時間軸

ユニゾンで働いていたとき、創業メンバーの人たちはみんな結構先の予定まで見ているのを随分と不思議に思っていた。例えば、2ヶ月先に入っていたミーティングについて、「これって必要なのか」とか「時間帯を変更しないか」といったメールが飛んでくる。僕はというと、3日先の予定くらいしか見ていなくて、とにかく目の前にある仕事をガリゴリやる、というような感じだった。「どうせ先の予定なんか分からないんだから、そのときで臨機応変に対応したほうがいい」と思っていた。

いざ自分で会社を始めてみると、全く同じことをするようになった。三ヶ月先どころか半年先の予定が気になる。それは、この仕事の性質にもよると思うのだけど、投資先での仕事の時間軸がだいたい頭に入っていて、三ヶ月後、半年後はこういうフェーズに入っているはずだから、自分はこういうアクションをしなくちゃいけなくて、だからこれくらいの時間を割かなければいけなくて、といったことが頭から離れないからだと思う。特に海外・日本の行ったり来たり生活になっているので、その程度はさらに大きくなっていると思う。

これで気づいたことは、オーナーシップを持つようになるということは、計画の立て方に如実に反映されるということ。計画は当然に変わっていくものだけど、それでも時間軸を長く見据えてものを見るようになる。孫正義さんみたいに300年後を見るなんてことは、まだ僕にはできないけれども。

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