「いい歳して」などと、物事を始められないあなたへ

数年前にスノーボード初級者(30代半ば)の方とお話しした時の事。

その方曰く「いい歳してスノーボードを始めまして…」と話されました。

確かに、実年齢より上に見えましたが、お子さんもいるとの事でしたので、そういった事が雰囲気に表れていたのかなと思いました。

スノースポーツを始めるには、30代は体力的にももう歳だと思う方もいるかもしれません。
10代、20代のスポーツなのだと。

しかし年間100日以上雪上にいる者として、スキー同様スノーボードも生涯スポーツになりつつあると実感しているところがあります。

スノーボードが日本に普及し始めてから、既に30年程の月日が経っています。

今や両親がスノーボード世代だ、という時代になり、40代、50代、60代、そして70代のスノーボーダーもいらっしゃいます。

そういった先輩方と出会うと、30代なんてまだまだこれからですよ!と言いたくもなります。

自分はもう歳だと、実はありもしないボーダーラインを勝手に決めてしまうのは本当に勿体ない。

どこで見聞きしたのか忘れてしまいましたが、60歳の時に楽器を始めようとした方がいて、この方もやはり自分はいい歳だと、結局始めなかったと。

30年後、その方は90歳となり30年前の自分の行動を憂いたそうです。

「あの時始めていたら、歴30年になっていた」と。

これが嘘か誠か忘れてしまいましたが、今が一番若い日だと再確認させてくれる、良い話だと思います。

ただ、怪我等のリスクを考えずに突っ走るのは如何なものかと思いますが、身体が動くにも関わらず、ある種の偏見があって始められないのであれば嘆かわしい事です。

私はチャレンジ出来そうな事ならやってみたい派です。

なるべく早いうちに。

あなたはどうしますか?

正解不正解、良いも悪いもありません。

ただ、私はやらずに後悔したくはないと思っています。

たとえ周囲から「いい歳して」と言われたとしても。

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