4/14(日) 皐月賞(G1)
こんにちは。
今年の最も「速いウマ」はどいつか、予想していきます。
今回は少し趣向を変え、消しデータで予め馬を絞りたいと思います。
■前走3着以下(0,1,2,60)
牡馬クラシックは牝馬クラシック同様
「負けていない」ことが大事。
過去10年で上記データを破ったのは
・17年3着ダンビュライト(弥生賞3着)
・18年2着サンリヴァル(弥生賞4着)
・21年3着ステラヴェローチェ(共同通信杯5着)
の3頭のみ。
今回の消しデータに該当するのは
ウォーターリヒト、エコロヴァルツ、シリウスコルト、ルカランフィーストの4頭。
上記を除いた14頭のコメントです。
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⑭シンエンペラー
矢作厩舎×藤田晋オーナーの所有馬で、凱旋門馬ソットサスの全弟。2走前のホープフルSはレガレイラの2着で、前走の弥生賞はコスモキュランダの2着。皐月賞の過去10年の平均勝ち時計1.59.38に対し、近2走(どちらも同舞台)で2.00.00と2.00.30のため、勝つためにはもう1ランク上の立ち回りが必要。ムルザバエフ→川田と来て今回は坂井瑠星Jのため弱化は否めないが、先行意識はあるため悪くはない。ただベストな立ち回りが出来るかと言われるとそれはNOなので、△評価。
⑧ジャンタルマンタル
朝日杯FSを制したパレスマリス産駒。THE・優等生タイプで鞍上も込みで連軸には最適。ダービーで好走するイメージ(荒々しくキレる脚をもつ)はないので、ここで勝ち切りたい(ダービーで川田Jはイメージがないのでなおさら皐月を取りそう)。だが立ち回り巧者タイプなので大外から差し切られるとかめっちゃ前残るとか突飛なことをやられて2,3着の香りも若干。川田Jが上手くターフを支配してくれれば。◎評価。でも単勝は買いづらい。
②メイショウタバル
前走毎日杯で2着のノーブルロジャー(シンザン記念勝ち馬)に6馬身差をつけレコード勝ちという強烈な勝ち方をした同馬。坂井瑠星Jの逃げがハマったのもあり、浜中Jへの戻りはマイナス。重馬場も考慮しかなりのダメージが残っているように思う。逃げ馬は(0,1,1,11)と苦戦しているのもあり、このオッズでは買えない。見送り。
⑩レガレイラ
今年のホープフルSを制した牝馬が参戦。まず2kgの斤量差が大きいのと、出遅れ癖をものともしない豪脚が魅力。なんなら牝馬なのにダービー向きのイメージ。ルメールJのアプローチがなくなった今、馬の地力が試される。関係ありませんが今年の有馬記念でルメールが乗って好走する未来が見えます。○評価。鞍上は先週のアスコリピチェーノに引き続き北村宏J。
⑬ジャスティンミラノ
まだ底が見えてない本馬。共同通信杯では世代上位のジャンタルマンタルを負かしており、強さは証明済み。こちらもダービー向きに見えるが、共同通信杯組は(5,0,3,11)で勝ち切りが多い。初の中山となるがここを勝って次へ繋げたい。過去にハイペースの経験がないため▲評価。
⑰ビザンチンドリーム
きさらぎ賞勝ち馬。同組は(0,0,1,7)。まだ底が見えておらず末脚も使えるが、出遅れ癖があるため少し割り引きたい。外枠も厳しい。過去2戦のメンバーレベルも疑問視し、今回は無印。
⑦ルカランフィースト
消しデータに該当。
⑤ミスタージーティー
矢作の2頭目。脚質は差し。前走の若葉Sは同厩舎のホウオウプロサンゲの猛追かわし優勝。3連単ありがとうございました。それはさておき3走前のホープフルSはどん詰まり5着、2走前の共同通信杯はスローペースの超瞬発力勝負なのにコーナー通過5-6-7と下げてしまい展開向かず。スムーズに走ればさらに良さが出るとみて△評価。頑張れ藤岡兄。
⑪ホウオウプロサンゲ
矢作の3頭目。脚質は逃げ。前走の若葉Sは同厩舎のミスタージーティーに最後差されて0.1差の2着。矢作の多頭出しは脚質をうまく分けてお互いを邪魔しないようにターフを支配するので、脚質が分かり切っている以上 浜中Jではなくこちらを買いたい。矢作調教師も「(3頭の中で)この馬が一番コンディションが良い」と言っており前残りワンチャン。アイビーSでレガレイラにも先着しており素質を評価したい。△評価。
