今日の師匠は小学生

「我以外皆我師也」とは良く聞く言葉で、スノースポーツでも例外ではない。

今日はスノーボードの師匠(多分小学生)を発見。

大きな壁のバンクコースを、その師匠はスイスイと滑っている。

体が小さく板も短い為、バンク内で自在に板をコントロール出来ている。

しかもスイッチで…。

昨日も滑りをみていたので、リフト乗車の様子やスケーティングから、メインスタンスがレギュラーなのは知っていた。

私も同じコースをメインスタンスで滑りきる事は出来ていたので、それで満足していた。

スイッチで滑ろうと、思わなかった訳ではない。
ただ自信は無く、スイッチライディングする事を避けていた。

そこへあの小さな師匠に出会い、自分を恥じた…。

満足したらそれ以上の上達はない。
現状維持は退化と同じ、とは誰の言葉だったか。

意を決してスイッチで入ったが、4回位までは板のコントロールが出来ずコースアウト。

5回目からは、それまでの失敗を分析して何とか滑りきれた。

メインスタンスでは当たり前に出来ていた目線の送り方や、エッジングの力加減とタイミング等、スイッチでもメインと近い感覚を得る事が出来た。

本当に、今日の師匠には感謝しかない。

憧れの選手や信頼しているコーチ、今はスマホの中にも多くの先生方がいるので、そういった方々から教わっている人も多いと思う。

しかし顔を合わせた事もない方の事を盲信しきって、自分の現状とすり合わせる事が出来ていない人も、私の周りにいたりする…。

まなぶ事は、まねる事とも言うが、自分に出来ない事をたやすくしている人の真似をするのも、上達には良いと思う。

スマホに釘付けになるのも良いが、目の前の人から学ぶのも大いにアリだと思うが、どうだろう?

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