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【天皇杯予選】 第25回香川県サッカー選手権大会 vs南クラブ

あの試合から早くも1年が過ぎようとしている。
昨年の天皇杯予選準決勝、四国学院大学戦。悪夢のような敗戦直後、選手もスタッフもどこに気持ちをぶつけていいかわからなかった。通路で泣き崩れる者、怒りが収まらない選手と同じように怒りたいがそれを抑え選手を制止するスタッフ。どうしていいかわからなかった。ただ少し落ち着き冷静に考えると単純な事だった。
勝てなかった我々に力がなかった
完全に勝てるチームになればいいだけ。

2020シーズン開幕!!

第25回香川県サッカー選手権大会(第100回天皇杯全日本サッカー選手権大会予選)。長い!!笑、略して【天皇杯香川県予選】
2020シーズン公式戦初戦の相手は香川県リーグ所属の南クラブ。
前日から吹いている風が止むどころか強さを増している生島メイン。
多度津FCのスターティングメンバーは、GK①川尻、DF⑬中土井、㉙野村、㉛石井優、㊵堀川、MF⑧大山、⑮中村(C)、⑱藤本、㉖梶山、FW⑩三原、⑳馬場の布陣。SUBにGK⑰久保、FP⑥緒方、⑨伊勢田、㉓福本、㉕赤木、㉚大西

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キャプテンマークを巻く⑮中村優仁選手。
今シーズンキャプテンとして最初の公式戦。

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風下の前半

前半開始。
コイントスで風上を選択した南クラブ、前半から積極的に仕掛けていこうと目論んだが、完全に引いて守る南クラブの布陣と相手クリアボールが風に乗り自陣GK川尻の所まで押し戻される展開にチャンスが掴めずリズムに乗れない。中央は人数が多くスペースが少ない、DF背後を狙ったロングボールも風で押し戻される、サイドから攻め込むが中央の守りは硬かった。風上の前半は何が何でも守り切る覚悟が南クラブから強く感じる。
膠着状態が続いていたが前半21分、左からのコーナーキックのチャンス、中央に合わせたボールは相手GKのクリアではじき返されるがクリアボールにいち早く反応した⑬中土井が落ちてくるボールをダイレクトでシュート、このボールが飛びつくGKを抜けゴール右隅に吸い込まれる。前半21分、中土井がこじ開け多度津FC先制。【1−0】
先制したが南クラブは戦い方を変えない。
30分、エリア右外からのFKを中央㊵堀川が合わすが枠の外。
42分、サイドチェンジから⑩三原が持ち込みクロス、中央⑳馬場がフリーでシュートも枠を捉えられなかった。
前半はこのまま1−0で折り返す。

先制点を決めた⑬中土井稔選手。

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後半は風上!! ん???

ハーフタイム
攻めあぐねた前半だがほぼ攻撃されることはなかったので風上となる後半は展開が変わるだろうと気を取り直しピッチへ。
後半開始。
んん???
状況が変わったことに気づくのにそう時間はかからなかった。
風向き逆になった???
やりにくかった前半と違い風上を有効に使おうと臨んだが空の状況が変わる。
状況は変わったがやることは変わらない。粘り強くチャンスを作るだけ。
前半の得点がいいヒントになる、引いて守られているがセットプレーは有効だ。
後半55分、前半のFKとほぼ同じ位置、エリア右隅外からの直接FK、㉖梶山のキックが中央㊵堀川頭にドンピシャで合うとボールはゴール右隅へ吸い込まれる。しかし副審の旗が上がりオフサイド。チャンスを物にできず。
またしても膠着状態、多度津FCは65分、⑳馬場に替え㉚大西を投入しリズムを変えにかかる。
80分、⑱藤本に替り⑨伊勢田が入る。
試合も終盤の82分、多度津FC右からのCKをファーサイドで折り返したボールが南クラブのハンドを誘いペナルティキックの判定。すぐさまボールを拾ったのは⑩三原。⑩三原はこのPKを冷静に流し込み多度津FC追加点。【2−0】
終盤、途中交代で入り躍動していた㉚大西が右サイドで相手DF2人を交わすと中央に綺麗なクロス、中に飛び込んだ⑧大山がフリーでヘディングシュートを放つが相手GKのスーパーセーブ、しかしこぼれたボールに瞬時に反応した⑩三原がこれを押し込みダメ押しの3点目を決める。直後に試合終了。【3−0】で準決勝に駒を進めた。

公式戦初戦の難しさを粘り強く退け次戦につなぐことができました。準決勝まで1ヶ月空きますのでもう一度鍛え直して次戦に臨みたいと思います。本日も寒い中応援ありがとうございました。準決勝は3月22日(日)生島メイン10:30キックオフ、対戦相手は

四国学院大学サッカー部です。

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