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18リットルのバックパックに収まる旅の手荷物(2018年7月時点)

本州縦断ウルトラマラソンを始めたくらいから、旅の荷物を減らすことにはかなり熱意を注いできた(特に当時は荷物の重さが走れる距離に繋がっていたからなおさらだ)。

その後、毎週のように旅に出る生活が始まって4年が経った。飛行機移動においては相応の頻度で預け荷物トラブルが起きる (途上国は特にそうだけど、この点について僕は日本のエアライン以外は信用していない)。それに加え、僕はイミグレで時々足止めをくらうので、預け荷物を使わない旅をするようになった。

必要な荷物がかなり減ってきて、いまはグレゴリーのMiwok 18リットルのバックパックでスーツつきの出張旅行もいけるようになった。

まだ最終到達点に至っていない気もするのだけど、とりあえず現時点の旅荷物について。

■まずはバッグを決める
まず決めるべきはバッグの容量だ。どんなに小さなバッグでも、人間それだけで旅行しないといけないと決めたらそれに収まるだけの荷物でやり過ごせるようになる。

3年くらい前まで活躍していたのは ポーターのA3サイズの3Wayバッグ。容量が大きくて軽いので良いのだけど、慣れてくると大きすぎると感じるようになった。バッグに空き容量があるとついつい使わなさそうなものを持っていってしまう。

その後も色々と試した結果、今は18リットルのGREGORYに落ち着いた。これ以上小さいサイズになるとPCがそもそも入らないので、とりあえずはこのままでいきそうだ。

■服は圧縮する
一番かさばるのが服だ。着替えは2日分(いま着ているものを加えると3日分)で十分。靴下や肌着は嵩張らず乾きやすいものにする。寒い地域に行くときでも、ヒートテック二枚重ねしたら大体大丈夫だ。Yシャツなどもシワにならないように畳む(やり方はこれ)。

服はホテルで手洗いで洗濯する。洗濯物を絞ったあと、バスタオルに包んで、それを何回も踏む。それで大分水分が取れるので、その後エアコンを効かせて(これで空気が乾燥する)ハンガーにかけておけばほぼ確実に10時間以内に乾く。Yシャツなどはクリーニングに出す。

服たちは小分け袋に圧縮して入れる。袋の素材は薄手の布(例えばMilestoのこれ)。袋の大きさは、服がギリギリで入るくらい小さいものにすること。そうすれば、袋に入れることで服が圧縮されてかさばらなくなる。

一番かさばるのはスーツ。スーツが必須である旅の場合は、スーツを着て飛行機に乗る。それがどうしても嫌ならガーメントケースを持つ。

革靴を持っていく必要があり、また現地で歩き回る用のスポーツシューズが欲しい場合は、革靴を履いて移動しつつ、スポーツシューズは折りたたみできる薄手のものを選ぶ。ナイキのフライニットは結構いいし、もっと薄いものもある(例えばこれ)。

■デバイス
これは人それぞれだと思うけど、僕の場合は仕事柄結構色々持っている。

ほぼ毎回持っていく ものはPC、携帯、ノイズキャンセリングイヤホン、エアポッド(現地でランニングするため)、アップルウォッチ。追加でよく持っていくのは、タブレットPC(Kindleとしても使うし、プレゼン資料を相手に見せるときにも使う)とコンセントの変換器(国による)。

コード類は可能な限り短いものにする(嵩張らないから)。そして、アダプタやコードは全てバックパックの腰ベルトについている小分けの袋に収める。

PCはバックパックの背中部分にあるPC入れる用のポケットに入れる。書類がある場合はクリアファイルに入れて同じ場所に入れる。

■化粧品類も小分けケース活用&現地調達
頭も顔も洗う石鹸一つ。それと乾燥する地域では保湿クリーム。ワックスや靴クリームその他液体類を持っていく場合は小分けの容器を買っておいてそこに入れる。歯ブラシやカミソリは大抵現地で調達可能。腹を下した時用の薬と、偏頭痛の時用の薬も持っているが、これも薬を入れられる小分けのプラスチックケースに入れておく。

