水戸8

どうも、ヤサガラス党に入党を見送ったタギさんです。R01.09.08 水戸ホーリーホック vsツエーゲン金沢 プレビュー

ちょうど2ヶ月前に西部緑地で対戦した時は2-2のドロー。金沢ホームであったが、戦術理解度と質の高さは水戸が上と見えた前回対戦。負けてもおかしくない引き分けだった。振り返りは下のリンクをご覧ください。

現在の順位

(データは全てFootball LABさんから)

水戸は勝てば横浜FC・京都・大宮の結果次第では自動昇格圏までUP出来るが、負ければプレーオフ圏内から落ちてしまう可能性も。逆に金沢はプレーオフ圏内を狙う為にはここで勝たないとジリジリと下がる恐れが。それほどに今年も差が無く大混戦のJ2(柏以外)

直近の成績

水戸は直近5試合で2勝2敗1分。上位チームと互角以上にやり合うと共に、下位に取りこぼすという脆さも持ち合わせている。しかし、横浜と京都を抑えた守備は侮れない。

一方我が軍は前節連勝がストップ。町田戦と新潟戦はセットプレーで相手をねじ伏せた。岐阜戦で攻撃の良い流れが見えたと思ったのもつかの間、ホームの鹿児島戦で完全にカウンター対策を取られ敗戦。流れを変えられるカード(選手)をそろえられるか。

過去の対戦成績

3勝3敗3引き分けという完全な五分五分。しかし金沢は水戸ホームでの勝ちが無い。水戸も金沢での勝ちは無いので、要するにホームチームは勝つか引き分けるか。負けたくない意地のようなものを感じられるバチバチの試合になる予感。

スタメン予想

前節栃木戦の水戸のスタメンがこちら。この試合で細川くんがイエローを貰い累積出場停止に。U-22の代表に選出されている小川くんも出られず。神戸から加入した宮くんとコンビを組むのはンドカさんか?京都・横浜FCを零封した瀧澤くんか?また、小川くんに替わって入るのは清水くんか。

一方、金沢の前節のスタメンがこちら。長谷川くんが鹿児島戦で負傷交代している。故障者リスト入り、もしくはクラブからのリリースも今の所無いので重症ではなさそうだが、サイドバックは右は小島くん、左は沼田くんとなるだろう。うーん、この2トップ・・・また水戸戦でも再現されるのか?

水戸VS金沢のポイント

水戸はやはりスタメン予想で挙げた小川・細川がいないのが不安材料。水戸加入8試合で5得点の小川くん不在で、清水くんの復権なるか。11センチ高い小川くんの時のようにあからさまにロングボールを放り込んでも金沢DFが跳ね返すだろうからボールは中盤を経由せざるを得ないだろう。

フォーメーションは両チームとも4-4-2で前回対戦では金沢のウィークポイントである中央に出来る空間を水戸に狙われて2失点している。相変わらずマンツーマンで人に付く守備をしていると気がつけば中央ががら空きという欠点は改善されていない。水戸には特に中央の空間に気を配る事。金沢は時間をなるべく掛けずに速攻で相手を仕留めたいが、水戸は割と速攻がダメなら短いパスを繋いでいける柔軟性と質の高さがある。数値も実は両チーム似通った所が多いが、金沢は高さを生かしロングボールを納める、セカンドボールを大事に拾う、敵陣深くまで入り込み勝負する、コーナーキックを得るなどして活路を見出したい。水戸と対戦するチームがまず狙うのは志知くんが上がってくる後ろのスペース。両チーム共、どちらかといえば左サイドの攻撃数値が高いが今回のカギは水戸左サイド(志知)VS金沢右サイド(大石)だろう。金沢がボールを奪った時(ポジティブトランディション・ポジトラ)にどれだけ早く・確実性を持って動けるか。動きの例を下に図にしました。

攻撃例1

①金沢はボールを奪ったらまず垣田くんへボールを、大石くんダッシュ

②垣田くんの周りをサポート、セカンドボール回収(図は大橋くん)

③前へ走る大石くんへボールを出す。垣田くん水戸ゴールの右側、クルさんゴール正面にダッシュ。水戸CBを引き付ける。藤村くんは2トップの後ろへ。

④垣田くんが水戸2CBの間に入り宮・ンドカを引き付ける。クルさんはンドカの視角に入り左斜めへ移動。大石くんがクロスを上げる。

⑤クロスの選択肢は2つ。垣田くんに競らせるか、後ろのクルさんを狙うか。2トップの背後から追ってくるであろう藤村くんや加藤くんがこぼれ球を狙う。

攻撃例2

①垣田くんがサイドに流れ大石くんからパスレシーブ。

②小島くんが大石くんを追い越す動きで垣田くんからボールを貰いクロス。

③クルさんがゴール前に詰める動きをすると思う、大橋くんはハーフスペースを狙う

④クルさんは囮で加藤くんが大外から入りこむ

これを左サイドでも同様に行えば良いと思います。左なら沼田くんが精度の高いクロスを上げられます。しっかり真ん中で水戸CBを引き付けるのとその前後のスペース(ハーフスペース)を使って相手の守りの選択肢を増やし反応を遅らせるのを忘れずに。

上記どちらの攻撃も水戸陣地深く(金沢ゾーン3)まで運ぶ事が出来ればコーナーキックでの得点チャンスも得られるので、積極的に攻め込んで欲しいです。(鹿児島戦ではコーナーキックは2回のみ)

カウンターVSカウンターで殴り合いの戦いをするのか、カウンターで来られたら菱形を作りパスを回して相手をかわし隙を伺うのか。まあ、金沢に後者の選択は無いと思われますが、殴り合いで相手を上回る自信がヤンツーさんにはあると思っています。しかし、もし相手に先制され鹿児島のようにブロックされてしまうと対応に苦慮するでしょう。そろそろ満を持して間受けの上手い小松くんの出番ではないでしょうか。でも高さ勝負でくるなら前節と同じようにクルさんという事も十分あり得る。(僕的には無しよりの無し)水戸CBが宮・ンドカなら180cm越えなので(瀧澤くんも)速さで勝負できる永遠くんも垣田くんの相方として推したい。プレーオフ圏内に入りこむ為に、前節の鹿児島戦を落としてしまった我が軍にはもう負けは許されない。ヤサガラス党のみなさんもゲンゾーフレンズのみなさんも、気持ちを一つにツエ戦士を応援しましょう!

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