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日本のアーティストを国際的に、応援する必要がある

日本には大勢の、“才能”が生存している。先生だったり博士だったり職人だったり、スペシャリストだったりするがしかし、知られていないことが多い。“企業体”に代わる才能の活動母体が「コミュニティ」に移行した今こそ、連携が重要。影なる達人(アーティスト)を、応援していく。

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太一(映画家):アーティスト業界情報局
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日本未発表の国際映画業界情報 あるいは、
監督がスタジオから発する生存の記
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『 アーティスト、という存在認知度 』

“ARTIST” に「名人/達人」という意味があることはあまり、知られていない。アーティストとはもともと、特定の才能を追求した“達成者”のことだ。

日本の“アーティスト”たちは、世界に知られていないことが多い。コンテンツ産業界をはじめ経済圏においても圧倒的な成果と地位を確立していながら、その作者、そのスタッフたち個人には、陽があたっていない。

時には「日本には世界へのチャンスがない。」という声も聞く。そんなことはなく実際に、その“成果”はしっかりと世界に届いており、他国の人々を魅了している。届いていないのは、“アーティスト個人の存在”である。

『 アーティストの声 』

良くも悪くも我々は、「日本語」とうい城壁に影響されている。

日本語が、他国の横暴なマーケット侵略から日本市場を護っている。
他方で、日本のアーティストたちが世界に出ていけない最大の障壁にもなっている。日本語がために我々はいつの間にか、世界から遮断されている。

だが我々にはもう一つ、「作品」という世界共通言語がある。
作品は時に、芸術、商品、価値として国を越え、核となるメッセージを届けてくれる。作品というメッセージは、アーティストの想いを具現化した存在だ。

「わが子同然」そう表現されることもある“作品”たちはまさに、アーティストそのものだ。ならばこそ、作品とともに、アーティスト本人の声を、姿を、届けてもいい。その時代が、着ているのだから。

『 マスタークラブ:The Master Club 』

アーティストを、国際的に応援する。
新たな労など必要なく、ただ、アーティストの活動を通して、その存在を国際的にアピールし、発言の場を用意しよう。

いま、大勢のアーティスト(達人)たちが、集結しはじめている。
それぞれに異なる業界から集った才能たちは互いを理解しあい、まったく干渉し合わない。決して出逢うことのなかった才能たちはシナジーを生みながら、“共作”すらも生成しはじめている。

リーダーを持たない達人たちの情熱を我々は、「マスタークラブ:The Master Club」と呼んでいる。増殖を続けるマスタークラブは今日も新たな仲間を迎えながら、日本の才能を、世界に発信するための活動を行っている。

末席のわたしは、彼らのアーティスト活動を映像化し、みなさんの耳目に届けようとしている。時間はかかると想うが、日本が世界に誇る“知られていない”才能を露出していく。その必要がある。

アーティストに必要な応援は企業、業界、産業、国ではなく、コミュニティから贈られるものだと信じている。ジャンルを超えた“アーティストたち”を、あらゆるプラットフォームから世界に向けて、発信していく。

