【中学受験】塾教材に疲れた受験生が、4年次に押さえておきたい市販テキスト

4年次の塾のテキストは、四谷大塚でもサピックスでもグノーブルでもかなり詳細になっており、一歩間違えれば「木を見て森を見ず」、つまり細かな断片的な知識だけが頭に残り、基本的な知識が体系的な思考の上に整理されているのとは程遠い状態で4年生を終えてしまうリスクがあります。

そんな時は、コンパクトにまとまった市販の参考書で自衛すべきです。以下、各科目で押さえておきたい参考書を紹介します。

1. 算数
・予習シリーズ算数(上・下)四谷大塚
 →基本問題というページだけ取り組むので十分です。
・予習シリーズ計算問題集(四谷大塚)
・思考力アップ算数(数研出版)
 →学校教科書の内容と中学受験の両方に配慮した良書です。

2. 国語
・ロジカル国語(くもん)
 →くもんの新刊。大手塾の国語は、ややもすれば問題文が冗長であった  り、設問に偏りがあったりしますが、本書は文章を正確に読んでるかどうか、要旨を掴めてるかの確認にピッタリです。

・読解の基礎(啓明館)
 →サピックスの国語のテキスをコンパクトにしたような感じの、出題素材の問題文と設問ともによく考えられた良質なテキストになっています。

3. 理科
・デイウィークマンス理科(学研)
 →反復による学習定着に意を割いた良書です。学研の参考書には、絶版になった今でもアマゾン中古やメルカリで高値で取引されている「丸まる要点ノート」という名著がありますが、本書はその後継品と言えます。

4.社会
・くもんの社会(4年・5年)
 →4年用と5年用は、受験を意識したものではありませんが、学校の教科書に配慮し、考えることに主眼を置いた良書です。 5年からは細かな知識をたくさん覚える必要がありますが、本書は知識を溜め込むための脳の器(うつわ)作りを助けてくれます。
 
・できるがふえる!都道府県名と地名(文理)
・できるがふえる!歴史人物と年代(文理)
→どちらも反復による学習定着に十分配慮した良書です。

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