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【自然法則】アーティストの70%は、存在価値を失っていく現実

これまでに“不況”というプロパガンダを信じたアーティストは、消える。“希少性という真価”が失われる今後への存続には、作品以上のスキルが測られる。このトピックでは、「30%に残る最低限の条件」を、知ることができる。今日の自身が“楽園”を生きているという自覚の無かったアーティストの、ために書く。

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アーティスト情報局:太一監督
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日本未発表の国際映画業界情報 あるいは、
監督がスタジオから発する生存の記
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『 業界と共に消えるルール、絶対の“マナー” 』

ここ「アーティスト情報局」では、自己啓発を否定している。成功者の自伝はエンターテインメントであり“再現性”がないこれらも、参考にはしない。
信用するのは一次情報と、本人によって出典を保証された情報だけだ。

その上で気をつけていることがある、「不安あおり商法」にしないことだ。読者や視聴者の数を増やしたいメディアや情報誌、サロンや宗教の常套手段だがそれは“罠”に等しいだが今回は敢えて、「消えるべきアーティスト」について記す決意をした。その時期がきた、と確信したためだ。

ゲームは変わり、プレイヤーは進化し、ルールは業界の壁と共に消滅し始め、最低限の「マナー」が求められている。

そこで、日本に入っていないニュースをお知らせしておこう。

■ 最新国際ニュース:ハリウッドの弁護士が新興ベンチャーを設立、コンテンツ制作者を対象にオンライン契約サービスを開始

長年にわたり弁護士として活躍してきたエリック ファーバーが、コンテンツ制作者向けに契約書のテンプレートやその他の取引ツールを提供するオンラインプラットフォーム「Creators' Legal」を立ち上げた。

このサイトでは、業界標準のさまざまな契約書を提供しているほか、契約書に署名して "デジタルブリーフケース "に保存する機能もある。契約書は、コンテンツおよびメディア関連の弁護士によって作成されており、映画製作者、ミュージシャン、ソーシャル インフルエンサー、コンテンツ製作者、ポッドキャスティング、ライブ・シアターなどに対応している。

ユーザーは、フォームビルダーにアクセスして、自分のニーズに関連する情報を入力、プラットフォームを使って契約書を送信して署名をもらうことができる。

現在、Creators' Legalでは、ポッドキャストのスポンサー契約、ポッドキャストのゲストリリース、タレント契約、映画編集者契約、監督契約、オプション、ロケーションライセンス、ビート購入契約、インフルエンサー契約、フォトグラファー、ソーシャルメディアのブランドアンバサダーなどの契約が可能。今後も新しい契約が追加されていく予定。

ファーバー弁護士が語る。「コンテンツ クリエイターになることが、これほど容易になったことはありません。アイデア、ソーシャルフォロワー、そしてスマートフォンがあれば、簡単にコンテンツを作ることができます。このことは、コンテンツクリエイター業界が今後数年間で3,000億ドルに達すると予測されていることからも明らかです。」アドバイザリーボードには、ワーナー ブラザースの幹部らも名を連ねる。 - AUGUST 30, 2021 VARIETY -

『 ニュースのよみかた: 』

ハリウッドの弁護士が「オンライン契約ソリューション サービス」をローンチ、クリエイター支援へ、という記事。

契約書に弱いのはアーティストに限らない、日本は業界で名をはせる企業ですら法務部をもっていないことが多い。アーティストが“顧問弁護士”を抱えるなど、想像もできないのではないだろうか。

だが、すでにアーティスト各位が日常的に活用している“オンライン プラットフォーム”そこ、外国だという意識があるだろうか。ひとたび問題が勃発したなら調停すら、舞台は日本国内ではない。

アーティストは“法務”に、強くなければいけない。

『 経済×テック×国際文化を語れことはマナー 』

飲食店の70%が3年以内に倒産するのは、“経営”の素人だからだが一方で、破産するアーティストは驚くほどに少ない。ではアーティストは経営やマーケティング、システムのプロなのかと言えば実に飲食店主以下であり、単身の自営なために「生きる=創作活動」の構図が成り立っているに過ぎない。

批判が承知で断言するのだが「アーティスト」とはつまり、70%以上の消えるべき素人たちが “文化に誇る一流” と共存してしまっている状態を意味する。残るべき30%を生きるために必要なのは、「実行力」だということに疑いはない。その抽象性の解像度を上げてみればそこには、「経済」「テクノロジー」「国際文化」が浮き彫りになる。

賢くあろうそれは、アーティストにとっての「マナー」である。
無知の提言など、消えるべき70%でしかない。

『 消えるべき70% 』

各国の仲間たちはいま、懸命に「本物の生き方」を追求している。

正解は無数にあるしかし、間違いは明確。

自身の安息と快楽に使う時間と資産はもう、存在しない。
私的な充電旅行、趣味への時間投資、自己実証のための浪費は危険だ。
人生時間と資産、ネットワークとスキルは、作品と他人のために在る。

国際マーケットでは生き残りを賭けた、熾烈な闘いが始まっている。業界すら、生き残れない可能性もある当然、企業に未来など保証されない。
あなたは、アーティストの中の30%を生きる覚悟があるか。

『 「NFT市場の民主化」を目指す“楽天” 』

楽天が「Rakuten NFT」を2022年春に開始する。企業はまた希少性をコモディティ化することでマーケットを荒らし、価値を殺す。販路をシステム化しても生産性を最適化することはできない結果マーケットは、質ではなく数で埋まり、枯れる。

だが無意識から同じことを、アーティスト自身が引き起こしてしまう場合がある。投資家への過剰な気遣いと、マーケットへの迎合だ。ここから先には私意が介入してしまうことからわたしには語る資格はないわけだが、“突き抜ける活動”である「偏愛」だけは、さらに求められ続けていることをお伝えしておく。

この世に生を受けたにも拘わらず“アーティスト”という人生を選んだ美しいあなたに妥協している時間は無い、死滅する太陽の膨張に吸収されて地球が消滅するまでもう76億年しかないのだから。芸術を「完成」させるにはあまりに短いではないか、無駄を排して、闘い抜く以外に方法はない。

『 編集後記:』

“自称アニメーター”と「超一流」が会話する場面に、遭遇してしまった。自称アニメーターは終始タメ口で自己アピールに終始しつつ、超一流との親交を成立させようと懸命でとうとう強引に、連絡先を求めてしまった。

気持ちは判る、だが残念ながらその素人にチャンスはおとずれない。アーティストという“資格の無い業界”は、「マナー」という絶対法則の下に成立している。

美しい情熱に囲まれながら感謝を学び、映画製作の現場へ帰るとしよう。では、また明日。

■ 太一(映画家):アーティスト業界情報局 × 日本未発表の国際映画業界情報 あるいは、 監督がスタジオから発する生存の記