あぁ、ところで。
まだ日本に入っていないニュースをお知らせしておこう。

■ 最新国際News:スーパープロデューサーのJ.J.エイブラムス、巨匠作家スティーヴン キングとのコラボに学ぶ

プロデューサーのJ.J.エイブラムに、巨匠作家スティーヴン キングとのコラボレーション、さらには製作会社Bad Robotのチームとの共同作業について話を聞きく。J.J.エイブラムはApple TV+で、キング自身が執筆した全8話の「Lisey's Story」の映画化に向けて動き出した。この小説は、キング自身が重大な交通事故に遭った後に執筆したもので、キングが自分のお気に入りだと語っている。J.J.エイブラムスが語る。「彼がこれまでに書いた本の中で一番気に入っているという話を読んだことがありましたが、彼自身がSCRIPT(映画脚本)を書きたいと言ったときに、本気なのだと分かりました。」今回のコラボが、特徴的だった点はあるだろうか。「プロデューサーという仕事は、トラブルの消火係です。場合によっては、ストーリーの本質や可能性を見極める方法を考えたり、明らかに壊れているものを修正する方法を考えたりすることもあります。今回の場合は、チームをまとめるのを手伝い、関係者がいつでも私と交渉ができる状況を用意しておきながら、実際の仕事は、彼らの仕事を邪魔しないことでした。スティーヴン キングこそ、このような仕事の進め方のスペシャリストです。スティーヴンは我々の仕事の進め方を、全面的に支持し、誰よりも大きな声で応援してくれました。スティーヴン キングは監督の仕事を、深く理解しています。」J.J.エイブラムスは、自身が代表を務める映画製作会社「Bad Robot」についても語っている。「私たちはSF以外にも、最近ではアニメーションにも取り組んでいます。本を原作としたストーリーもあり、コミックやオリジナルのアイデアもあります。私が取り組むプロジェクトは「おおっ」と思わせる要素があるかどうかで決めています。それはコメディかもしれないし、ホラー、SFかもしれない。ドラマかも、ラブストーリーかも、実写かもしれないし、アニメかもしれない。テレビかもしれないし映画かも。本かも、舞台かもしれない。これを見たい、これを読みたい、これを聴きたい、と思わせるものがあれば、それが私にとってのプロジェクトになります。」彼らは自分たちが詳しくないジャンルも網羅する、と断言する。「新たな判断を、受け入れます。人生がうまくいっているときは、自動操縦モードのような感覚があるのではないでしょうか。物事が中断されると、立ち止まって考え直さずにはいられません。」この1年で、多くの人が一歩引いて自分の人生やライフワークを振り返っているように感じる。その意味でも本作のコラボレーションは、タイムリーな作品だ。
 - JUN 03, 2021 THE Rotten Tomatoes -

『 編集後記:』

J.J.エイブラムスの新作プロデュースは、巨匠作家スティーヴン キングとのコラボ。任せてくれるから仕事がしやすい、我々はどんなジャンル、映画以外にも挑戦していく。という記事。

監督、脚本家、俳優、作曲家、その実は実業家で大プロデューサーの、J.J.エイブラムスだ。映画「アルマゲドン」の大勢いる脚本家の一人として参加して以来、民主政権への献金、映画フィルム会社Kodakを支援で支えて映画業界への貢献も怠らず、徹底して“The ハリウッド メジャー”ばかりを渡り歩く、エンタメ界の成功者だ。

ビジネス色の強すぎる活動から、Mission: Impossible III、Star Trek 2009、Star Wars: The Force Awakens、Star Wars: The Rise Of Skywalkerの監督を務めているにもかかわらず、彼をアーティストだとみる映画人は少ない。アニメ「君の名は。」をハリウッド リメイクするのも、彼だ。

“職人主義”のわたし個人は彼のスタイルを好まないが、“大御所再建”という活動方針はとても素晴らしいと想っている。スターウォーズやスタートレックの古いIP.が未だに価値化できているのは、彼の計らい。技術通ではないスピルバーグが未だに“ハイエンド映画ジャンル”で成功しているのがJ.J.エイブラムスの貢献のおかげなのは、明白。

J.J.エイブラムスと彼のスタジオ「Bad Robot Productions」は、いわゆる“劇場公開型映画”のプラットフォームからストリームに軸足を移している。本記事では、ありとあらゆる表現媒体に進出することも、断言した。

徹底した秘密主義な彼のアクションは、追尾不能だろう。西海岸サンタモニカから車で10分ほどの倉庫街に、「Bad Robot」のスタジオはある。レンガ造りの2階建ては広大ながら、まるで“タイプライター工場”のようだ。

トラックが行き来する通り沿いの壁には、「THE NATIONAL TYPEWRITER COMPANY」とだけ表記されており、近所の誰も、そこで映画が創られレテいる事実を知らない。映画業界には、彼のような存在も重要である。

“事業優先”はアーティスト人生の致命傷になる、映画製作の現場へ帰るとしよう。では、また明日。

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