蚊がいっぱいいる地域で大活躍するのが、3回くらいスプレーを吹いたら部屋の中の虫が全て死ぬスプレー(人体への影響が若干心配になるくらい強力)。

上記に加えて、耳栓とアイマスクを、小分け袋(やはり薄手の布製)に全部入れる。そして、これらはバックパックのサイドポケットに全部入れておく。

■財布と旅券
財布は一番小さいものを使う。日本にいる時に大きな財布を使っている場合は、必要なもの(身分証明書、ビザかマスターのクレジットカード、ドル札)だけを取り出してそれを現地用の財布に入れる。

旅券(僕はパスポートは持っていない)は結構面倒で、諸般理由により10ヶ月に一度は更新する羽目になっている。結果、マルチプルのビザがついている旅券が複数にまたがってしまっているため、それらを全部クリップでまとめている。これを旅券ケースに入れている。

そして、当該旅券ケースには、旅行中にしか使わないようなものを入れている。例えば、ある国のメトロカードとか、SIMカードとか、ラウンジにタダで入れるカードとか、過去2回分のe-visa印刷物と航空券(よくトラブルに見舞われる国用)。

■必須ではないけど持っていっているもの
必要最低限のものは上記で足りるはずで、そこからは残り容量との兼ね合いになる。僕が持っていくのは、日記、カメラ、コーヒー道具、携帯スピーカー。

日記は10年連用日記を始めてもう7年目になっていて、ボロボロになってもずっと持っていっている。

写真は好きだし、仕事の様子を日本にいる人に伝えるためにも必要だからカメラは持っていきたい。最近の携帯電話なら相当いい写真が撮れるけど、何か一つの目的のために作られたプロダクトには敵わない。

カメラはライカのM8とズミルックス35mmのレンズ。Excel本の印税で買ってもう4年以上になる。ライカはこのご時世になってもUSBでバッテリー充電できないし、本体も重くて大きいし、バッテリー充電アダプタが馬鹿みたいに大きい。そしてよく故障する。しかし出来上がる絵が素晴らしいので手放すことができない(これってプロダクトづくりの理想だと思う)。バッテリーひとつで写真500枚くらい撮れるので、予備のバッテリーをひとつ購入した(このバッテリーも不当に高価)。これだけあると、2週間は特に問題なく過ごせる。

また、毎週違う場所に住む生活をするようになると、変わらないものが一つや二つはあったほうがいいなと感じるようになった。僕の場合、おいしいコーヒーと、ある程度満足いく音質の音楽が現時点での結論になっている。

コーヒーは、豆とミルとドリッパーと紙フィルターとを全て持っている。東京に住んでいると比較的簡単に入手でき、かつ品質もまあまあ高いのはブルーボトルのコーヒー豆。ミルは小型だけど十分に質が良いポーレックス。これに分解したら極小容量になるドリッパーと、紙フィルター。 これらを、バックパックのもう片方のサイドポケットに全部入れている。

スピーカーも色々試したけど、BoseのSoundLinkが一番よかった。低音が結構きちんと出る。ただ、(高望みしすぎかもしれないけど)少し音がモワッとしているので、今も継続的により良いものを探し続けている。

■追加荷物がある場合
仕事先に持っていかないといけないものがあったりする時には、Miwokのバックパックの背中にある追加ポケットに入れる。Gregoryのバックパックにはこの背中の追加ポケットがよくついているのだけど、拡張性が結構あり、かなり助かっている。

どうしようもなかったら紙袋とかに入れて手持ちするのだけど、僕はとにかくよくものを落とす・忘れるので、なるべく避けたいと思っている。なお、お土産を買うときも、嵩張らないものにすることが多い(例えば紙袋に入っている抹茶とか)。

(そのうちアップデートする予定)。

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