④シリウスコルト
消しデータに該当。
⑯ダノンデサイル
京成杯勝ち馬。昨年のソールオリエンスと同じローテだが本馬は前で競馬をするタイプ。外枠で横山典Jなので控えるとみて、差し勝負では分が悪く。先行すればワンチャンだが印回せず。
①サンライズジパング
前走若駒Sで祖父のような豪快な差し切りを見せた本馬。鞍上は乗り替わりとなりマイナス。開催最終の最内枠で立ち回りが重要となる。今回はメンバーレベルが上がるため見送り。
⑮サンライズアース
すみれS勝ち馬。コーナー通過9-9-1-1であり向こう正面で捲ったデムーロの素晴らしい競馬。今回はメンバーレベルが上がるため見送り。
⑫コスモキュランダ
弥生賞勝ち馬。こちらもコーナー通過9-7-2-2となっており向こう正面で捲るデムーロの素晴らしい競馬。展開が向いたとはいえシンエンペラーを下しており実力は評価できる。鞍上は先週のG1ジョッキー、ジョアン・モレイラ。今回はメンバーレベルが上がり、展開ひとつで勝てるほど簡単な舞台ではないため、見送り。
③エコロヴァルツ
消しデータに該当。
⑱ウォーターリヒト
消しデータに該当。
⑨アーバンシック
京成杯の2着馬。その前走は2着ながらもトップスピードに入ってからの脚力は優秀。そう考えると皐月賞よりダービー向きか。血統面でも優秀で、今回も好位置から差してこれそうなイメージ。期待を込めて△評価。導くは昨年の皐月賞ジョッキー、横山武。
⑥アレグロブリランテ
スプリングS2着馬。今回も逃げの手だろうがメンバーレベルが上がるため見送り。
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【印まとめ】
【買い目】
馬連ワイド ◎ジャンタルマンタル-〇レガレイラ
馬連(抑え) ◎〇-▲△
馬連ワイド本線で、パドック見て入れ替えもあり。
【レース後】
今回の皐月賞、1000mが57.5(メイショウタバル)、勝ちタイムが1.57.10(ジャスティンミラノ)でレコードを0.7秒更新、過去10年の勝ちタイムより2秒以上速いという異例の結果となった。
パトロールビデオを見るとわかるが、2着モレイラと3着川田が完璧な騎乗をしている。流れるペースを予測し終始経済コースを走ることで消耗を抑えたモレイラ、直線ヨーイドンでは厳しいことが分かった上で早めに勝負をかけたジャンタルマンタル。本命にして悔いはない。その2頭を退けて差し切ったジャスティンミラノが異次元に強い。デビュー3戦でまだまだ成長途中、名門友道厩舎ということでダービーまでにさらに仕上げてきそうで、今のところダービー馬はこの馬以外に考えられない。
コスモキュランダはここまでで8戦消費、これ以上の上積みが考えづらく、皐月賞2着が最高到達点と考える。完全に「勝ちに行った」ジャンタルマンタルは、川田騎手が「最後の1Fで完全に止まった」と述べていたようにラスト200mで内ラチへフラフラ寄ってしまっている。優等生タイプで競馬が上手く、荒々しい馬向きのダービーは向かないことから(全頭コメントで書いた通り)NHKマイルへの参戦となりそうだが、今回のダメージがかなり大きそうで正直買いたくない。それだけ皐月賞に賭けていたということ。
4着アーバンシックは予想でも書いた通り、後方待機で瞬発力勝負に長けるタイプ。上がり2位の34.1秒が使えており府中替わりは間違いなくプラス。ダービーでも買える。5着シンエンペラーはまだ仕上がっていないかなというイメージ。ダービー時の矢作先生のコメント次第。6着レガレイラは今回のペースに終始対応できておらず、それでいて6着は強い内容。こちらも府中2,400m替わりは狙える。あとはどのような成長曲線を描くか。
以上を踏まえてダービーは◎ジャスティンミラノ、相手には今回上がり使えて大箱が向きそうなアーバンシック、レガレイラ、エコロヴァルツ。人気薄でビザンチンドリーム、成長してきそうな矢作の2頭(ホウオウプロサンゲは脚質的に厳しいかな)。あとは青葉賞組。そしてプリンシパルSで待ってるぞ、ダノンエアズロック。
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