「買った魚の切り身に血が付いてます!」とスーパーに駆け込んだ女子大生の話

自分の通っている総合武道の道場に、スーパーの店長さんをやってらした方がいるのですが、その方によるとある時、女子大生が「買った魚の切り身に血が付いてます!」とスーパーに駆け込んで来たことがあったそうです。

もちろん、商品として切り身に血が付いてないことが望ましいのですが、この女子大生は、魚に人間と同じように赤い血が流れているということ自体を知らなかったようです。

最近では「昆虫を見たことがない」「実際の魚を見たことがない」というお子さんは意外といます。聞くと「ママが昆虫や生きた魚が嫌いだから」と、育った環境も影響しているようです。具体的には、

・カエルはワニと同じように地上でずっと生活できると思っている
・カメは魚類だと思っている
・ペンギンは哺乳類だと思っている

などなど。

大ベストセラー「頭の体操」シリーズで有名な教育学者の多湖輝さんは、かつて「子どもは毛虫を焼いて成長する」と言いました。子どもは小さな生き物を理不尽に殺してしまいます。その反面、そういった経験を通して生き物の生き死にを知るのだと。


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