andropのblueprint

昨日(2016/10/01)、androp one-man live tour 2016 "best blueprint"ツアー初日、福岡公演に行ってきました。

で、先行販売されていたblueを買いまして。それの感想も含めた文章を書いていきます。

なので、ツアーやblueのネタバレが満載です。見たくない人は戻っていただければ。

個人的にはblueを購入予定の方でネタバレは大丈夫、という方も出来れば見ないまま一度聴いていただきたいな、というのもありますが。







あっ、自分が撮影した写真です。

隣のDRUM Be-1で今回のblueのジャケットのパネルを展示してまして。

ここにパネルを置いてるってことはDRUM Be-1に入場できないし、ということはここも貸し切ってるってことだし金掛けてんなーとこの時は思っていましたが、まあ見事に裏切られました。詳細は後程。


で入場しまして、公演開始。ちなみにセトリは↓

ベスト盤を出してのツアーなので、blueの曲までのセトリは""ベスト""って感じのセトリでした。(ワンマンは初めて行くので個人的には嬉しかったけど)

twitterでも書いてたんですけど、ColorfulやRainbowsの時の照明が虹色で凄く綺麗だったり、ライトの演出がライブハウスなのにかなり凝っていて、尚且つステージの後ろに白い幕を貼っていて照明がとにかく映えるステージでした。あとは、今回のツアーからサポートミュージシャンで電子音関係の方が新しく仲間になったおかげで(名前失念、申し訳ない)より音源に近い、けれどもとにかくライブの完成度が高くなったステージに。


MCでは、blueがこうやって先行販売出来た理由として、メジャーと契約更新しなかったから、というのを挙げていて。「自分たちのやりたい音楽をやっていくため」という理由で自主レーベル(なのかな)を立ち上げそしてこうやって全国を回っているということをおっしゃってました。


確かGlider後のMCだったと思いますが、「blueというアルバムを作り、こうして全国を回っていきます、今日初めてバンドでやる曲もたくさんあります。」とおっしゃっててこの時点で「あ、今日blueの曲やるのか」とは勘付いたんですが、まあまさか全曲やるとは思わず。


で、blueの曲のライブ時の感想ですが。

Hanaが終わってMCなども無くいきなりシューゲイザーめいた轟音ギターから始まったKaonashi、もうその時点で頭では新曲だと直感し、とにかくノイズに塗れながら歌詞を聴いていると、

「流れ落ちた赤い血が揺れている」

「あなたにされたことが忘れられない」

など、andropの歌詞では見た事が無かったような暗い歌詞がどんどん出てきて。「こんなに攻撃的な歌詞ってのも珍しいなあ」と思っていたら、

サビの

「殺したいほど憎んだ」

という歌詞と同時に後ろの白い幕一面に目の絵が表示。

その後もblueの曲中ずっと後ろにその絵が表示されており(投影なのか幕の後ろにその絵の幕が下げてあったのかは確認できず)、その光景がとにかく異様で、一目でandropの変化を感じ取れました。

andropって凄く個人的なイメージですが、肯定や希望をとにかく歌うバンドで。

「今 誰も代わりのいない君の 生まれた声を聞かせてよ」

「君の向く方向が前になる」

など、凄くありきたりな言葉を使うと「聴くと明るくなる」バンドだったんです。

ですが、blueの曲はどれも聴いていると喉にナイフを突き立てたくなるような曲で。

「叶わなくても叫んだ声が全て消え去っても」

「消えないんだよ」

「誰か助けてよ」

好きな歌詞は他にもありますが。このアルバムの歌詞はどれも「憎悪」「愛憎」「絶望」などの感情に塗れた歌詞になっている気がします。

音楽的にもノイズが轟音に塗れたKaonashi、ラップめいた歌い方で痛い所を突いてくるIrony、既にティザー映像で片鱗は見えているSunny day(多分一番この曲が今までのandropっぽいからこの曲でティザー映像作ってるんじゃないかと思える程)、など、今までのandropを聴いていた人が聴くと確実に意識せざるを得ないアルバムになってます。

これを「進化」と捉えるか、「迷走」と捉えるか。僕は今一番推したいアルバムです。(早く発売日になってほしい)


おまけ

先ほどのパネル、終演後にはこうなってました(CD購入予定の方は見ない方がいいかも)











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