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多言語は必要か?英語も話せないのに?

英語だけでも話せるようになるのに、苦労しているのに、多言語なんて無理!って声が聞こえてきそうですが、私も20年前は、そう思っていて、ヒッポファミリークラブで英語だけやって、リベンジしたい!と思って入りました。子どもは2歳なので、きっと多言語を吸収できるだろうなと思っていました。

だけど、やり始めてみて、すごく不思議なことがたくさん起こりました。

勉強ではなく、環境を作ることで、自然に話せるようになっていこうという活動なので、大人の私にも起こることなのです。

数年経って気が付いたことは…

ヒッポファミリークラブで本当に色んな国の人との出会って、体当たりで話していると、学校で習っていたアメリカ英語やイギリス英語のように「正しい英語」ではなく、皆、「その国なまりの英語」を話していることに気が付きました。

さすが、英語は世界で一番話されている言語!!

だから、英語だけでも話せるようになりたい!って思うのだけど、

皆が気が付いていない落とし穴があったとは・・・多言語をやってみるまで、気が付かなかったです。

多言語をやって気が付いたこと

英語の単語や文章を使って話しているから英語なんだけど、これって本当に英語?え!何語?って思うようになったのです。外国人は皆、その国の発音で英語を話すので、聞いている音は、英語ではなく、その国の言語… 

つまり、英語自体が多言語だったのです。

そして、アメリカ人の子ども(中学生くらい)を2回、ホームステイの受け入れをしたことがあって、西のカルフォルニア州から来た女の子の英語はわかるのに、東の州の方から来た男の子の英語は、聞きとりにくい! 同じアメリカでも、州が違えば、発音が違ったのです。

考えてみれば、当たり前のこと。日本語でも色んな方言が話されていますよね?

でも、同じ日本語でも、関西弁もあれば、北海道のことば、沖縄のことばなどなど、あげれば切りがないくらい、日本の中にも、たくさんの方言があって、現地では標準語としての日本語は理解できても、圧倒的に話されているのは、現地のことば、方言です。

同じ日本語なのに、どの方言も、ずいぶん違ったことばですよね。もはや外国語のよう!!発音も違う!

このことに気が付いていない日本の方の多いこと!!

イタリアでも、イタリア語が話されていると思っていますよね?北と南では、やっぱり方言があって違うんですよ。イタリアとフランスの国境の辺りに住む方のことばは、イタリア語の中にフランス語も混じっています。国境越えたら、隣の国の影響を受け居ているのは、とても当たり前なこと。自然なことなのです。

多言語をやっていないと、英語も実は、対応できない。

勉強でしか英語をやっていない人には気が付かないことだったのです。色んな国の人と話す環境だと、自然にそこに気が付きますし、世界の人は、当たり前に知っていることでもあります。だから気にしないで、自分の国のことばの発音で、英語を使って話します。

我が子に英語を!と思っている人には、テストや受験の英語の点数が伸びればいいや!という教育ではなく、社会に出て、実際に色んな国の人とコミュニケーションをとれる人に育ってもらいたいという視点で、多言語をやってもらいたい。

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