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現代の理論は全て誤りかもしれない

「悲観的メタ帰納法」
という言葉を耳にしたことはありますか?
見ただけで頭を抱えてしまいそうな言葉ですよね。
実はこの言葉は、正式な用語ではありません。
科学者達の間で一時期流行していた
用語です。
                                     
この小難しい言葉を一言で例えると、
「現代の理論は将来には、ほとんど否定される」
という考え方のこと。

「そんな馬鹿な話、デタラメに決まってる!」

そう思わずには居られないような
極論に聞こえますが、あながち「デタラメ」
とは言い切れません。

実際、歴史上ではこのような負のサイクルを
繰り返して「現代科学」に到達したからです。   

現在は環境汚染や公害の原因として
広く認識されている「水銀」も、
古代中国では、水銀は「不老不死の薬」
として伝えられていました。あの秦の「始皇帝」
が水銀入りの薬を飲み、ポックリ
逝ってしまったというエピソードは
有名ですよね。

つい最近もリンカーンが胃痛薬として
使っていたとか。

中世ヨーロッパで盛んに行われていた
「瀉血療法」もその一例です。
高血圧や心不全に効果があるとされ、
モーツァルトも死ぬ一週間前には
2リットルも血を抜かれました。

お察しの通りこちらも効果なし。
寧ろ体力の低下や、感染症の恐れが
有るにも関わらず、数百年間も
行われていました。

つまりこれらの実例から分かる通り、
私達の科学は基本的に「真実」に
到達することは基本なく、
あくまで「暫定的」なものであるという
ことです。

現代の学校教育の場で教えられている
知識や考えは、近い未来殆どが否定
される可能性も十分にありえるし、

今、絶賛進行中の「ワクチン接種」も
遠い未来には反証が見つかり、
否定される可能性も十分にある。

今この瞬間には、この考え方は
役に立たないかもしれないが、

言い換えれば、

「自分の信じる全ては誤りで
 ある可能性が十分に存在する」

という事実を私達に伝えてくれる。

そうすれば、自分の支持する考えに
反する考えに対しても、好奇心
を持って接することができるのでは
ないだろうか。

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