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ここ掘れビバノン

部屋の棚にドリフターズのCDあったと思ったのだけど見当たらず。近所のTSUTAYAで借りてきた。

もう色んな著名な方が言ってることを、今さら僕みたいな一般人が声高に言うつもりではないが、やっぱりドリフターズの曲は最高だ。いやまぁ、歌詞については時代背景もあるし、ひくところもある。でもこの音の良さやセンス、言葉の韻の乗り方、遊び心、キャラクター…。何をとってもピカイチ。

Netflixのドラマ「getdown」で、DJがボロクソに馬鹿にしたレコードのブレイクを聴いて「何だこれは!?最高だ!」と驚く場面があったけど、ドリフターズの楽曲もそんなおいしいネタの塊に違いない。サンプリングのライセンスや使用がまだ緩かった時代。僕はそんな時代にスチャダラパーにどっぷりハマっていたけれど(スチャダラパーはクレイジーキャッツよりだったかな?)、またあの頃みたいに大きなネタが盛りだくさんの楽曲を楽しみたいよ。

日本の音楽史を振り返ったときに、果たしてドリフターズは今、どんな扱いにあるのだろう?少なくとも僕は彼らが井上陽水や佐野元春やRCなんかと並んで評す音楽史を知らない。最近のEDMブーム以降のデジタルポップミュージック人気を得て、日本でも荻野目洋子とか竹内まりやとか、J-POPの再評価の機運が高まっているみたいなので、是非ともこの波に乗って、ドリフターズ再評価というか、音楽家としてのドリフターズを再発見してくれたら嬉しい。そしてその役割を、ぜひともヒップホップDJに担ってほしいのだけど…、昨今のサンプリングライセンスは厳しいらしいね…。

昔話のように「ここほれワンワン」で、「はい掘りました、最高!」とはいかないね。

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