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現代版・水晶なソローライフ

ヘンリー・デイヴィッド・ソローの「森の生活」が好きで(森の中に小さな丸太小屋を立てて、2年2ヶ月、自給自足をした記録の本)、何度も読んでいるのですが、今や時代は令和。

アフリカだろうがチベットだろうが、通信機械を持った人は常に自分の暮らし、価値観、技術、発見などを常に発信し続けるのが普通になっているけど、たまにとっても面白い人からお話しを聞くことがあります。

その女性は、見た目は茶色の髪の毛を可愛く巻いたふわふわした印象のお嬢さんなんですけど、ひとりが好きで、しずかにゆっくりお話されて、SNS系は何もしないけど、たんたんと働いて、

面白いなと思ったことを一人で勉強して、人が聞いたら驚くような特殊技術資格を取得したり、学習したり、していて、

子どものときからマイペースで、運動が激苦手。

競争心も劣等感もがまるでなかったので、必ずビリになる運動会のかけっこで靴が脱げたとき、「あ」ってそのまま引き返して、しゃがんで靴をきちんと履いて、顔を上げたら家族の席が見えたので、手を振ってからゴールに走ったという逸話を聞きました。

可愛いなあ。私の時代にそんな子はいなかった。拍手しちゃうな。

食べることへの関心があまり無いから、食べることを忘れてしまうそう。でも健康で、同じ本を何度も、何度も読んで、その度新しい発見をして嬉しくなる。

子どもの頃の話をもうひとつしてくれた。山に住んでいた五右衛門風呂のある祖父母の家が好きで、深い緑の庭に、なぜか孔雀が住み着いていたそうです。

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現代版ソローみたいだと思いながら、お話し聞きました。

不特定多数に向けて発信することに興味が無いまま、隠された森のように美しいバランスで、やがて泉が湧き、動物が座っているような彼女の豊かな世界が水晶のように見えた。不思議な人でした。

たまにいます、こういうタイプの人。

私の中ではダントツ一番で憧れてしまう。

自分はまだまだ、全然そこまで行けないけど。

画像はネットからお借りしました。
涼しくなったと思ったら、蒸し暑くなって、蝉も鳴いたり、鳴き止んだり。

お体休めて、読書でもしましょう。

葉の色がすこしずつ黄色味を帯びて。

今日もよい日に。ではでは、サロンでお会いしましょうね!

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(2020年9月19日の記事)

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