える。先週のクイーンズウォークのように実力を全て出し切って4,5着と見る。ここは見送り。


⑬シンエンペラー

矢作厩舎×藤田晋オーナーの所有馬で、凱旋門馬ソットサスの全弟。2走前のホープフルSはレガレイラの2着で、前走の弥生賞はコスモキュランダの2着。皐月賞の過去10年の平均勝ち時計1.59.38に対し、近2走(どちらも同舞台)で2.00.00と2.00.30のため、勝つためにはもう1ランク上の立ち回りが必要。ムルザバエフ→川田と来て今回は坂井瑠星Jのため弱化は否めないが、先行意識はあるため悪くはない。ただベストな立ち回りが出来るかと言われるとそれはNOなので、△評価。

皐月賞での評価

皐月賞5着馬。凱旋門賞馬の弟ということで府中の軽い芝で好走するイメージはなく。瞬発力勝負になった時に厳しい。初期から完成度が高く上積みという点でも疑問なので、ここは見送り。


⑭ゴンバデカーブース

同舞台2連勝中。前走のホープフルSは出走取消となり、今回が7ヶ月ぶりの実践。追い切りは坂路でしっかり追い込まれており、状態は悪くなさそう。横比較では上位なため、パドック最重要視。上がりの脚も使えるため△評価。導くは土曜日5勝の固め勝ちで勢いに乗るジョアン・モレイラ。

NHKマイルCでの評価

NHKマイルC4着馬。同ローテのダービー馬も何頭かいるが、本馬は4ハロン延長をものともしない実力の持ち主か?とは言われると難しい。モレイラがこちらに乗らなかったのが答えな気もする。見送り。


⑮ジャスティンミラノ

まだ底が見えてない本馬。共同通信杯では世代上位のジャンタルマンタルを負かしており、強さは証明済み。こちらもダービー向きに見えるが、共同通信杯組は(5,0,3,11)で勝ち切りが多い。初の中山となるがここを勝って次へ繋げたい。過去にハイペースの経験がないため▲評価。

皐月賞での評価

皐月賞馬。その皐月賞noteのレース後にて「デビュー3戦でまだまだ成長途中、名門友道厩舎ということでダービーまでにさらに仕上げてきそうで、今のところダービー馬はこの馬以外に考えられない。」と書いた通り、本命◎を打ちたい。どスローの共同通信杯とハイペースの皐月賞どちらにも対応し、勝ち切っている点があまりにも強い。それでいて底を見せていないのも末恐ろしい。不安要素は前走レコード勝ちの反動、府中2,400で勝ち切れていない鞍上であろうか。


⑯メイショウタバル

前走毎日杯で2着のノーブルロジャー(シンザン記念勝ち馬)に6馬身差をつけレコード勝ちという強烈な勝ち方をした同馬。坂井瑠星Jの逃げがハマったのもあり、浜中Jへの戻りはマイナス。重馬場も考慮しかなりのダメージが残っているように思う。逃げ馬は(0,1,1,11)と苦戦しているのもあり、このオッズでは買えない。見送り。

皐月賞での評価

皐月賞17着。左後挫石により出走取消。残念。これにより1頭内の⑮ミラノはスタート後のポジション取りが有利&スローペース想定に。と言っても⑤デサイル⑪シュガー⑱ヴァルツ辺りが強引に逃げる可能性アリ。Cコース替わりで有利になる内の先行馬、あとはポジションが取れてかつ末脚抜群の差し馬を狙っていきたい。タバルがいれば4角パンサラッサが見られたかもしれない。


⑰ショウナンラプンタ

青葉賞2着馬。昨年のハーツコンチェルトのように青葉賞組は近年は走るようになってきているが、ピンク枠は不利。⑯タバルの出走取消により空いたスペースでスタートを決め、ポジションを取ってうまく運びたい。今回は見送り。


⑱エコロヴァルツ

前走の皐月賞は消しデータに該当するも、上がり最速タイの33.9秒を記録し7着と大健闘。今回内枠を引いたら買おうと思っていたが、フルゲートの大外を引いてしまいました。ずっと内ラチを狙いそうな鞍上も不安。見送り。


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【印まとめ】

◎15.ジャスティンミラノ
○9.ダノンエアズロック
▲8.アーバンシック
△2.レガレイラ
△5.ダノンデサイル
△6.コスモキュランダ

ダノックス2頭入り。

【買い目】

単勝 ◎ジャスティンミラノ 1点
(馬連 ◎-〇▲ 2点)
3連複 ◎-〇▲-〇▲△ 7点
3連単 ◎-〇▲-〇▲△ 8点

【レース後コメント】

横山典弘ダノンデサイル。これはやられた。枠ポジションともに完璧。
12.5-11.4-12.4-13.1-12.8-12.6-12.7-11.7-11.3-11.1-11.2-11.5というL5Fに11秒が並ぶ異例の後傾ラップ(というか前半がスローすぎる)を走り切れたのは、皐月賞を回避させたノリさん、それに応えた馬と陣営の勝利であろう。
ジャスティンミラノもよく頑張った。抜群に切れる脚はないもののなんとか粘って2着。アタマで欲しかったな。
3着シンエンペラーは馬体の完成差の高さゆえに最後伸びてきた。瑠星がもう少し早く仕掛けられれば2着まであったかも。
4着は大穴サンライズアース。池添騎手が向こう正面で「ペースが遅すぎる…?」と捲った結果がこれ。ほぼ同時に捲っていったM.デムーロ(コスモキュランダ)も6着まで来ているので、嗅覚がするどい。
逆に通過順10-11-14-13で5着まで持ってきたレガレイラは凄い。ルメールもすごい。でも出脚が鈍いから今回みたいな変則ペースは厳しかったみたい。
逃げた2頭(シュガークン、エコロヴァルツ)が7,8着なので9着以下はノーチャンス。特に11着のアーバンシック武史は通過順14-13-14-15で何もできずに終わっている。14着ダノンエアズロックは1枚力が足りなかったかな。

菊花賞は長く脚の使えるジャスティンミラノ、来るかわからないけどレガレイラ、コスモキュランダ、血統的にはSadler's Wells持ちのミスタージーティー辺りかな。昨年のドゥレッツァのような馬が出てきても面白い。また神戸新聞杯でお会いしましょう。

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