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ブログ解説6/2「パンドラの箱の正体」

フォーティネットジャパンが不定期に公開している「抄訳ブログ」というコンテンツ書き物があります。これは、本社エンジニアやマーケティングから提供される英文の記事を翻訳したもので、トレンドを追う上で有用なものながら、若干日本語にクセがあるため一読し理解するには慣れが必要な書きっぷりです。

それら抄訳ブログの内容を人に説明したくなる「ブログ解説マガジン」を始めます。(テスト運用 ∩ 飽きるまで)

引き続き活発なランサムウェア界隈の、最新のお話です。

#業界トレンド

パンドラの箱の正体

一言で言うと

二重脅迫を行うランサムグループ「Pandora」は、従来のランサムウェア攻撃者より狡猾です。
ギリシア神話では、パンドラ最初の女性が箱を開け、世界に厄災がもたらされます。箱に残った「希望」が人類に託され物語は終わります。
このマルウェア(の箱)を開い実行したら、絶望しかない。

キーワード説明

二重脅迫
従来のランサムウェアの攻撃である「データ暗号化」に加え、機密情報重要データを抜き取り、人質とする攻撃で、
 1データ複合と引き換えに「ランサム身代金」を要求
 2応じない場合「機密データ」をダークウェブで晒すと脅迫
の2段構えです。

ダークウェブ
特殊な手段で閲覧が可能なWWWサイト及びそれらのネットワークを指す。通常のWeb検索グーグルとかで見つけることができず、アクセスに専用のブラウザTORなどの匿名性の高い手段が必要です。なお、闇サイトのことではありません。また、TOR自体は悪意のあるテクノロジーでは無い。

人に話す時はこんな風に

Pandoraグループのマルウェアって、身代金払わないと機密情報の放流を盾に支払いを迫ってくるらしい。払っても収まらないかもだし、まさに泣きっ面に蜂だよね。これまでのランサムって「データバックアップ」さえやっとけば恐れるに足りなかったけど、そうはいかない時代になったんだね。
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最後に

「二重恐喝」が本投稿の根っこですが、こういう「すでに存在しているもの」を「組み合わせ」て「新しい価値」を生み出すことを、

「イノベーション」

って言いますね。
常に考えている人が最後には勝つんだなーってしみじみ思いました。イノベーションにはイノベーションで立ち向かいましょう。

おしまい。

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