DPM adaptiveとかいうサンプラーが最強だった

しほたん

読んだ本の感想をnoteに書いてみませんか？
今日はnoteを開くとそう書いてありました。
本はほとんど漫画しか読まないんですが、最近読んだ本は料理のレシピ本でした。
和食の本を読んだのですが飾り切りの特集がかっこよすぎて思わず真似をしました。
1本のきゅうりから1口の飾り切りもどきが出来上がってコスパ最悪でした。損した分取り返す為にこれからはきゅうりは1本漬けだけで生きていこうと思います。
（ここまで挨拶）

画像生成AIで遊ぶようになって気づけば1年以上経っていたのですが普段と同じ設定で生成し続けていると流石に飽きてきたので味変を求めて色々と遊んでいました。
そこでみつけたのがDPM adaptiveというサンプラーです。
このDPM adaptive、普通のサンプラーとは違い設定したステップ数は無視して画像が収束すればその時点で生成完了という
今回こそ書き切ろうと思ったのですがやっぱり飽きました。
サンプラーの性質についてはググったらxyzして一言コメントと共に結果を貼って最後にグラボのアフィリエイトリンクを載せているだけのブログが100万個ほど見つかると思いますのでそっちを見てあげてください。

普通にt2iで使うだけだとただの1サンプラーなのですが、コントロールネットと組み合わせてDPM adaptiveを使用すると個人的に面白い挙動をしてくれましたのでその忘備録としてここに記します。

何はなくとも元画像が無いと何も分からないので今回のバニラ画像としてこちらを生成しました

a girl solo focus
さんぷらー：DPM adaptive

この画像とseed値を揃えて色々遊んでいこうと思います。
今回はコントロールネット（以下CN）に世界的な名画を組み合わせて遊んでいきます。
プロンプトは全て「a girl solo focus」で統一します。

最近よくダンスする動画が作られている世界的な名画

①CNのIP-Adapterと組み合わせる

DPM adaptive
ip-adapter-plus_sd15 [c817b455]
DPM adaptive
ip-adapter_sd15 [6a3f6166]

プロンプトを考えなくて済むのが大好きなのでIP-Adapterをよく使っているのですが、この使い方が一番DPM adaptiveと合っている気がしています。（個人の感想です）

どう気に入っているかはこの別サンプラーでIP-Adapterを使用した画像を見て頂ければすぐに分かってもらえるかと思います。

DPM++ 2M Karras
ip-adapter_sd15 [6a3f6166]

いかがでしたか？
これを使えばバズってるイラストをパクりながらも「いやー、似てるだけじゃないっすかねー」としらを切れること間違いなし

CN元画像の雰囲気は踏襲しつつも新しい画像として生成できるのがとても面白いです。（個人の感想です）

ただ、IP-Adapter本来の？元画像と似た画像を生成するよ。って目的から離れてるのではと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
でも安心してください、ちょっと設定を変えるだけでCN元画像にも寄せられる事が可能です。
こちらをご覧ください。

DPM adaptive
ip-adapter_sd15 [6a3f6166]

何をしたかと言いますとサンプリングステップ数を増やしました（最初のが20、今回のが150）
DPM adaptiveでググるとDPM adaptiveは設定ステップと関係ないおじさんがたくさんいますが、私には関連性アリアリに思えます。

知識のない1ユーザーの勝手な憶測ですが、これはCNのEnding Control Stepが1（100%）の場合設定されたステップ数の100%目までCNを適用するよ、ではなく設定されたステップ数の100%目のステップを適用ステップに設定するよという挙動が働いているのだと思います。
何言ってんだこいつ。

この後も自分で思っている事を言語化して書き記そうとしましたが私には無理でした。
箇条書きで書いて置きますので詳しい方はnote書いてください。読ませてください。

・DPM adaptiveは設定ステップ数を無視して画像が収束した段階を終了ステップとする。
例をいうと今回CNと併用して生成した画像の1枚目は240ステップ、2枚目は246ステップを要している。

・CNのEnding Control Stepを1に設定した場合全ステップにCNを適用するのではなく設定ステップ数×Ending Control Step数目のステップまでCNを適用している。（のではないか）

・DPM adaptive+CNを使用し、設定ステップ数を20にて生成された画像は全体約240ステップのうち20ステップまでしかCNが適用されていない。（のではないか）
設定ステップ数を引き上げる（150ステップに設定する）ことで150ステップ目までCNを適用させている。（のではないか）
ただし設定ステップ数を150ステップにし、DPM adaptive+CNを使用した場合に生成された画像の最終的な全体ステップは381ステップまで増加している。
挙動としては他サンプラーを用いて20/240ステップ相当のEnding Control Step比0.12と同様の効果を受けられている。（のではないか）

参考画像

DPM++ 2M Karras
ip-adapter_sd15 [6a3f6166]
設定ステップ20、Ending Control Step0.12

・他サンプラーではなくDPM adaptiveを使用するメリットは他サンプラーよりも収束をしている分顔のディティールが良い？
フォトライクモデルを用いてい512*680程度の画像なのに顔が潰れず生成できているのは他サンプラーとは一線を画す。（個人の感想です）
IP-Adapterの中でもフェイスモデルと併用すると効果が顕著？

参考画像

DPM adaptive
ip-adapter-full-face_sd15 [852b9843]
設定ステップ100、全体ステップ339
DPM adaptive
ip-adapter-full-face_sd15 [852b9843]
設定ステップ150、全体ステップ258
DPM++ 2M Karras
ip-adapter-full-face_sd15 [852b9843]
設定ステップ20、Ending Control Step0.4
（DPM adaptive使用時の設定ステップ150、全体ステップ258相当）
DPM++ 2M Karras
ip-adapter-full-face_sd15 [852b9843]
設定ステップ150、Ending Control Step0.4
（DPM adaptive使用時の設定ステップ150、全体ステップ258相当）

前回書いた記事のように人物、キャラLoRAと組み合わせると更に効果的？

いかがでしたか？

私はAI術師でもなければ開発屋さんでも情報商材屋さんでもないので詳しい事は全然わかりません。
こんな使い方してるユーザーがいるんだ、程度の生温かい目で見てください。

もうちょっと書きたかったのですが私の知能ではこれが限界でした。仰々しくDPM adaptiveの使い方！その①！とか書きましたがもう無理ぃ…。
ではみなさま、よいお年を。

ほなまた～。

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