見出し画像

「待った甲斐があった」という話

職場の片隅に、廃土を入れたペール缶(丸い缶)がありまして。
店長が土を処分しようとしたところ、植物が芽を出しておりました。

よくよく見ると…
どうも朝顔っぽい。

「店長、その土処分せんと置いといてよ。朝顔、咲くかもしれんで」

と頼み、そのまま成長を待ちました。
今年の6月ごろのことです。

さて、どうして朝顔が芽を出したのか…
誰かが種をまいたわけでもないのに。
不思議ですが(笑)

さて朝顔ですが…
真夏にぐんぐん育ち、店長が張ってくれたビニールひもに巻き付きながら大きくなりました。

画像1

花はなかなか咲きませんでしたが、朝顔は基本的に短日植物(日照時間が短くなると咲き始める)なので、とくに気にしていませんでした。

店長は職場スタッフからは、

「これ朝顔と違うんちゃうん?」

と言われ続けました。
そのたびに。

「いや、これは朝顔や」

と、私は言い切っていました。

しかし9月になっても、朝顔はなかなか蕾をつけませんでした。
私も弱気になり、

「ひょっとしたら朝顔じゃないかも…」

と思い始めておりました。

疑問に思いつつも、出勤するたびに水を与えていました。
肥料は与えませんでした。

そうこうするうち…
先週、ようやくツボミらしきものを発見しました。

「いつ咲くかな、咲かずに枯れたらイヤやなぁ」

と思っていたのですが…

9月22日。
ようやく咲いてくれました!!

画像2

やっぱり朝顔でした!!!

画像3

直径2センチほどの、ほんの小さな花です。
ですが、まぎれもなく朝顔です!!!

画像4

「マメアサガオ」という、れっきとした名前があるようです。

それにしても…
待った甲斐がありました。

「なにごとも諦めたらあかん」

ということを、マメアサガオに教えられた気がします。

【追記】

うりぼうさんが、ホシアサガオとマメアサガオについて記事を書かれていたので、ご紹介させていただきます。

よかったら、こちらもぜひ。

サポートしていただけると、飛び上がって喜びます。 明日への活力、記事アップへの励みになります。 私にとってのリポビタンDです! (そこはレッドブルとかモンエナと違うんかい!)