優しくなりたい 3日目

大好きな兄の話。
正反対だね、とよく言われて生きてきた。

とても強い人だった(物理)
車とぶつかって車を大破させてきた時は
どうしようかと思った。
(ここでは割愛します)

控えめにいって化け物だった。
そんな兄からもらった気づきのお話。

○兄の言葉

中学の頃、何年も続いていたいじめ
(今思えば幼稚なものだが)
の中にいた僕は随分と捻くれた子どもだった。
今からは考えられないくらい暗く、
友達もほとんどいなかった。

そんな自分の中で、
身近な憧れとして兄がいた。
自分からみた兄はなんでも知っている
ヒーローみたいな人だった。
(ただし家のお菓子入れのポテチを
隠れて食べた時はめちゃくちゃ怒られた。)

兄への憧れもあり、
何かと兄のみているテレビ番組を
一緒にみていることが多かった。
そんな時に、ニュースをみていたら、
悲しい事件のことが流れてきた。

僕「えー、ご家族がかわいそう・・・」

僕が呟いた時、兄がこちらをみて
目の色を変えてこういった。

兄「かわいそう、って言葉を使うなよ。
  その言葉の裏側には、
  『自分はそうはなりたくない』
  という気持ちが絶対にある。
  その時点で見下しているようなもんだよ。
  そのことをきちんと自覚して、
使わないようにしなよ。」

それまで幾度となく、
かわいそうという言葉を使っていた。
正直今でも、
本当にたまに口にしてしまって悔いることがある。

『私はあなたのようにはなりたくありません。』

そんな悲しい言葉を、
使わないようにしよう。
それにしても、
高校生にして、中学生の僕にこれを言い放った兄は、
今振り返ってもスーパーヒーローだ。

○大切にしたいこと

◎かわいそうという言葉の裏に
 別の感情が隠れている。
【かわいそう:弱い立場や逆境にあるものに
たいして、出来るならなんとか救ってやりたい
 と思う様子(新明解国語辞典第7版より)】
 ⇨定義的にも人を下にみてしまっている。

◎別の感情は言われるまで存在を認識できなかった
 ⇨言われれば、確かにある。
  でも言われなければ意識すらしなかった。

◉普段放っている言葉は、誰かにとっての
 攻撃になってしまっていることがある。
 誰でも、無意識的にマウントをとってしまう
 ことがある。

◉ 無意識に見ないようにしているものごとは、
 他人から指摘でしかその事実に向き合えない。 

◉自分が見たくない感情を指摘してくれる人は
 非常に尊いが、それは誰でもいいわけではない。
 ⇨信頼できる人でなくては、心は動かない。
  (ただの攻撃では人は傷つくのみ)

☆表情や空気をみて、自分が放った言葉が
相手にどのような印象を与えたのかを考える。
 ⇨言わない、のではなくきちんと対話する。
  対話が無くなれば得られるものがなくなる。

☆自分のことは自分が1番よくわかってるという、
絶対的にありえない発言をやめる!
内省の限界は50%、外から見た自分を
忌憚なく伝えてくれる人を大切にしよう!
 ⇨会社でよく言われるポンコツ攻撃は
  悔しいけどめちゃくちゃありがたい😂

☆この人言われたら受け止められるな、
 素敵だなと思う人にはその旨て感謝を伝える。
 ⇨軽くならないように本当に注意する。


言葉を大切に。
丁寧にいきたい。
少しずつできるようになってきたから、
慢心せずに一歩ずつだなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?